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ゲートと異世界と探索者  作者: 悪役
7/12

初の能力

クラス:完全な器。

このクラスを所持していると、適正を無視して、全てのクラスを習得出来るようになるという効果。


クラスは、職業とか言われることもあるもので、魔法、技、スキルとも違う特殊能力が付随する。

クラスの有名なもので言うと、戦士系は、体力の成長率が上がる効果があり、盗賊系は、倒したモンスターからステータスをランダムで奪う効果がある。


クラスは、適正がある者が、条件を満たせば、身につけることが出来る。

難しい条件もあれば、簡単な条件もあるが、1つのクラスを身につけるのには、だいたい1か月はかかると言われている。



「アカル兄、今日はどうするの?」


「魔法とかの訓練したいかな。」


「頑張った妹に労いはないの?」


「…どこに行きたいんだ?」


「買い物!」


その日は、灯花の買い物に夕方まで、つきあわされたので、訓練はあきらめた。



さらに次の日、朝から父に呼び出される。

「座間先生から入学祝いだそうだ。」


それは、紹介状だった。

2枚ある。

それぞれ、縮地の技、テレポートの魔法の師となる者への紹介状らしい。


「1週間後に会いに行くから準備しておくように。」


「準備か…。」


「集中のスキルは絶対、身につけておくといいだろう。それから肉体操作、肉体精密操作、魔力操作、魔力精密操作のスキル、見切りの技、空間魔法の空間把握のうちどれかはもしくは全部、向こうで時間短縮できるから覚えておくといい。」


「…わかったよ。ともかくがんばります。」


「そう難しく考えなくていい。今日の予定は?」


「また、異世界に行きたかったです。」


「そうか…。明日は、私が同行しよう。」


「父さん。忙しいのでは?」


「管理ゲートの様子を確認するのも仕事だから大丈夫だ。それに、アカルのレベルじゃ、長くて20分くらいしか潜れないだろうからな。」


「やっぱりそうなんですか?」


「長く潜っても体に取り込めるマナには限界がある。限界まで、取り込んだらあとは、体調が悪くなるだけだ。」



今日は、集中のスキルを取ることに時間を使おう。

ついでに、剣を振るう。

家庭講師の座間先生に教わったことを思い出しながら、精一杯振り続ける。

太陽が高くなり、食事に呼ばれるまで振り続けた。


食事の後確認すると、スキル:集中LV1、下級剣術:LV1、技:ゾーンLV1が身についていた。


午後は、スキル:集中を精神力が尽きない程度に使いつつ、魔法の鍛錬を行う。

魔力は体に対して、影のように存在するものなのだとか。

それを上手くコントロールし、体に適応させていく。

最初のイメージによって、どんな魔法使いになるのかが決まる。

例えば、魔力の中心を片手の平にすれば、手のひらから強い魔力を放出できるようになるが、身体強化などは手薄になる。

身体強化を狙いたいなら、体全体へ血管のように広がる魔力を意識すると良いのだとか。


もっと複雑な設計をする人もいるが、それは、かなりの魔力のある人にしかできないし、センスも問われる。


俺は、とりあえず、身体強化型の魔力イメージにした。


夕食の時間の前に、切り上げ検査。


技:ゾーンLV1

スキル:集中LV2 、下級剣術LV1 、


魔法系は、難しいようだ。

だが、能力が上がることへの言いしれぬ達成感がある。

みんなは、こんな世界で生きていたのか。

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