空間魔法の才能
「空間魔法は、とても大変で、最初に覚える空間把握がLV10000くらいないとまともに使えないと思った方がいい。もし、空間把握のレベルがそれくらいになったら正式に弟子にしてあげる。そんなレベル。」
「はい。」
「他人事みたいに思ってるけど、四条の長男は空間把握LV10000超えてる。次男はもう1年かかるかな。妹ちゃんもLV5000くらいある。」
「そうなんですか?」
父は、頷いた。
「空間魔法に目覚めるのは簡単。意識を世界に接続するだけ。何かあっても空間把握LV10万超えの私が、なんとかしてあげる。」
エリーは、言うなり杖をこちらに向けた。
俺は、気絶した。
目を覚ますと、西日が差し込んでいて、皆が心配そうに俺を見ていた。
「起きたか。」
「申し訳ない。まさか、ここまで適正があるなんて思わなかった。」
俺は、少し、変な感覚があったが、大丈夫そうだった。
「父さん、心配してくれてたの?」
「いきなり倒れれば当たり前だ。」
「炎は、マジで焦ってたからな。」
「言うな。はずかしい。」
「本当に申し訳ない。」
「大丈夫ですって。それより、空間把握は身についていますか?」
「いきなり、LV154で身についてる。クラス:空間魔法使いもLV43。ついでに、気配察知の技と、魔力察知の魔法も覚えたみたい。」
「なんで、そんな急に…。」
「エリーの作ったわけわからん空間を把握するのが、それだけ勉強になったということだろう。」
「でも、なんでだろう。やっぱり、空間魔法の適正がすごいのかな。まるで抵抗なく、水が流れるように把握されちゃった。」
「それは、まあ、それだけ才能があったのかもな。」
父が、完全な器のことをはぐらかす。
「ふーん。その子予約。人生ひまだと思うようになったら弟子にしてあげるから。世界を把握しよう。」
小五郎は、エリーを口説いていたが、最後まで「小五郎はいらない。」と言われていた。
空間把握も研究室の外で使うと、普通にうまくできた。
あの研究室の空間が把握するには膨大すぎたみたいだ。
「空間把握の才能はあったようだが、体がそれについていかないことには意味がない。見切りは早急に覚えること。でないと、見えている壁に突っ込んで怪我みたいなことになりかねないからな。」
「わかりました。」
小五郎は、エリーが絡まないとしっかりしているようだ。




