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第4章 チート全開 第26話 欧州が燃えている

 未来都市は遅々として進まず、都市が協力しない。

 犯罪が増えるのに、進まない計画、責任は、大統領にあると、難癖つける。

 大統領の権限がアメリカと違って、非常に弱い。

 議会権限が強く、法案が通らない。

 結局は、付け焼き刃の連邦だったと化けの皮が剥がれた。

 理念も理想も、倫理も無い、過去の栄光にしがみ付く、老いた鯨だった。


 流石に、これは、切れた。

 我がタツヤに喧嘩売るとどうなるか、教えてあげよう。


 新聞、テレビ、ネット、SNS あらゆるメディアを使って、欧州官僚政治家達の、

 醜聞を洗いざらい、載せた。 

 広告枠は買えるだけ全部買った。


 24時間、連続で流される「欧州政治家・官僚の腐敗の記録」。

 高級住宅街の“AIメイド奴隷”

 愛人三人を囲う市長

 移民政策を口実に中抜き

 環境、軍事、麻薬ビジネスの収益構造

 警察トップの暴力動画

 法務大臣の汚職文書

 地方議員の未成年買収

 犯罪ビジネスを語る録音データ


 我が社の渉外部AI監査チームはすべて事前に持っていた。

 封印していた ブラックボックス(パンドラの箱)を解き放っただけ。


 ニュースキャスターが声を枯らして、訴えている。

「市民を守らない金満政治家!

 自分たちの安全はAIメイドに任せ、市民には説教!

 その数 1000人以上。

 冗談ですよね?

 警察トップが犯罪者!?

 法務大臣も犯罪者!?

 デストピアですよ!!」


 欧州が燃えている。

 イギリス・ロンドン   

 フランス・パリ   

 ドイツ・ベルリン   

 ロシア・モスクワ  

 スペイン・マドリード   

 イタリア・ローマ 


 暴徒は歓声を上げながら破壊を楽しんでる。

 本当の市民は家に引きこもるしかなかった。

 貴方達には、申し訳ない。


 覚えていろ、借りは返す、3倍にしてな。


 暴れているのは、楽しんでいる輩、血が好きな奴ら、うさばらし。

 殺人

 放火

 強姦

 強盗

 暴行

 薬物取引

 銀行襲撃

 警官による暴力

 市長の脱出指示

 官僚の買収や逃亡

 酔っ払い、カツアゲ、威力業務妨害、特殊詐欺、セクハラ、パワハラ、

 一切合切、個人の守秘義務?そんなもん紛争に関係あるか。

 記録はすべて、証拠として保存された。

 夜間でも、人混みでも、暴徒が覆面をつけようが関係ない。

 虫AIミニオンを全てに撒いた。

 欧州大陸に10億体。

 壁の隙間、地下鉄の穴、天井裏、排水溝。

 人間が入り込めない空間まで全てを覆う。

 1人に1体 ツーマンセル 余裕だよ。

 トイレまで付いてゆくからね。

 こんな事が起こる前提から開発はしてたから、即実行したわ。


 大統領府、深夜。

 欧州連邦から緊急回線が入り、代理人が泣きながら訴えた。

「た、助けてくれ……! 欧州が崩壊する……!」

 タツヤは冷たく返す。

「知らないね。

 自分たちで撒いた種は、自分たちで刈り取りなさい」

 回線は切れた。


 1週間後、燃え残りから反撃開始だ。


 新聞・TV・ネット・SNS あらゆるメディアを使って、

 欧州動乱犯罪者達の犯罪現場を写真と動画で、乗せる。

 顔

 年齢

 動機

 動画

 日時

 犯行の瞬間

 “犯罪地図”がリアルタイムで赤く染まっていく。

 情報量はA4千枚相当。分厚いファイルとなって各警察に届く。


 お前達に、人権はない、死人・弱者の人権を踏み躙ったのだからな。


 目には釘を歯に毒をだよ。


 女性ニュースキャスターは震えて言う。

「守る側の警官も犯罪者でした。

 市長も、議員も、企業家も。

『倫理デバイスがなければ、街は歩けない』

 これはもう欧州の自画像です。

 自我AIをポリスにしたほうがよほど安全です!

 子供たちを……この街で育てたいですか?」


 犯罪者は政治家だった

 警官は暴力装置だった

 都市は腐敗した既得権益で動いていた

 市民の代わりにAIだけが真実を記録していた

「倫理デバイス」がある者だけが信用できる


 そして、欧州はようやく自らの姿を直視することになる。


 歴史ある荘厳な歴史的建造物、光輝く清潔な広場

 裏に入れば、デストピアがそこにある。

 着飾った美しい女性達、紳士然とした男性達も、

 裏に入れば、デストピアがそこにある。


 文明発祥の土地も権力者も市民も仮面で生きている。

 仮面の欧州連邦国家であった。

 仮面が無いと生きられない世界。

 子供達に仮面の付け方を教える世界。


 もう嫌だ、本音で話そう、自分らしく生きたい。

 怯えて暮らすのは嫌だ。

 弱き市民は、自分が行動しないと、街が、家族が、歴史が、消えると痛烈に感じている。

 そうだ、本音で話そう、自分らしく生きたいから。


 そんな彼らの手助けになりたい。

 タツヤは倫理デバイスのCMを発信した。

 

 貴方・家族・友人が安全で暮らせる空間を倫理デバイスがサポートします。

 自我AIは人です。共に歩む仲間で隣人、友人です。

 共に手を取り合い、子供達に未来を残そう。 

 貴方の手で 新生 欧州連邦国家 を作るのです、子供達の未来の為に。

 

 人民革命を成し遂げた名も無き人々、民が主と謳った人々、

 高いメンタル、誠実な人間性、探求心、郷土愛

 この大地には歴史に刻まれた誇りがある。

 それが 市民 だ。

 新生 欧州を作る資格が 市民 にある。

 誇りある遺産を糧にして、新たな世界を作るのは 市民 しかできない。

 市民よ、立ち上がれ、新たな世界は市民を必要としている。


 (プロパガンダだね、でも自信喪失状態には必要、使い方次第さ。)


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