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25:【音】
私はずっと音楽室で涙を流していた。止まらないそれは贖罪と言えるのだろうか。
外はもう日が落ちて薄暗くなり始めている。
嗚咽が止まらなくて息がしづらい。
るりは、私のためにその道を選んだこと。
『…ごめんね』
そう言った時のるりの表情が頭から離れない。
私のせいだ。私がそうさせたんだ。
私がるりを傷つけてしまった。
「もう嫌だ…」
私は制服のスカートを握りしめる。
「もう嫌だよ…」
誰かを傷つけるのなら、そんな音は要らない。
私はずっと音楽室で涙を流していた。止まらないそれは贖罪と言えるのだろうか。
外はもう日が落ちて薄暗くなり始めている。
嗚咽が止まらなくて息がしづらい。
るりは、私のためにその道を選んだこと。
『…ごめんね』
そう言った時のるりの表情が頭から離れない。
私のせいだ。私がそうさせたんだ。
私がるりを傷つけてしまった。
「もう嫌だ…」
私は制服のスカートを握りしめる。
「もう嫌だよ…」
誰かを傷つけるのなら、そんな音は要らない。
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