学院生活の始まり
2週間と少しくらいあった高等学院への入学の時間はあっという間に過ぎる。
俺は、家でギリギリまで技、魔法、スキルを鍛え、ゲートでレベルを上げ、無理矢理体を作るということを繰り返す生活をしていた。
おかげで、能力もかなり上がった。
アカル・シジョウ
保有マナ量 LV25 相当
強化回数 25
クラス
壊れた器 LV∞/∞
完全な器 LV1/1
空間魔法使い LV100/100
基礎能力
生命力 37 成長率G
体力 35 成長率G
魔力 36 成長率G
精神力 37 成長率G
回避距離33 成長率G
回避速度33 成長率G
知力 32 成長率G
運 32 成長率G
魅力 36 成長率G
耐性
毒10、麻痺10、気絶10、石化10
混乱10、魅了10、
火10、水10、土10、風10、
雷10、氷10、
星0、滅び0、死0
技
…ゾーンLV63、縮地LV1、気配察知LV1
魔法
…空間把握LV367(空間属性)、魔力察知LV1(無属性)
スキル
…集中LV62、下級剣術LV73、肉体操作LV64、魔力操作LV62
加護…なし
称号…なし
俺の通う高等学院は、灯夜兄さんの通っていた桜花の系列で、その中でも人気のない学院である。
というのも、場所が離島にあり、全寮制で、卒業するまで帰れず、そして何より厳しい。
そんな学院。
俺がこの学院を選んだ理由は、入学出来る中で、一番レベルが高かったから。
まあ、選べる状況でもなかったのも理由ではあるが…。
学院に入学する生徒は、朝9時に、船に乗りさざなみ島という島に移動する。
待合の建物の中には、新入生らしい生徒がたくさんいた。
桜花さざなみ高等学院。
ざっと、40〜50人くらい。
普通の学校にしては少ないのか?
そんなことを考えている俺をよそに、すでに生徒たちは、コミュニケーションを取っている。
以前から、友人であった者たちもいるみたいだ。
俺の友人…。
同じ年齢の貴族階級の3人を思い出す。
赤髪の暴れん坊。
金髪のナルシスト。
黒髪の研究オタク。
あいつらは、どうしてるかな。
俺の周りの人もざわつく。
俺も声をかけといた方がいいのだろうか。
こういう時どう声かけたらいいんだろう。
わからん。
あんまり、ベタベタするのも違うと思うし。
待合の建物の隅に移動していく俺。
結局、誰にも話を出来なかった。
隅の方には、先客が2人いた。
1人は、金髪のメガネをかけた本を読んでいる女の子。
どことなく、友人に似ている。
そして、凛とした雰囲気の黒髪の女の子。
こちらは、目をつぶっていて、俺が近づいた時だけ片目を開いてすぐ閉じた。
二人とも自然体でいて、俺は、話しかけず、少し距離を置いて、立っている。
やることもないので、集中とゾーンを使って、空間把握をしようとした。
その瞬間、凛とした女の子が、俺の目の前にやってきて、いきなり頭にチョップをした。
無駄の無い隙の無い動きだったため、俺はまともにコツリと食らう。
「…?」
面食らった俺に、女の子は耳打ちする。
「空間把握は、気配遮断して使わないと、皆にばれるから使わない方がいい。喧嘩売ってるとみなされるよ。」
「…そうなの?」
「そう。特に女子とかに無闇に使うのはセクハラにあたる。」
「それは…危ないな。」
「そう。危ないの。気をつけて。」
隣で、本を読んでいた金髪の女の子は、俺を、少し非難する目で見ていた。
俺は、空間把握には気をつけようと思うのだった。




