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第3章 世界へ 第06話 俺 首脳会談

この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。


 食堂をでて、随行員2名とともに応接間に通されて、予定時刻になりましたら、お迎えにあがります、ここでご休息をお願いします。

 と、案内の方が言ってドアを閉めた。


 部屋の調度品、調和している。

 花瓶とか、絵とか、果ては、甲冑、剥製、などの応接間を見飽きていた俺にとって、これにはもう降参ですわ。

 豪華では無い、質素でもない、質素そうに見えているけど、壁が木の編み込みでできているのだ、芸術作品が壁だ。

 緻密な繊細な、編み込みでできている。月 雲 川、船 全てが木の色の違いで見せている、光具合で景色が変わる。

 右から見たら、雨が降ってる様に見える、左から見れば、薄曇りの月景色に見える。

 天井も木で組み込まれて、夜空が浮かんでいる。

 これも、見る場所で、星の輝きが変わる。驚くしか無い。

 作られた技法は理解できるが、掛けた時間はとんでもなく、超一級品の部屋で、美術品としても最高だろうな。


 この部屋を維持する気概が感じられる、会社がなくなれば、これも他社のてにわたる。

 震災で消えることもある。

 未来永劫、守り抜く気概、消えたとしても、復活させる自信があると言う、覇気。


 なんか、リングに上がって、めった打ちされてるボクサー気分、最後の気力で立ち上がるも、クロスカウンターで失神している姿が浮かんでくる。

 KO負けですわ。

 完敗、もう勘弁してください。

 成り上がりの若造ですやん、温かい目でみてくださいな。

 物理的な攻撃なら撃退する自信はあるが、この精神攻撃は、無理です、ええげつないどえす。

 どんな相手なんか、子犬が熊に挑むつもりが、龍かゴジラかのレベルだったと今すぐ帰りたい。


 随行員2名には、この部屋の凄さはわからんようです、部屋の壁は壁でしかないと。

 壁の目的は、声がもれない、区切る、保護する。

 壁に箔はつかない、物に箔はつく。

 そうなんだがな、無理かな、合理主義の権化の法務と財務だからな。


 ドアがノックされ、時間になりましたので、ご案内いたします。

 毒持ちの龍か、火焔放射のゴジラか? 


高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。


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