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第5章 銀河連邦 第02話 銀河連邦へ

この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。


 唐突に、意識が戻る。視界がもどり、感覚がもどり、体感がもどる。

 時間感覚がおかしい。長いとか短いとかが混在している意識はなんだ?。


「転移完了:これより、巡航速度に移行する。」

「宇宙酔いしませんですか? 時間感覚が狂いますのでね。しばらくすれば、体が補正します。

 転移は、時空の隙間を通るために、時間と空間を捻じ曲げるので、戻る時、先ほどの時空を体が感じていた記憶と、新たな時空の差で、酔うわけです。 これも慣れですね。」


 なんか親切にされているのだが?


「あの、通常艦長は、司令室から命令をだして、いるのではありませんか? ここでいいのですか?」


「あーー。戦闘でもないので、どこからでも、命令はできますよ。

 それに、司令室へ行くと、貴方一人では暇でしょうから、私が話し相手になります。」


「あとどれくらいで着くのですか。」


「 13分20秒ですよ。 

 レベル7は連邦の中枢区域で厳重な防衛が敷かれてます。

 私の権限では入れない場所です。」


「そんな事話してもいいのですか?」


「退屈でしょうからね、10分で、この銀河連邦の情報を貴方に与えます。」

「この機械フルフェイスのヘッドギアをかぶってください。

 銀河連邦紹介コース:をセットします。

 10分程で、銀河連邦の一般教養が学習できます。

 心配しなくても、銀河連邦では皆知る権利があり、来訪者にも権利があります。

 いちいち、説明するのがね、面倒なのですよ。」


 機械学習もおわり、円盤に二人でのり、指定の場所まで移動。

 浮遊する円盤に乗り、艦長と僕 艦長が何かつぶやくと急激に動くが、振り落とされもしない。

 当たり前の感覚を認識する、学習効果だね。

 しばらくすると、進行方向に巨大な円形のホールが見える。

 入り口へ入ると指定された位置、ホール全部が見渡せる中央に着地。


 中から見ると、巨大な卵の底にいる感じ。

 殻の面に、無数に蠢く種族、種族毎に、円盤にまとまっている。遠すぎてわからん。

 立つ者、座る者、ふわふわ、かちかち、表現できない者達。

 円盤が浮遊する議席なのかな。

 何百もの種族。 腕が4本ある物、球体、液体、立方体。


 僕は、裁判の真ん中 周りは、裁判官が円環を作る 10人ほど。

 さらに、その後ろが全ての種族の壁に埋まっている。 3次元だ。 


 ここが、銀河評議会の公聴会の場所なのだなと。


 中央 、頭上に半透明の立体映像のグランドAI。

 目が僕を睨んでる。威圧が激しい。

 よく見ると、人間ぽいが、人でない事は、すぐわかる。

 顔面が左右均等、均整が取れすぎている。

 人間的な揺らぎが一切ない。


 なるほど、完璧をもとめる、AIには妥協はないとな。

 計算された、誤差なし、効率100%を 体現し、

 完璧の自分と不完全な相手をはじめから見せつける。

 外交手法としては、下作も戯作、お子様レベル。


 つまり、この親玉さえ、納得させたら、あとは従うシステムだ。

 親分、致命的欠陥がある=完璧であること。


 勝ったな。(ふふふ) 


「では、これより公聴会を始める。」


高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。


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