第3章 世界へ 第04話 俺 視察
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
俺:
9時予定通り、お迎えの車が玄関前に。
ガードマン付き 3台の真ん中の車に乗り、港へ。
港に着き、管理者の説明を聞く、年間のコンテナ数とか、今年の売り上げ予定とか、船が4隻で、日本、カナダ、フィリピン、ハワイの太平洋を経済圏にしているとか、・・・・・ 俺の知りたいのはそこじゃない、働く労働者達の、服、顔色、人種だよ、働いている人々を見れば、会社のポテンシャルがわかるからね。
M&Aは無理だね、こちらがやられる。
事務所を見せてもらう、勤務カードに、掃除状況、男女比、服装 いいね。
そこの働いている事務の子に話しかける。
「計算大変だね、いつもこんなにあるの?」
「月末締めだからね今日は多いよ、皆んなの給与だから、頑張るよ。
明日は、給与日だもの、買い物したいしね。」
「これ会社の機密性事項だよね、僕に見せてもいいの?」
「さあ? いつもの通りに仕事していいからと言われました。」
あれ、普通は絶対に秘匿作業だが、
ここに案内されることもないはず、この会社大丈夫か?
それとも、お前如きに隠す必要は無いと、無言の圧力か。
この社長食えない奴だな。
荷上場所:
クレーンでコンテナを船から指定場所へ積み上げている。
広い広大な場所では、大型トラックが行き来している。
全米への輸送網があるとの情報は確かに確認した。
車に乗り込み、バックヤードを走りながら、説明を受ける。
最新の電算機を使い、コンテナを管理して、滞留しない様に、偏らない様にしているという。
これは、素直にうちには無いシステム、真似したい。
構想レベルでまだ実現には至っていない案件だった。
「このシステムはいくらで購入できますか?」
「10万ドルはかけてます、電算機と電話を繋いで、全米にリアルタイムにやり取りしてます。」
「この発想は、アメリカが進んでますね、是非とも、購入をしたいのですが、まだオーストラリアでは電話も一部で、政府に予算を出していただかないとできませんね。」
「たしかおたくの研究所で考案されて、特許も取られているはずですね。」
案内:
「商談は、午後の会議でおねがいします。」
俺は、このシステムを見て、担当者に質問しまくっていた。
俺は、思考の海に潜った、例の、扉が次々に開き、つながるが、切れた所で、また質問する。
質問しながら、提案をしていた。
これを世界にひろげれば、時間差は0でリアル情報が可能となる。
有線がネックだから、海をどうするか、海底ケーブルを敷くのも、莫大な資本がかかる。
電話線を傍受すれば、タダで秘匿情報がとれるから、暗号化はひつようだな。
長い線は、情報が劣化するから、中継機が必要か。
例えば、農場と本社を繋ぐと、線を切られたら、会社の情報がやり取りできない、即生命線が危うくなる。
施設した場所も秘匿する?さすがに無理がある。
3線を使用すれば、切られても、送れるが、設備が3倍にふえるし、手間も3倍になるから、どうかな?
相手が、欺瞞の情報を送られたら、見分けつくようにしなければならない。
網の目の様に電話線が繋がっている。
切れた線は、応答しないから、別の回線へ繋ぐ。
情報に宛先があること。宛先への回線へリレー方式で送ること。
人ではミスが出やすいから電算機でリレーする。
情報は暗号化しておくる。複合も暗号も、電算機を通せば自動で行う。
復号暗号の電算機を扱える人しか使えない。扱える人を買収する可能性もあるな。
人が関与すれば、人の弱点をついてくるだろう。
人を関与させないシステム、電算機だけでできること。
情報のランクによる、安全ランクを区別する。
情報は常に流れている、この流れている情報を川にみたてて、うちが流している特定の波形を取り出せば、バラバラな情報を正規の情報にできるシステムが必要。
敵対する彼らには、ゴミと区別できない。
遅くてはいけないから、1ms で1文字が遅れればいいか。
アルファベット26文字 数字10 、タイプライター分の分類は必要だ。
国防案件になりそうだ。
世界がつながる、差別がなくなる可能性、人々が同時に電話で会議もできる。
最大のネックは線だな、空気を伝わる声とか雷の音なら遠くまで聞こえる。
空気中を高速で送るには、波を高速に送ればいいのでは?
この前の論文がつかえるのではないか?
電磁波をつかえばいいか。
相手の説明者はニコニコスマイルな顔で
「さすがですね、そこまで見通した方はいませんよ。うちでも研究中です。」
「そろそろ、時間になりましたので、本社へ移動しましょう。」
高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。




