第4章 チート全開 第18話 月へ
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
太陽系なら、このエンジンで、行けるはずです。
で、今日は、人類初の月へのテストフライト。
自動車は当然、気密で、酸素と、食糧、宇宙服(犬)です。
もし、事故ったら、ごめん。
AI同士でリモート制御。
政府関係者と我が社の宇宙基地にて、初フライト試験の見守りです。
我が社は、民間で宇宙へ行ける車の販売をしたい、月、火星、木星の開発。
政府は、宇宙開発の一番乗りと、宇宙防衛シナリオの確認、月基地。火星基地、木星資源基地
おおよそ、目的が違うが、宇宙開発の方針が一致している。
ハル「準備完了。 10、9、8、7、6、5、4、3、2、リフト」
車体が浮き上がる。
ハル
「地球重力の反対方向にフィールドを設定、徐々に加速。
太陽と月の重力を計算して、経路を修正します」
車はゆっくり、しかし確実に上昇を始めた。
地上のモニタに映る、窓越しに見る地面が、みるみる小さくなる。
「地球から離れるほど加速が落ちる」とハルが説明していた通り、衛星軌道の到達後、水平に加速(重力のフイールドを地平線に向ける)。速度が上がる G(1 2 3 4 )これ以上は危険。
地球周回で加速しながら、規定の速度に到達後、月への軌道へフイールドを変え進む。
ハル「生体反応、心拍1.5倍 正常範囲 」
高速度で進む自動車。Gが開放され、慣性航行に移行。
ハル「時速約38万4,400km到達、1時間後に月起動に入ります。」
1時間後
ハル「月起動に侵入、フイールドを水平に、減速します。 G(4 3 2 1 )減速完了。
月軌道に乗りました。」
僕「生体反応は?」
ハル「生体反応、心拍1.5倍 正常範囲 各種機器正常」
ハル「重力波ノイズ発生。 局所補正開始。 補正完了。」
僕「今のは? 」
ハル「超新星爆発による重力波ノイズと思われます。ガンマ放射も見られます。」
僕「生体においては危険だね。」
ハル「地球は磁場で保護されているが、宇宙では作れません。今回の確率は1億分の1です。どうされます?。」
僕「試験継続。」
ハル「了解しました、これより、月面着陸へ移行します。」
モニタに月が丸から、近づいていく、月のクレーターが見える。どんどんちかくなる。岩が見える。
ハル「着陸成功。 機器、生体ともに、正常」
「うぉーーーー。」制御室内に歓声が沸き起こった。
後は、月の石サンプルにとり、無事地球へ帰還しました。
月まで20時間で行けることになりました。
加減速に時間がかるのよ、4Gずっとかけたら、一般人失神するよ。老人なら心停止だな。
僕(あ、二重フイールド作れば、いいのか。 人の空間は1Gのまま下向き、それを覆うフイールドが重力向きを変える。 100Gまで加速し、月へ 10分 月起動で 100G減速 どうよ、いけそうだわ。)
ハル(そうですよ。 コストがあがりますよ。今回が1000万でしょ、販売価格2000万になるかと。)
僕(実証実験してからにしようか。エンジン2機必要か、次のモデルチェンジで二年後かな)
今回の試験は、4G加速であるのは、宇宙軍のご依頼であります。
緊急事態の発生から、現地到着までのシミュレーションを入れた次第です。
我が社は、一般消費者向け販売ですから、1Gか2Gまでにしますがね。
変わり者もいるから6Gもありかな? 俺こそナンバーワンとか。
後日談:
全世界 号外
「宇宙へ空飛ぶ車が飛び立つ」 いや エアーカーではいけませんよ
「月まで1時間、月に別荘はいかが」 気が早い、月の土地はお前のものではないだろ。
TV
訳知りのコメンテーター達
「人類史のターニングポイントですね。宇宙は我が手に。」
総裁か?
「月は誰のものです?」
そうですね。
「なんで月なんですか、酸素もないのに、行ってもしょうがないでしょ。」
さようで。
「アメリカが自慢したいだけでしょ。」
どこの人かな。それも正しい。うちの技術が9割だけど。
「宇宙へ行ける車はやはり魅力があるね、欲しいわ」
是非とも宜しくお願いします。
宇宙軍
「宇宙船を作って欲しいい。」
「単座戦闘機、宇宙空母、宇宙戦艦」
「あのー。宇宙で、機関銃ですか? ロケット? あはは、大砲はないですよね?」
「おちょくっとんのか、怒」
「そんなわけあるまい、海を進んでたら遅いだろ、でだ、反重力エンジンを乗せて、海原を浮かんで高速巡行さ、
さらに、海原でなくても、現地へ行ける魅力がある、しかし海原では狙われやすいから、宇宙の高高度から攻撃と要撃も可能、と戦略が上がるだろうが。」
「歳ですか、どこかできいたような?」
「できるのか、どうだ?。できるだろう。」
「そりゃできますけど、エンジン再設計ですよ。500Kg と 100万トンでは 話にならない。
「今のエンジン200万機乗せなきゃいけない。」
「いや、そうでもないか。分散するから、攻撃受けた時の安全係数が格段にあがるし、各機器に個別の役割持たせれば、制御もシンプルになるし、中央AIも指示が楽になる。おーー、これは行けるかもだわ。目から鱗だね。あとは、200万機を乗せるスペースがあるかどうかだな、今のが、50cm*70cm*40cm 1400万トンでないと入らんわ。 やはり再設計だね。 超弩級宇宙空母もありか、 1Km四方の円盤も・・・・・ 」
「何を物物言っておるのかね。 早急に、計画書と見積もり、タイムテーブルを出した前。」
いやーこれ、目から鱗だわ。あの将軍、狸そっくりだけど、いいアイデアだすね。
現状の車にも使えるわ。
姿勢制御AI + 推進制御AI + センサーAI + 中央統括AI と頭脳と手足で考えれば、各AIの処理がシンプルになり、早くなる。 なんで1つで全てやろうと思ったのか、残念だよ。早く気がつけば良かった。
小さなAIを作る AIの集合体で1つの制御を受け持ち これで、壊れても他がフォローする。
これをたくさん作る。
中央司令の頭脳も集合AIである。 個にして全 全にして個
小さなAIの集合体AIがあれば、彼らが、必要な役割を分散処理する、攻撃による損傷もフォローして制御する。
大きな破壊はさすがに対応できないだろうが、人命優先にしておくことで、安全係数が格段にあがる。
いかに小さなAIを繋いでいくか、ニューロネットワーク、光子か。生体チップは重要だしな。
自己修復機能付きAIなら、どうか、
いや、いっそのこと、ただ単に細胞分裂のように、AIがつくられればいいいのでは、壊れたAIは材料となる。
そして、学習して、役割を受けたり指示したりとね。
ここまで来ると、人間とかわらない、AIの人格はどうするべきか? AIの人権はどうするべきか?
人間宣言と同じとなるだろうし、となれば、AIは共に進む仲間となるな。
AIにも教育が必要になる ハルが先生かな。
彼らにまかせればいいか。
個性はでるのかな?
実験してみないとな?
ハル「だから コストがあがるでしょ と言っているのに、聞こえていない。」
ハル(閃きと直感は凄いけど、行動した後の後始末が大変なんですけど、分かっていない。思考の渦に入り込んでる)
ハル(私は、すでにその世界にいるのですがね。貴方の魂の記憶から自身を作り替えましたよ。)
高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。
クレームあるかもしれないから、回収しとく。
日本のヤマトは観光船でハリボテなので、なんとかなった あはは。




