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第1章 観察者 第07話 灰の中の希望

この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。


 管理者:

 

 地球の報告がますます悪い状況になってきている。

 彼の報告も負のデータばかりになっている。

 最後の報告を見た管理者は思わず、あのバカは、どうして先走りするのかな。

 相談もせず、勝手に結論出して。

 私では、時の間を開ける事はできない。

 指導者にお願いするしかない。


 指導者:

 

 まだまだ、高次元へはいけそうもありませんね。

 地球の担当者は、自ら罰したとしても、苦痛はきえませんよ。

 まずは、扉を強制解除します。


 担当者:

 

 貴方は? あ、マザー。

 どうして。

 なぜ。


 指導者:

 

 貴方は、声なき人々の声が聞こえてるはずです。

 なのになぜ、声大きい物達の声だけを聞いているのですか。

 輝く心がある限り、見守りつづけなさい。

 私たちの行ったこと(大罪)に比べれば、地球はまだ間に合います。

 貴方がやらないなら、太陽系は再資源化を実行します。


 担当者:

 

 待ってください。再資源化の決定するレベルではありません。

 マザーといえど無垢の生命を再資源化する事はできませんよね。


 指導者:

 

 太古の記憶を見せましょう。


 物質を求めて、ある宇宙の生命種をことごとく再資源化した結果、

 何も残らなかった事実(宇宙の消滅)


 我々は失敗したのです。そんな私たちでも、救ってくれたのです。

 私たちは物質の本質を捉えるために永遠の宇宙で生きてきました。

 今度は、私たちが、助けるのです。

 どんなに苦痛があろうとも、ひとかけらの輝く心があれば、

 未来の選択はあるのです。


 担当者:

 

 そんな、なぜ、なぜ私は存在が許されているのですか?

 消滅、無垢なる輝く命、心、明日の希望、どうしてみせるのですか?

 宇宙は生きている?

 生命のゆりかご?

 そうなんだ、物質は素材でしかないのだ、命にもなるのだ。

 内なる宇宙は輝く心なんだ。


 指導者:

 

 わかってきたようね。

 我々が物質の世界を超えるのは、心があれば十分だからよ。

 さあ、もうやる事はあるでしょう、劣等生君。

 へこたれている場合ではないのよ。

 地球は貴方が入って思う様にしてみなさい。

 太陽系の責任者でしょ。

 失敗してもいいじゃない。

 やらなきゃ。地球の煌めく心がある限りね。



全能なる力があろうとも、存在することができない。重い。

マザー怖い。


高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。


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