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我が人生の懺悔録  作者: アルファオメガンマ
小学生編~大人不信の出来上がり~
3/10

幼少期〔小学校卒業まで〕3

小学校6年生の時の事だ。


この時、俺の20代前半迄の犯歴を確固たる物にする出来事があった。


即ち、冤罪だ。


良くある話では無いだろうか?


素行の良くない生徒が居る学級で、給食費なり私物なりが盗まれる。

そしてその生徒が犯人になる。



正にそれが起こっただけの事だ。


俺に被せられたのはとある生徒の、万年筆が無くなったと言う犯人役だ。


勿論アリバイはあった。


俺を含めて殆ど全員が授業に出ていたのだから。



当然無実を主張したし、授業の担任にも証言を頼んだ。


しかし、教師は俺を見たのか記憶に無いと主張した。


総勢15名程度の授業で俺を見ていない訳は無く、逆説として記憶に無いとなればどうなるか?


当然に、アリバイを捏造したと責められたし、少数の仲のいい友人の証言も封殺された。


結果として、犯人は俺に決定。


最終的に、万年筆は生徒の自宅で母親が使用していた事が判明した。


それに伴い、俺の無実は証明されたのだが…。



もしも生徒や教師連中が後始末をしっかりしていれば俺の未来も変わったかも知れない。


予め言っておくと、言い訳にしかならないと理解している。



もう分かったかも知れないが、一切の謝罪は無かった。


それどころか俺に責任転嫁してきた位だ。



曰く、普段からの行いがこういう事を招くんだ!


だそうだ。


それはそれとして、謝罪すべきは謝罪しなければならないだろうと、子供ながらに思ったものだ。


況んや、教師連中自身が間違いを犯したなら謝らなければイケナイと口を酸っぱくして俺達を教育していたのだから。



俺はこう思った。


大人は信用するに値しない。


それに、力があれば理不尽を正当化できるし、正論を捩じ伏せられるんだと。


もちろん、ここ迄筋道立てて思った訳ではない。



こんな感じの事を、苛立ちと不信感と共に考えていたという話だ。


小学校ではこんな感じだった。



当然俺は荒れに荒れた訳だが、その辺はもう少し後の出来事である。

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