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新たな仲間!電脳の魔術師ルーシー登場

アレックスとリナは、「グレイシャドウ」との激戦を終えた後、サイバースペース内の一時的な安全エリアで休息を取っていた。アレックスは大きく息を吐き出しながら、リナに話しかけた。


「俺たち、ここまでよく戦ってきたよな。でも、サイバー・ピースへの道はまだまだ遠い。」


リナはうなずき、励ますような声で答えた。


「そうね。でも、アレックスなら必ず乗り越えられるわ。私もずっとサポートするから。」


アレックスは感謝の笑みを浮かべたが、その時、突如としてサイバースペース内に異常が発生した。周囲の空間が淡い紫色の霧に包まれ、奇妙な音楽が流れ始めた。


「この音楽は……?」


アレックスが不思議そうに周囲を見回すと、霧の中から一人の少女が現れた。彼女はピンク色の髪にゴーグルをつけ、カラフルな服をまとっている。両手には小さなデジタルワンドを持ち、不敵な笑みを浮かべていた。


「こんにちは! あなたがアレックスね?」


アレックスは警戒しながらも、少女に問いかけた。


「そうだが……君は誰だ?」


「私はルーシー! 電脳の魔術師って呼ばれてるの。あなたがサイバー・ピースを目指してるって聞いて、興味が湧いちゃったの。」


彼女は楽しそうに笑いながら、デジタルワンドを振った。すると、周囲の紫色の霧が消え、風景が元のサイバースペースに戻った。


「ルーシー……電脳の魔術師? 何者なんだ?」


アレックスは怪訝な表情でルーシーを見つめたが、彼女は悪びれる様子もなく、真剣な表情で言葉を続けた。


「私はこのサイバースペースで生きるハッカーの一人よ。でも、ただのハッカーじゃない。私は、魔法のようなプログラムを使う特殊なハッカーなの。」


アレックスは少し驚きつつも、興味を示した。


「魔法のようなプログラム……?」


「そうよ! 通常のハッキング技術とは違って、私のプログラムは自由に変幻自在に形を変えるの。それが私の『魔法』ってわけ。」


ルーシーは得意げに説明するが、アレックスはまだ半信半疑だった。


「本当にそんなことができるのか?」


「もちろんよ! 実際に見せてあげるわ。」


ルーシーは再びデジタルワンドを振り、周囲の空間に小さなデジタル生物を生み出した。青い小鳥のような姿をしたその生物は、ピーピーと鳴きながらアレックスの周りを飛び回る。


「すごい……!」


アレックスは思わず感嘆の声を上げた。リナもまた、興味深げにルーシーを見つめている。


「彼女の技術は確かね。アレックス、彼女を仲間にするのは悪くない選択かも。」


アレックスは少し考え込んだ後、決意したようにルーシーに向かって言った。


「ルーシー、もしよければ、俺たちと一緒にサイバー・ピースを目指してくれないか?」


ルーシーは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに嬉しそうに微笑んだ。


「もちろん! 私もサイバー・ピースには興味があるし、あなたたちと一緒なら、きっと楽しい冒険になると思うわ!」


アレックスはルーシーの答えに満足そうにうなずいた。


「それなら、これからよろしく頼むよ、ルーシー。」


ルーシーは頷きながら、デジタルワンドを空にかざした。


「これで仲間が増えたわね! 次のステージはもっと面白くなりそう!」


アレックスたちは新たな仲間ルーシーを加え、次なるステージへの準備を進める。だが、その道中で早速、ルーシーの実力が試されることになる。次のステージ「シャドウタワー」には、特殊な防御システムが待ち受けており、ルーシーの魔法のプログラムを駆使しなければ攻略が難しいと言われている。


「アレックス、シャドウタワーはただの物理攻撃じゃ突破できない。私のプログラムを使って、デジタルの影を消し去る必要があるの。」


ルーシーは真剣な表情で説明する。アレックスは彼女の言葉にうなずき、次なる戦いに備えた。


「よし、行こう。シャドウタワーを攻略するために、力を合わせるんだ。」


新たな仲間と共に、アレックスは再びサイバー・ピースへの道を歩み始めた。これから先、ますます激化するであろう戦いに向け、彼の心には新たな希望が芽生えていた。



次回予告: シャドウタワー攻略!ルーシーの魔法が輝く時


第6話では、個性的な新キャラクター「ルーシー」が登場し、アレックスたちのチームに加わりました。彼女の魔法のようなプログラムが、今後の戦いにどのような影響を与えるのか、お楽しみに!次回は「シャドウタワー」の攻略戦となります!

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