工作/【回想】フロート
「──工作、ですか……」
古びた屋敷内に、ねっとりした女性の声が響く。彼女は薄暗い部屋のなか、大きな竪琴らしい楽器を持っていて、真っ赤なドレスの裾を床に垂らしながら、そのそばで弦を弾いていた。ポロロン、ポロロン、と物悲しい音がする。
その演奏を見守りながら、ナナカマドは直立していた。大事な報告があるためだ。
「あちらが転生しても喧嘩がしたいと思って合わせてきているというのは、本当だったのですね。人間と言うのは何かと恋愛の話が多いので、いつでも発情したいという言い回しだと思っていました」
「? えぇ、そのようです。あそこの社長がハンター側と通じていることはわかっていますが、半日何をしているのかも探らせたところ……
やっぱり妨害工作が絡んでいるようでした」
「へぇ……ふふふ。どのような妨害工作を?」
「バニラ──ではなく、『あの彼女』に、会議に行きたくない、という証言を取ろうとしていました」
「あら。ふふふ。どうやってぇ?」
彼女は一度顔を起こすが指に嵌めた器具を、その白く細い指につけなおし、また竪琴に気を向ける。弦で指が擦れると慣れていても血が出てしまうこともあるが、彼女はこの楽器を気に入っていた。
「黄身と白身方式ですよ」
「あらぁ……それって、黄身と白身どちらが好きかを聞いて、黄身と言わせて録音するってことでしょぉ? 詐欺じゃないの」
「レイメアも、過去にやらかしたことがあります。やつらの手です。証言、証拠、なんでもでっち上げて」
しっ、と『彼女』は、ナナカマドの唇に人差し指を向ける。
「あぁんまり、そういうの言わない方が良いわよぉ……警察だって居るんだから」
「すみません」
彼女は再び演奏をする。なんの曲なのだろう、心にある琴線、そのものを揺さぶるような、どこか切なく響く音だ。
「偶然ではありますが、今回、『彼女たち』が赴いたことで黄身を言わせることは阻止しました」
ナナカマドは堅苦しいスーツ姿のまま一歩前に踏み出た。相変わらず此処には場違いな格好だ。苦笑いする。
彼女、の方はその場から動くことなく、緩やかに歌うように話した。
「──だけれど、目をつけられたでしょうね。魔法魔術会議への参入妨害は、社長らが決議を送らせるべく望むことでしょうし……」
そう。目をつけられた。いつかはそうなると思っていたが、こんなに早くその末端からにらまれるとは、つくづく人生はうまく出来ている。こんなに早く目をつけられる程だ。嫌な予感がする。会議だけなら、想定内ではあった。しかし漠然と社長の思惑はそれだけでは無いような予感がする。
「そろそろ、『戦闘用の司書』を配置しておきましょうか」
彼女はふと、ぼうっと彼の方を向いた。
魂が連れていかれそうになる、吸い込まれるような真っ赤な目。
ナナカマドは咄嗟に目を反らした。
「そうですね、それも定めかもしれません。あそこは今の時代でも珍しく、純正の本が多いですからね」
コピーされた模造品ではなく、筆者の魂と意志に基づいた本のことを純正と呼んでいる。
彼女たちにとって、なにものにも代えがたい価値があるものだ。
文字は呪文の基礎であり、そして何より込神町に古くから伝わる魔女の伝承に従って、図書館だけ人間と異種族の両方から異様に保護されている。人間にはわからないらしいが、これらには時間の記憶や魂の記憶がそのまま残っている資料であり、武器であり、貴重な資源。
――――しかし近代では、他者の内容をトレースするだけの模造品などが増え、本の筆者の姿ではなく『他者の姿を映してしまったり』も起きている。
これにより、魔女が望みを叶える知識を文字から得て、呪文を精製する際、
事故や災いが起きてしまうことも多発していた。
彼が答えるなり、興味を失ったかのように竪琴を爪弾いて、彼女は歌う。
見た目よりずっと若々しい、少女のような声だった。
森の朝は早い
とりのこえがするよ
わたしはパンを焼き
やぎのちちをしぼる
らららららら らららららら らららららら……
(2021/8/123:32)
※森 https://nico.ms/sm39797762?より
・・・・・・・・・・・・・・・
「コトちゃんってさ、性格とか昔リルの恋人だったあの猫に似てない? タイプだったりして」
少女の、声。幼馴染みの、あの子の。
いつもどおりに笑って答える。
「そうか? あいつは私より背が高かったけど、コトは私とそう変わらないくらいだぜ」
「あぁ、そこだいじ」
彼女が、キャハハハと高い声で笑う。
私はクラスで背が高い方だったし、がさつだったから──よく、少年と間違われていた。自分より強くて自分より身長が高い相手があまり居なくて、なんとなく、虚しくて。
──無事で、良かったです。
「…………」
「リル?」
「めちゃくちゃ身長が伸びるかもしれないしな。そのときに考える」
「もぉ!」
「でも、本当に、あいつが『────』なのか? だとしたらお前は」
「わからない、でもね、私、それなら運命に従おうと思っているのよ」
……なんだか、頭が痛い。あつい。さむい。あつい。さむい。──痛い。
目を覚ます。
「────」
ホテルの一室だった。
「あれ……帰ってきたんだっけ」
(7章から移植)
――雑踏の中にいると、本当に漂っているみたいだ、と『彼』は思った。
数年かけてうまく『彼女たち』の中に馴染んできたけれど、それでもやはり、大した力のない彼には人間の側にいたほうが幸せなのではという思いが募っている。
そういうとき、こうして人ごみに紛れていると、自分の何か、失いかけていたものが補われていくかのようで、潤っていくかのようで、ときどき、一人で仕事終わりに雑踏に飛び出している。
ビルを眺めながら、適当に横断歩道に出会う順に曲がり、車があると曲がり、ふらふらあるいているときに、ややふくよかな、はげた饅頭体型の男が声をかけてきた。
「フロウじゃないか、元気にしていたか?」
誰だろう。そう、思って一瞬首をひねった。それからすぐ、昔事務所に来たことのある、カメラマンの一人だと気付いた。
「ほら、俺だよ、昔、『雑誌のこと』で、お宅に電話をかけたじゃないか」
「あー…………」
『あの炎上』の写真を撮っていた一人も彼だったな。
育ちのよいお坊ちゃま風の丸い髪型の後頭部をがしがし掻きながら、フローは苦笑いする。このまんじゅうの名前が思い出せない。小柄で貧弱な自分の肩と、目の前のまんじゅうの肩幅を比べると少し哀しくなりそうだった。
ひとつ真っ先に思い出したのが、彼は『人間側』だということ。
「魔法使いっていうのは、前の戦争から人間におびえて暮らしているんだよ。本来なら自分が不在の間に力を奪われることを恐れ、家から一歩も出ることは無い。実際そのようなものも多いと聞く。ちょっと脅かしてやれば安いものだったな」
「そうですね」
「あのときは、すごく、助かった、世話になったよ」
思い出すのは、彼が仕事でマネジメントしていた『彼女』のこと。
こぶしを握る。嫌いってわけじゃなかった。だけど……目の前で、あの才能を見続けるのは、彼には辛かった。だからこそ『人間側』のみんなが以前から計画していた、わざとやらせを仕組んで活動休止に追い込む話に乗ってやったのだ。
「謀反がいつ起こるかもわからない。認めたくないが、力に関してはやつらの足元にも及ばない……早く、早く、いい動機が見つからないものか……この写真だけじゃ、足りない、もっと」
「ですが、僕が今、派手に動いて反逆者として疑われるのはリスクが大きすぎますよう」
自分を助けてくれた恩人が、反旗を翻すなんて、なんて残酷なんだろう。
そう思いながらもにやけてしまう内心を抑えられない。
自分の中にある、自分に何も無い気持ちが、抑えられない。
「そうだなぁ……まぁ、一仕事やってもらったのは確かだしな。あのときはスカッとしたよ。神やらなんやらしか使えない神聖な力、だなんてばかげたこと、誰が言い出したんだかねぇ。俺は、納得いかない。今だって支配しているのは人間。俺らは、彼女らに神聖さなんかかけらも感じちゃいない。そんなもん野良犬に振る舞ってやる!」
こぶしを振り下ろし、意気揚々とこれからの人間の未来について語ろうとしている彼の眼には強い闘志が燃えているようだった。
どうしてそこまで憎むのだろう。そこまで他人を貶すことに全力なのだろう。少し隔たりを感じる。けれどなぜか他人事とは思えない。
フローは複雑に入り混じった共感と同情を覚えていた。
「……はい。しばらく、何もせず様子を見たいと思っています」
「了解、とりあえず、ここであったのも縁だ。何か予定が無いならうまいもんでも食いにいかないか?」
少し迷ったが、頷く。
どうせ今夜は仕事も他に行くところも無く、少し気分を転換できたら帰って寝るだけだ。案外出かければ、ぱあっと気が晴れるかもしれない。
……そんなわけで、二人は食事へと向かった。
いくつかの細い路地裏を通り抜け、電柱が林みたいになっているところを抜けて、看板がずらりと壁に張られた通りに出てくる。
その先のごちゃごちゃした瓦屋根が連なる薄暗い一角をしばらく行くと、今度は嘘みたいに明るいネオン街に着く。
彼らが向かったのはその、町の夜の光と闇の、光側のある方角に多く連なる外国料理店の多い場所――の、なかになぜかぽつんと混じっている日本の定食屋だった。
「ほらぁ、屋敷って、あるだろ?」
がらがらと勢いよく引き戸を開け、やってきた店員にいきなりビールを頼みながら、饅頭がへらへらと席に着く。
フローは相槌を打ちつつ、向かいに座って、壁に掲げられた木の板のメニュー表を眺めてみた。
からあげ、うどん、ごはん、てんぷら……
店員が「なににしますか」と聞いてきたので、うどん、焼き鳥、天ぷら、白米などを頼んで店員を見送る。
それからなるべく顔を寄せて小声になって話した。
ぎりぎり座れる席はあったものの、店の客のスペースはすでにほとんど埋まっていてあちこちに人が居る。誰かが聞いているかもしれない。
「屋敷って、あの屋敷ですよね……宮家から枝分かれした、その、神族とか呼ばれる、凄い力のあるっていう」
今でもその力は健在で、過去にも何度かそれ絡みのことが話題になったとかなんとか。
「そうさ、国が大事に守ってきたそれさ。それをまず俺は、どうにか虐げてやりたいと思っている」
饅頭はにやり、と悪い顔をした。
「それって、国家転覆をもくろむと見られても仕方ないやつでは……さすがに、僕はそこまでの面倒はちょっと」
そうやって外に飛び出した人が昔もいたらしい。
けれど、最終的にどうなったかまでは詳しく知るものは居なかったので、どうしてよいのかと少し戸惑ってしまう。
「わかっているさ! それでも、俺らだけでもやる。あいつらへの恨みはずっと前から募っている」
もともと世界を統べていたのは魔法遣いの多い国だった。
しかしそれゆえに、戦争が絶えず、皆が競い合った。
「日本という国は、最終的には、過去を悔い、戦争を嫌った。魔法を表向き見えなくし、力の無い人間に居心地が良い場所となったんだ。
だからこそ『北にある故郷の国』を逃げ出したやつや、無理やり追い出されたやつが大勢集まっている。他の国よりも力が無くても混ざることが出来やすいからな。だから、ここで安い賃金で、ときには誰かのものを奪って泥にまみれてときに理不尽なレッテルから目を背けて……それでも、国に帰るよりはマシだっていって、毎日耐えて過ごしてきた。
北に戻りたくは無い。
あそこは、戦争ばかりだからな。だがあの、均衡協定のとき。
俺よりも『まだ随分若い小娘』が、魔法が遣えるってだけで、国の補助をし、随分な出世をするかもしれないとわかった日には
猛烈な嫉妬にかられ、不満や恨みが一気に爆発した。小娘に与えられるだろう地位を全員でリンチして乗っ取ってやろうと画策してしまうほどに悔しかった」
分かるような、分からないような。
フローはぼーっとした。
饅頭の頭がつるりんと光って、頭上にあるランプを照らす。和紙が張ってあるお洒落なものだった。
「リンチしてのっとるも何も……魔法は使えるんですか」
「使えない。使えないし、俺は所詮は底辺の仕事しか出来ないだろう、わかっているさ。だけど、目の前で!」
「失礼しマース」
呼び鈴のようなものがなり、おぼんを抱えて女性店員が入ってくると、注文した品を確認する。
「うどん、焼き鳥、天ぷら、ごはん……でヨロシカッタデスカ?」
熱くなっていたところに割りいられて饅頭が顔を赤くする。
そういえば、名前、何だっけ……
2020.09/25.1840ー09/2717:01
背後で扉の開閉音が続く。
客がまた入ってきたらしい。案内の声を聞きながら、はっと現実に戻される。饅頭は嬉々として
注文を受け取り、こちらに皿を回してくれる。
店員が去ってから「どうかしたか?」と聞いてきた。
「あ……いや。その、名前……」
実はなんだったか、よく思い出せなくてとフローが苦笑いすると、彼は太い指を力強く打ちならして笑った。
「なんだ、忘れたのか」
「神ならざる者の番人、扉野だ、覚えておくように」
「……はぁ」
彼の太い指が、油で滑るのを見ながら複雑な気持ちになる。
なんだろう……なんだろうこれ。
特に見るものがないとはいえ、ゴツいおっさんの指を見ても食欲などわかないのに、なんで眺めてるんだろう。なんの意味があるんだ。
フローは仕事の疲労が滲んできた頭でそんなことを思い浮かべた。これは目線のちょうどいい位置に彼の手が置いてあるのがいけないのだ。
ちょっとよくわからない肩書きの二つ名は聞き流そうと思う。
目の前の、ほかほかした海老や蓮根、かき揚げなどの天ぷらを見ながら──聞き流そうと思う。
神ならざるって普通に人じゃないか。
「お。手羽元、おっさんにはちょうどいい味だ」
手羽元なんか頼んだのか。
テーブルに届いた皿の一つ、小皿には確かに手羽元のさっぱり煮用のスペースが用意されているみたいだった。たれがべったりと乗っている。
だいたいうどんと焼き鳥くらいを把握していたが、気付かなかった。まあ、全問正解でなくてはならないわけではないけど。
「大学入試を受けたときを思い出すなぁ。そのとき別の所だけど饅頭と手羽元を食べてて。まあ落ちたんだが、それからは交互に食べるのが好きなんだよ」
「いいですね、そういう、思い出~」
いろいろと馬鹿らしくなって、箸を手にする。
とりあえずさっさと食べてしまおう。
食事をしながら、目の前を見る……と、クッチャクッチャと扉野から汚い咀嚼音。
おえ……。こういうときならまだ、キャノと食べた方が随分楽しいなと、そんな僅かな未練にフローは我ながら苛立ちと悲しみの混ざる感情を覚える。自分で、マネジメントして、追い込んだんだから。本当は彼女に何が言えるわけでも無い。
ぼーっと悲観的になっているときに、ばん、と机を叩く音がして我にかえる。
「魔法使いにっ! ビクビクしてるようじゃ……俺のやりたいことは出来ないんだよぉ!」
「もう酔ってるし!」
まだ食べ初めて10分やそこらじゃないか。
しばらくクッチャクッチャしていた扉野さんは今度は涙ぐみだした。
「おらおら、酒持ってこーい……!」
「……あぁ」
酔ってる相手って面倒なんだよなぁ。
「俺は、魔法遣いを、倒して……っえぐ、っ……倒して、自分のやりたいことをやるんだ。裕福になって、自分を妨げるものなどなにもないっていってやるんだ、あの地位を奪うんだ。魔法なんて、探せばどこにだって遣い手がいるさ……っうぐっ……今じゃ、カルト宗教団体とかがバックで人間が扱える力の開発を進めてるみたいだし」
──この場合、人を倒さないと彼の望みは達成出来ないのだろうか?
まるでそれは目の前にあるわかりやすいゴールにすがって、それさえあればあとは完璧であると自分の目的を相手にすり替える典型的な失敗する人だ。
フローは何かを思いだしながら、思う。
失敗から学ぶ人と、成功から学ぶ人。
失敗から学ぶことが出来ない人は、良い例、強い例、成功した例を倒す方に向かいがちだ。
それしか見えない為周りが制止しても聞かない。そうやって死んだ者も、いたっけ。
「ただ、強い相手に、自分の弱さをすり替えているのは、僕も一緒か……」
饅頭、いや、扉野に言えることもない。弱いから、その弱さから目を逸らすから、何度後悔しただろう。
タカユキ暴走も、そうやって起きたんだ。
黙々と食事をしながら、考える。
力を持つ相手を──自分にはかなわない相手を、タカユキは避けることが出来なかった。
こんな台詞を言うのも虚しい、安っぽい、出来るなら言いたくないけれどフローは少し泣きそうな声で扉野に向き合った。
「自分が恵まれないからって理由で屋敷に近付くのも、宮家の神族に関わるのも──僕は反対です。それは、さすがに、侵してはならないと思う。僕も人間になりたかったけれど、ほとんど力がなくても魔族だから言えることがあります。
力を持つものは本当に、生まれたときから僕らとは比べものにならない……」
『彼女』もそうだった。
人間と魔族の間に生まれたから、リルと違って人里に近い場所で暮らしてきて人間の感覚の方が近いなどと言って謙遜しているが、それでも、女性だ。理由はわからないがこの世界は魔女の方が魔力や霊力が圧倒的に強い。これは初代の王の影響と言われている。
だからだろうか、彼女たちが得ている力は、やはり、どんなに体力をつけたって身に付かない。
どんなに苦労したって、差は歴然としていた。
魔族内でも女にすら勝てない自分。
人間にも馴染めない。
弱くて、惨めで、だから、だから────
「ぐー」
扉野は寝ていた。器用に皿やおぼんを避けて机に突っ伏している。
「おい! 寝ないで! 扉野さん! おはよう!」
彼を揺さぶりながら、思い出す。
──あの指名手配のとき。
表面的に庇いながら、口が軽いうっかりした奴のふりをしてプライベートを売るついでに、彼女の自尊心を歪めてやりたくて、こういうときばかりと『女性』の持つ世間のイメージをふんだんに盛り込んだ噂も流したんだっけ。
初めて、彼女が女性で、自分より若くて良かったと思った。 ただ、手配しても捕まりはしなかった。何故なら彼女は一度に多数に催眠をかけられるからだ。だけど、自尊心くらいは歪められたのではとか、いや彼女がこの程度で歪むわけがない、とか、今も気になって仕方ない。
それから──あんなにうまく逃れていたくせに、ある日いきなり焼肉屋の屋根の上に居たのが、『あの人』が呼んだとはいえ、不思議なところだ。
(2020年9月30日08時50分)




