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自称可愛い子旅に出る

どうも!!!!!!!こんばんは!!!!!ブクマと評価ありがとうございます!!

 突然だが、可愛い子には旅をさせよという言葉を知っているだろうか。これは昔から伝わる素晴らしい言葉だ。


 つまり、俺は旅に出ないといけない。なんてったって俺は可愛いからな(自称)。


 ……真面目に話をすると先ず、この世界に人が居るのかどうかを探し当てねばならないだろう。

 居るならそれで良いし、居ない……のは出来れば考えたくないが、居ないなら居ないでやりようはあると思う。


 つまり、結局の所俺が旅に出るのは止められないのだ。


 さぁ、行かん!異世界の旅へ!!俺たちの冒険はここからだ!!



 ☆☆☆☆☆


「着いたわ。めっちゃ普通に人おるやん」


 いけないいけない。ついつい、エセ関西弁が飛び出してしまった。


 旅に出てから僅か三日ほど。……と言っても俺の身体能力を活かしてだが、割と簡単に街に着いてしまった。(と言っても門の前だが)

 いや、良いことなんだけどね!?


 なんというか、俺がよく読んだ小説とかだったら、ちゃんとした人に会うまでに思わず涙が零れ落ちてしまうほどの大冒険を繰り広げて居たから、なんとなく俺もそうなるのかなって思ってて……まぁ、いっか!


 兎に角、ファーストコンタクトを取ってみよう。リス相手には発揮されなかったコミュニケーション。

 せめて人には発揮してみせようではないか!!


「ハロー?こんにちは?どうも?やぁ?」

「なんだ?変な奴だな。街に入るには銅貨十枚だぞ」


 ……見たか!!俺のコミュ力を!!門番らしき人から街に入るのに金が必要なのを聞き出したぞ!!


 ……どうしよう。金なんて持ってないよ。


「……まさか銅貨十枚も持ってないとか言うんじゃないだろうな」


 その後あの手この手で情報を引き出してみると、どうやら銅貨十枚は日本円にして千円……?位のようだ。

 勿論、正確に測ったらもう少し変わるだろうけど、おそらくこの位と考えて間違いないだろう。


 しかも金は全世界共通。どんな歴史の歩み方をしてきたんだ。そんなの地球でも出来てないぞ。


 ……その情報を得るために、俺は今『通貨すら浸透していないとんでもない田舎の村から出てきた世間知らずの男』というレッテルを頂くことになった。


 そして何とも悲しいことに、今まで倒したモンスターの素材などは嵩張るために持ってきていなかったので、俺は真の意味で無一文である。


 俺悲しいよ。


「はぁ、仕方無い。俺はもうすぐあがりだからな。俺がお前を監視することでお前を街に入れてやる。ただし、悪さはするなよ。俺の責任になっちまうからな」


 俺がどうしようかうんうん悩んで居た所、何とも親切な門番のおっちゃんがそう言ってくれた。ありがてぇ。神はここにいらっしゃったか。

言葉がなぜ通じるのか。そんな細かいところは気にしてはいけない。

その辺の描写がないのは作者の力不足などではないのだ。きっと……

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