16・どうやらやっちまったようです
皆さんこんばんは。いつも読んで頂き、ありがとうございますm(_ _)m
実はお願いがあります。1つは誤字です。間違えていたら教えて下さい。漢字がもはや分からない〜。もう1つはR15指定にはなっていますが、文章やばかったら教えて下さい。R15指定がどこまでオッケーなのか良くわからないんですー。宜しくお願いします。
「アッシュ君!ごめんね」
今は出来ることをやるしかない。私が作った解毒剤をこのまま使っても効かない可能性がある。
まずは傷口より心臓に近い部分を強く縛る。とりあえず何も無いから私のニーハイソックスでいいか。
それで傷口を出して解毒剤で消毒して持参したナイフで傷口を拡張し毒を吸い出す!
昔テレビで見た気がする。
何もしないよりいいはずだから…
「頑張ってアッシュ君!」
口に含んだ解毒剤をアッシュ君の口に流し込む。
ファーストキスだったらごめん!
うわーん。私はファーストキスだよ…なんて言ってる場合か!
「アッシュ君!アッシュ君!」
何度も解毒剤を口の中に流し込んだり傷口にかけた。何度も何度も。
「アッシュ君!頑張って!」
「――――――マリア嬢?」
嘘っ!?アッシュ君が目を覚ました。心無しか青白かった顔が色を取り戻したようだ。とりあえず回復魔法もかけておこう。
「良かった… アッシュ君 無茶し過ぎ!」
自分でも泣いてるんだが笑ってるんだが訳解んない。
だけどアッシュ君はもう大丈夫な気がする。本当に良かった。
ぞわっ 背筋を這うような寒気がした。緊張が一気に解け、忘れかけていた感覚が研ぎ澄まされていく。
あっ、私 尿意我慢してたんだった…
「ちょっと… 周りの様子を見てきます。オースティン君、アッシュ君をお願いします」
「うんっ…」
完全に戦意喪失しているショタっ子。
まあ、自業自得だしょうがない…
さて、ちょっと急がないとやばいかも…
立ち上がろうとしたら
「行くな!」
アッシュ君に腕を掴まれてしまった!
勘弁してくれ、漏れてしまう!
「直ぐ近くを見てくるだけです。危険を感じたら戻りますので大丈夫です」
「そばに居てくれ…」
あいたたっ。握られている腕が折れちゃうぞ!恩を仇で返す気が!こいつ…
このままではマジでお漏らししてしまうかもしれない。
顔からは嫌な汗が出ているのが分かる。限界だ…
「離せ!いいか?絶対に付いてくるなよ?付いてきたら殺す」
アッシュ君の手を振り払ってダッシュで近くの林に入りました。誰も居ないことを確認して…
ああっ~ 幸せ…
あらっ?さっきは急いでいて気が付かなかったが、目の前に黒い水たまりがある。なんだろう?
不思議だなぁと見ていると私から出た小川が水たまりに合流した。
すると眩い光と共に黒い水たまりが透き通った水へと変化した…
「おっどろき… 私のアレッて泥水を聖水に変えちゃうの?笑える〜」
まあ、冗談はさて置き、そろそろ戻りましょう。
戻ったら先生方と王国騎士団がいた。
「無事だったかマリア嬢!オースティンとアッシュから話は聞いた。お手柄だな」
「いいえ。わたくしは当然の事をしたまでですわ」
「所で偵察に行っていたと聞いたが何か変わった様子はあったか?」
「あっいや、ありませんわ!」
「そうか… ではやはり捜索するとしよう。ポイズンスネークが出たこの辺りに何かありそうだ。」
「へっ?この辺りをですか?」
間抜けな声がでてしまったと思う。今この近くをうろちょろされては困るのだ。だって私の…
「あっ!すっかり忘れていましたわ。先程怪しい黒い水たまりがあったのです。詳しい話は学園で致します。怪我人もいる事ですし、ささっ皆様一旦学園へ戻りましょう」
「それば何処だ!マリア嬢場所を教えてくれっ今すぐ!」
「うっ魔力切れを起こしそうです!今すぐ学園に戻って休まなくては何も話せません」
「仕方ない… 全員一旦学園へ戻る」
ふぅ、一安心だ。
蛍のケツが疑わしい目でこちらを見ているし、ショタとアッシュ君が気まずそうな雰囲気を醸し出しているが知ったこっちゃねえ。
あぁ、この後どうしよう…




