第2話:和鵺の交渉
前話とは少し書き方などを変えてみたので読みやすくなったかもしれません。でも、それは読みにくくなったかもしれないということです。・・・・なんかプレッシャーが尋常でないんですけど。
「お邪魔しま〜す、っと」 普通科の校舎に元気よく入った僕は、廊下に人がいるのを確認してから魔法科仲間を捜すことにした。
「さて、あの5人はどこにいるかな?」
必死に脳内会議を繰り返した結果、魔法科仲間の候補をなんとか5人まで絞れたのだ。
その5人の中にはひとりだけ先輩がいるので、後で二年生の教室に行かなくちゃいけない。
「なにはともあれ、4人を捜さなきゃ―――って、なんで一年生の教室前に先輩がいるんだ?」
候補に入ってる雪峰静《ゆきみねしずか》先輩がなぜか教室前でうろうろしていた。
放っておくと後でなにか言われそうな気がするので声を掛ける。
「お〜い、雪峰先輩〜?」
「・・・・・・この声は和鵺?」
こっちを振り向くと腰まである長い髪が流れるように雪峰先輩の首の動きについていく。
雪峰先輩はとても整った顔立ちだろうけど、鼻から上が前髪で隠れていて本当のところ誰も雪峰先輩の素顔を見たことが無いらしい。閉じた口からは長い八重歯が覗いていて、物静かな所と相成って猫のようなイメージを相手に与えさせる。
「・・・・・和鵺、久し振りね」
「そうですね。よく考えたら、結構久し振りだったんですね」
時の流れって速いものだなぁ、としみじみ思う。
「そういえば、雪峰先輩はこんな所で何をしていたんですか?」
「・・・・・和鵺を捜してたの」
「僕、ですか? それならちょうどいいや。僕からもお話というかお願いがあるんで」
「・・・・・・お願い?」
「はい。実は―――」
――事情説明中――
「魔法科・・・・・」
「雪峰先輩、やっぱりダメですか? そうですよね、一年間普通科で勉強してたんですもんね」
そう言った僕に対して雪峰先輩はこう問い掛けてきた。
「・・・・・それは置いといてなんで私に・・・?」 ・・・・・・これは下手な答え方をすると、告白と間違えられるぞ!!
細心の注意を払いながら頭をフル回転させる。
―――よしっ、これなら大丈夫だ!!
「雪峰先輩は中等部の頃に仲良くしてもらいましたし、それに・・・」
「・・・・・・それに?」 今回の説得のポイントはここからにあると言ってもいい。それぐらい次のセリフは重要なのだ。
僕は思いついた何個かのセリフをわかりやすくまとめて、噛まないように声をだした。
「それに・・・どうせ勉強するなら、やっぱり好きな人と一緒に勉強したいですしね」
「・・・・・和鵺。いきなりそんな告白みたいなこと言われても困る・・・」
なぜか雪峰先輩は顔を真っ赤にして俯きながら、そう言ってきた。なんか顔が赤すぎて茹でたカニみたいだなぁ。
・・・・・・ってあれ?今、僕、告白みたいなこと言ってなかった?
いや、今僕は確実に告白してた!! マ、マズイ!! なんとか誤解を晴らさないと!!
「ち、違っ・・・!! そういう意味じゃなくて、一緒にいて落ち着く人って意味です雪峰先輩!!」
「・・・・・どっちにしろ嬉しいから困る・・・」
「うわぁぁぁぁっ!!もう一体どうしたらいいんだ!?」 どんどん悪い方向に向かってる気がする。
こうなったら、話をずらすしかない!!
「そっ、そんなことより、魔法科に一緒に編入してくれるんですか!? してくれないんですか!?」
「・・・和鵺がいるなら別にいい」
「そうですね、そうですよね。ダメですよね――ってええっ、いいんですか!?」 予想外のオーケーに本当にビックリした。っていうか、僕がいるならとかいうのが理由って、そんなに簡単に決めてしまっていいんだろうか。
「ありがとうございます雪峰先輩!!」
「・・・お礼なんて別にいい」
ほかならぬ和鵺の頼みだから、と雪峰先輩は付け加えた。僕は意外にも雪峰先輩に好かれているのだろうか?
「じゃあ、始業式が終わった後に家に来て下さい」
「和鵺の家に!?」
「は、はい。用事が無かったらでいいですけ―――」
「よろこんで行かせてもらうわ!!」
ど、どうしたんだろう。いつもは名前通りに静かな雪峰先輩がなぜか興奮しているように見える。返事もすごく速いし。
まぁ、オーケーしてくれたんだからいいか。
「あ、僕はあと4人を捜さなきゃいけないんでそろそろ行きます」
「・・・・・あと4人?」
あ、元に戻った。っていうかさっきの説明の中で言ってなかったっけ? 忘れてたのかな?
「ええとですね、さすがにひとりだけだとさみしいですから5人ぐらいかなと思ってるんですよ」
「・・・・・それでその4人も家に呼ぶの・・・?」
「呼びますけど、どうかしたんですか?」
「・・・・・別になんでもない」
あれ? 雪峰先輩、なんか怒ってない? よく見ればその頬も膨らんでるように見えるし。
「あ、あの、雪峰先輩?」
「・・・・・それじゃ、和鵺の家で集合ね」
ぷいっと顔を背けて雪峰先輩が去っていく。
興奮したり、怒ったり、さっきの雪峰先輩は表情が豊かだったなぁ」
そんなことを言いながら教室に入っていくと、見知った顔を見つけた。候補にも入っている奴だ。
「ねぇ、忍。なにやってんの?」
「ちょっとな、新しい発明品でも作ってみようと思ってたんだ」
そこには、魔法科+超能力科のため、あの4本の柱を造った偉大なる父を持つ篠崎忍《しのざきしのぶ》がいた。
髪型は特筆すべき所があまり無い、少し長めの普通の髪型。顔はなかなかに良いと思うけど、性格というかその発明品というかがすごく問題なので、あまり女子にモテたことはない。こいつと幼なじみの僕が言うんだから間違いない。
ところで、新しい発明品って、なんだろう? ちょっと気になるから聞いてみよう。
「で、今回は何を作ってるの? それ、普通のカメラみたいに見えるけど」
よくぞ聞いてくれた、と言いながら忍がそのカメラらしき物を僕に見せ付けてきた。
「聞いて驚くなよ? このカメラは―――」
ゴクッ
一体どんな発明品だというのだろうか。忍が間をたっぷりと空けるから僕はとっても気にな―――
「このカメラは撮った被写体が全裸で全裸で写るというスグレモノだ」
―――りすぎて頭がおかしくなりそうだ。
「っていうか、それっておもいっきり違法だよね?」
「この俺がそんなものを恐れるとでも思ったか?」
な、なんだ!? 明らかに犯罪者の言葉なのにとても神々しい!!
「で、そのお値段はっ!?」 これは今すぐにでも買い求めなければ!!
「今回は少しお安くして、税込みでなんとっ!!」
「なんとっ!?」
財布の紐をこれでもかというぐらい、握りしめる。
「―――10万円でのご提供です!!」
「それはそれは・・・・」
ピポパ プルルルル
僕はポケットから携帯電話を取り出して110番をプッシュした。早くこの違法カメラを明らかにぼったくりな値段で売り付けようとしている不埒な輩を警察に通報しなきゃ!!
「まっ、待て和鵺!! わかった。わかったからその携帯電話を渡せ!!」
「イヤだ。・・・まぁ、カメラの値段を大幅に下げてくれたら考えてやってもいいけど?」
「・・・・・しかたない。カメラの値段を下げてやろう。くそっ、開発費もバカにならないというのに!!」
「誰がバカだってこの変態野郎っ!!」
「お前のことはバカにしてないぞ!?」
えっ!? 違ったの!? てっきり僕のことだと思ってのに!!
熱心に(?)忍と値段の交渉をしていると突然後ろから声が掛けられた。
「和鵺に忍、面白そうな話をしているじゃないか」
「お前は・・・なんだ、透じゃないか」
「なんだとはなんだ」
声を掛けてきたのは僕より背の高い上塚透《かみづかとおる》だ。
こいつは中等部でクラス替えの時に僕と出会う前はその名前を口にするだけで不良が逃げ出すほどにケンカが強かったらしい。まぁ結果的に言うと、すごく荒れていたわけだ。
それがなぜか、僕と同じクラスになって、僕とよく話すようになってからというもののケンカをしたという噂をあまり聞かなくなった。実はその理由は僕も知らないので、また今度聞いてみることにしよう。
「で、そのカメラがどうかしたのか?」「そうなんだよ、透」
「聞いて驚くなよ? このカメラは・・・・・」
「「被写体が全裸で写るんだ!!」」
綺麗にハモった僕と忍の声に透の目がこれでもかというぐらい見開かれる。
「そっ、それは本当の話なのか!?」
「本当だ」
「で、気になるそのお値段はっ!?」
うんうん、男として正しい反応だ。でも、それを聞いてしまうとすごく後悔することになるのに。
「今回は10万円でのご提供です!!」「・・・・・・拳と足、どっちがいい?」
訂正。どうやら、後悔しなければならないのは忍のようだ。
「よく考えたら、なんでこんな物を売っているんだ?自分だけで楽しんだらいいじゃないか」
「あ、確かにそうだね。なんで自分だけで楽しまないの、忍?」
僕なら絶対にそうしてるのに。
「そんなことをすれば、俺が大量出血で死んでしまうじゃないか」
そうか、鼻血が止まらなくなるのか。納得だ。
そんなこんなで透と一緒に値段の交渉をしているとまたまた声が掛けられた。僕って人気者?
「お〜い、和鵺く〜ん!!」 おや? 今度は廊下から声がする。っていうかこの声の持ち主は今、保健室でグッスリ寝てるはずなんだけど。
廊下に出て、声のする方へ顔を向けてみる。見えたのは手を振りながらこちらへ走ってくる人影。
「そんなに走ったら転んじゃ―――あっ」
そしてその人影は―――
ズシャァァアアアッ!!
―――見事に転んだ。
「うわぁ・・・・・・なんかものすごく既視感を感じる」
今朝、転んで擦りむいた所が少し痛んだ。
「痛たたた。転んじゃったよ、あはは」
ものすごく派手に転んだ真泉さんは元気よく笑っていた。タフな娘だなぁ。
「大丈夫? 真泉さん。」
「あ、うん。だいじょーぶだいじょーぶ。」
「それならいいんだけど」 本当にタフな娘だ。
「そういえばありがとう」
「え? 僕、なにかしたっけ?」
「職員室まで運んでくれたんでしょ?」
「あぁ、今朝の話か。別にお礼なんかいいのに」
「いやいや、そんなの悪いよ。それで、そのお礼なんだけど、食べられるものがいいかなと思って、」
ちょうど小腹も空いているしナイスタイミングだ、真泉さ―――
「カラシたっぷりのシュークリームと、ワサビたっぷりのシュークリームを用意してみましたっ」
・・・・・・真泉さん、君は僕を殺すつもりなのかい?
「どっちがいい? ねぇ、どっちがいい?」
頼むからそんな期待に満ちた顔をしないで、真泉さん。この二択はどっちを取っても僕がのたうちまわることになるから。
こんな時には僕の頭の中で繰り広げられる脳内会議に任せるしかない!!
超高速とも言えるスピードで頭が回り始める。
そして、僕の脳内会議はひとつの回答を出した。
『二択だから迷うんだ。選択肢をひとつにしろ』
カラシたっぷりのシュークリーム。ワサビたっぷりのシュークリーム。どちらを取っても地獄に堕ちるというならば―――
「僕は僕に忠実に生きる!!」
ふたつの地獄行きのチケットを一気に口の中へ放り込む。
「えっ!? ちょっと和鵺くん!?」
ふふっ。さすがの真泉さんもこの行動には驚きの色を隠せないみたいだ。
こうやって、ふたつ一気に食べてしまえば互いの辛さが衝突し合って辛さが消えるはず―――
バタン!!
「か、和鵺くん!! だ、大丈夫!?」
―――もなく、むしろ複雑に絡まり合って倍増したあまりの辛さに結局僕は倒れてしまった。
余談だけど、カラシとワサビたっぷりのシュークリームは凶器に等しい味がした。
◇ ◆ ◇ ◆
「う、う〜ん・・・・。ここはどこだ・・・・?」
目を覚ますと、僕は保健室のベッドに寝かされていることに気がついた。
「ふぅ、なんとか意識は戻ったぞ」
透が交差させて僕の胸の上に置いていた手をどける姿が目に入った。
・・・・・・心臓マッサージ!? 違うよね!? 僕は生死の境をさ迷ってなんかなかったよね!?
「和鵺くんおはよう。大丈夫?」
男にしては少し高くてそれでいて女にしては少し低い、この声は・・・・
「やぁ、みつ・・・き・・・・?」
「どうしたの?」
「み、海ぃ月ぃぃぃっ」
「えっ!? ちょっ、なにをす―――うわぁっ」
ベッドから飛び出て僕が抱き着くとビックリしたような声をあげるこの美少女の名前は愛河海月《あいかわみつき》といって、誰もが認める美少女だけど、どうやら戸籍上は男となっているらしい。僕はこれっぽっちも信じちゃいないけどね。
そんな美少女もどきが、いつもは首の下辺りまで垂らした男にしては少し長めな髪をツインテールにして現れたのだから、僕の理性など微塵のかけらも残ることもなく吹き飛ばされてしまうのはわかってもらえると思う。なんというか、もいど真ん中ストライクなわけだ。
「ちょっ、やめてってば!!ホラ、皆も見てるしまだ明るいし!!」
「愛河、その拒み方は余計に和鵺を興奮させるからやめたほうがいいぞ」
透の声がするけど今は透なんて気にしている場合じゃない。
「そ、そんなはずは――― ってうわぁっ!? 和鵺くんが制服の上着を脱ぎ始めたぁ!!」
誘ってるよね!? これって誘ってるんだよね!?
「和鵺くん! 僕らふたりとも男の子だよ!? だから・・・・・・ね?」
「・・・・・・海月ならいいや」
「なんでそうなるの〜!?」
「スマン。さっきの上目使いは、正直俺もグラッときた」
「そんな、透くんまで!!」
「そのお詫びといっちゃあなんだが助けてやる。おい和鵺、そのへんでやめとけ(ボゴッ)」
「ハァハァ、海月!ハァハァ、海つ―――ぐはぁっ!!・・・・・・はっ!! 僕は一体なにを・・・・!?」
「よかった・・・・。正気に戻ってくれたんだね」
涙目の上に上目使いの状態で僕を見上げてくる海月を見ていると、なぜだか罪悪感がものすごくする。とりあえず謝ってみよう。
「大丈夫、海月? ゴメンね、僕がなんかしちゃったみたいで」
「えっ!? なにも覚えてないの!? ・・・・・・ちょっとだけ嬉しかったのに・・・・ボソボソ」
「え? よく聞こえなかったから最後の所、もう一回言ってくれる?」
「それは俺も気になるな」 やっぱりこれは透も気になるらしい。
「べ、べつになんでもないよっ!?」
それにしては目の泳ぎ方が尋常じゃない気がするんだけど。
「ほぅ、愛河にはそういう趣味があったのか」
「透くんはやっぱり聞こえてたんじゃないかぁ!!」
「え? 海月にどんな趣味があるって?」
「だからなんでもないってば!!」
むぅ、気になる。まぁ、いっか。海月に会えたんだし。
「おっす、元気か?」
「和鵺くん、ゴメンね。大丈夫?」
「・・・・・・和鵺、大丈夫?」
おや? 真泉さんに忍に雪峰先輩までいる。ということは・・・・・・いつの間にか魔法科仲間の候補が全員集合しているじゃないか。ちょうどいいや、雪峰先輩には二度目になるけど、皆に交渉してみよう。
「皆、実は話があるんだけど。雪峰先輩は二度目になっちゃうんですけど、まぁ聞き流してください」
「・・・・・わかったわ」
――事情説明中――
「―――というわけなんだけど・・・皆どう?」
皆に訪れるしばしの沈黙。
「私はいいよ」
まず、そう言ったのは真泉さんである。
「いいの!? ありがとう、助かるよ!!」
「俺もいいぞ」
「ありがとう忍!! 君が居てくれると色々と助かるんだよ!!」
主にその類い稀なる変態なセンスにより生み出される発明品が。
「僕も・・・いいかな」
「本当に!? 君と居るとなんだか元気になれる気がするんだよ!!」
「・・・・・・なんかちょっと嬉しいな」
主にそうやって照れてる顔もまたカワイイ所とその性格に。
「俺も構わんが・・・・」
「ありがとう!! 君と居ると―――」
「ただし、条件がある」
―――そのただでは了承しない所がとても腹立たしいんだよ。
「で、条件ってなにさ」
僕がつまらなさそうに聞くと、透はなぜか自慢げな顔をしてこう言った。
「なんでも、魔法科では一学期の最初に受けるテストの点数で初期魔力値とやらを決めるそうじゃないか。そこで俺の条件は、そのテストを受けずに初期魔力値をこっちの要望通りにしてもらいたい。そうだな、控え目にして中の上で許してやろう」
・・・・・・どんな条件を出してくるのかと思えば・・・・
「・・・・・セコっ!!」
「黙れ!! いつもテストで10点以上を取ることの出来ないお前に言われたくないわっ!!」
「ふざけるなっ!! ギリギリ10点は取れるっ!!」
人をバカにするんじゃない!!
「・・・・・・冗談で言ったつもりだったんだが、まさか本当にその程度だったとは・・・・」
「くそっハメられた!!」
透がまさか、こんな頭脳戦まで出来るとは・・・!!
「いや、ハメられたもクソもないだろう。お前、やっぱりバカなんだな」
「うぅ・・・・、わかったよ、その条件をのめばいいんだろ!?」
「それでいい。それで」
ニタニタ笑っている顔がまた、とても腹立つ。いつか絶対に復讐してやる・・・・!!
でも、これで魔法科仲間ができたわけだ。一応お礼を言っておかなきゃ。
「透以外の皆、本当にありがとう」
仇敵を除く皆に満面の笑みでそう言うと、忍ともちろん透を除いた全員が顔を赤くして俯いてしまった。なんだろう、誰が一番早く顔を赤く出来るか競い合っているのだろうか?
とにかく、それぐらいに女性陣の顔は赤かった。
「それじゃまた僕の家で」 そう言って保健室から出ようとして、大事な事を忘れていることに気がつく。 危ない危ない、これだけは言っておかなくちゃ。
「そうだ、透」
「ん? なんだ和鵺」
「これから暗い道を歩く時は気をつけてね?」
僕は青く染まっていく透の顔を見ながら、今度こそ保健室を出た。
と、いうわけで今回も駄文なわけですが、お楽しみ頂けたでしょうか?っていうかこんな後書きまでよんでくれる人はいるのか!?少々不安ですが、そんなことでめげている僕ではないのです!!第3話の執筆も頑張らねばなりませんしね。