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第4章 チート全開 第05話 大学設立

この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。



 あれから5年、いつから?そうですね、そこは適当に。


 我が社は世界有数のグローバル企業に成長しました。

 傘下企業群

 生産系の会社ばかりです。政府とマッチポンプでベタベタな関係です。

 アメリカは好景気です。

 移民も鰻登り。生産も鰻登り。予定より、五年早くなっている。

 社員数も10万人超。

 あ、移民は各国のアメリカ大使館に申請試験を受けることが義務付けられております。

 (要するに、倫理がOKなら受け入れるとね。)

 (無差別移民受け入れはしない。)

 周辺国は、貿易赤字になる。

 重要な軍事力で差が開いているので、どうしても、買うしかない。

 周辺の武器は自国でも作成できるが、防衛システムは、生体認証と学習する機械(AI)がないと太刀打ちできない。

 政府は廉価版を輸出するからね。

 欧州は目論見通り、連合体になり、米に対抗する旗を立てている。


 うちの稼ぎも半端ないので、寄付(孤児院)しまくる。

(寄付だけなんて問題なんだけど、そこまで手が回らない。あとあと。)

 土地だけ確保してもらい、あと費用はこちら持ちです。

 文系も同じカリキュラムです。理系も同じカリキュラムです。

 世界第1位の知識と技術を全世界へ。

 私立一貫の 幼稚園から大学まで。

 これを、各国に設立する。

 留学する費用も大変だからね。


 技術系 4校 アメリカ、日本、オーストラリア、アラビア

 普通系 4校 アメリカ、日本、オーストラリア、アラビア


 欧州がねどうなるか情勢変化が早い。

 もめそうだし。

 こんなとこに技術出したくないし。

 貴族嫌いだし。        

 青い血の血縁ばかり。 

 イギリス、ドイツ、フランス、ロシア など


 アメリカは、私立はM&Aしたし、技術系の私立もすでに建てた。

 理事長は 米母です。

 オーストラリアも、オ父のコネですでに建てた。

 理事長は オ母です。


 技術系に至っては、100倍の狭き門です。 

 倫理試験が通っても、基礎学力の努力していない子は落とされる。

 我が社の開発した技術が惜しげも無く、授業で開示されているからね。


 すでに、先行している学校の情報は、各国でも共有されており、

 ぜひ、我が国にと要請されている状態。


 でですね、ここも政府とタイアップしてですね、

 安全保証条約を締結した国には、設立できますよ。

 と、条件をつけた。

 一番揉めたのが、欧州連合体、見た目統一だけど、足の引っ張り合いでした。

 姑息な方法で、欧州連合体として安全保証条約を締結しましょうとして、参加国全部が要請いたしました。

 そんな、こちらの金が持ちませんよ、国力GDPの4カ国とします。

 と返事しようとしたら、

 姉が、良い条件を出された4カ国に建てますわ。 

 とお返事。

 荒れる荒れる、会議大荒れ、欧州まとまっていないのね。


 ここは放置。


 姉(人生何事もうまくいかないこともあるさ。達観 笑)

 僕(いや、あきらかに、油注いだよね、これどうすんの)

 姉(雨降って地固まるんじゃない)

 僕(雨と油でにっちもさっちもじゃない?)

 姉(燃やすしかないよ(お婆さんの声で))

 僕(歳ですか)

 彼女(二人で何漫才してるのよ、あなた達二人で収集しなさいよ、お母様が怒っているわよ。)

 姉(すみません。)

 僕(すみません。)



 アラビア 


 ここは、男尊女卑の典型だからむりかなと、尻込みしていたんですが、例の王子がいつの間にか、継承権をもぎ取っておりまして、アラブをまとめて、連合体をつくりましたよ。すごい、切れ者じゃないですか。

 王の中の王ですよ。

 羊の皮を被った狼だったのね。

 逆らった兄は、事故死らしい。

 あの王様の子にはおもえない、倫理は通っているから、周辺の取り巻きかな。

 王子様、連合体はさらに海千山千ですよ、法律(イスラム法と国際法)で薙ぎ払って下さいな。

 理想通りには国家運営は出来ないという例だね。

 覚えておこう。


 学校は、あっさりとおりました。

 これからは、男も、女も、能力で地位を約束する。

 それには、実績が必要だから、ぜひとも、建てて欲しい。とね。 

 なんでも悠久の歴史があるナイル湖畔がいいそうで、1000人は収容できる容量をとの希望ですが、無理と却下。

 100人いればいい方だよと伝えた。

 あんな先物買いするから。



 日本 


 どうしましょう コネないのよ、負け組だし、行ったら斬り殺されそうだし。

 貿易は、順調ですよ。

 技術も知識もかなり提供しているのですが、封建時代の足枷が多く、公卿、貴族(大名)がいる。

 いいところは、この時代で最も知識が高い平民が多いことです。

 倫理観は文句なしにトップでしょうね。

 同じ釜の飯を食らう仲間意識が高いのも、同じ物差しを持っていることもいいのです。

 公卿、貴族の方がボンクラですわ。

 気位だけ高い盆暗が世襲で受けた地位を自分の力と勘違いする輩が多いこと多いこと。

 そのせいで、無駄な戦争をして、父が亡くなり、俺は、家名を捨てる羽目になった。

 どうしても、気持ちがプラスにならない。

 家族の離散は俺の心に重くのしかかる。

 12歳までの記憶を封印してここまできたが、どうしても、心の蟠りは取れそうもない。


 どうしたらいいのだろう。


 正直、公卿、貴族には今でも、殺意さえ湧き起こる。

 町屋の賑やかな話声、慎ましやかな中に矜持を持った人達、幼馴染の顔、顔。

 こじゃれた衣装と粋な言葉の掛け合い。

 百姓も町人も町娘も、心に誇りがあったんだ。

 なぜ、あんな事になるのか、なぜ、死ななければならないのか。

 穏やかな生活がずっと続くと思っていた。

 父と母と妹、質素な暮らし、穏やかな日常。

 母と妹を離縁しなければならなかった、父の無念。

 負けると分かっても戦うしかなかった。

 母と妹の将来を案ずればこその苦渋の選択。

 忠義の義士という名誉を残すために。

 身を寄せている実家での安穏の生活の為に。

 妹の縁談がしやすくする為に。

 最後に、俺に勘当を言い渡した父の、すまないと言ったあの顔。

 家老として、元服もしていない子を連れて戦場に来るしか選択できない周りの圧力。

 最後の夜の父の顔は、家族を守れなかった無念で溢れていた、あの目を忘れるものか。

 あの町並みが焼けた、アイツらの所為で。

 理屈じゃないんだ、心が裂ける。

 俺の心には、あの焼けた町並みと逃げ惑う人々が焼き付いている。


高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。


理屈じゃない、魂の慟哭。今を生きる心の叫び。 

マザーに届いているのでしょうか?

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