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別炉威化伝  作者: 山切彼岸
初代別炉威化編
3/22

罪人別炉威化

ベロイカは謎の紋章に対して北東へ向かえと言う理由を聞こうとしたが、紋章は「ソコニツケバリユウハオノズトワカル」とだけ言い光らなくなった。

他に行く宛のないベロイカは紋章に従い北東へ向かうしかなかった。

北東へ向かおうとベロイカは歩き始めたが追って来た警吏に捕まってしまい役所に連れて行かれた。

役所では警吏に「私と役所の長官にそれぞれ銀貨4枚を渡せば解放してやるが、払わないなら商人に奴隷として売り飛ばす。」と言われた、当然ベロイカにそんな額の大金はないベロイカは「払わない」とだけ言った。そうすると警吏は「おい呉、劉この輩を奴隷樽に詰め込んで、孫の店に持って行け」と言うと二人の大漢が現れベロイカを持ち上げて樽の中に入れて蓋をしてそのまま何処かへと運んで行った。

警吏の言っていたであろう孫の店に着くと馬車らしき物に樽に詰められたまま載せられ、馬車は出発した。

樽の中には、自分の他に干し肉らしき物が二切れと水が器一杯分あるだけだった。奴隷を輸送中に死なせないためか、奴隷達は二日毎に一度食料と水が補給され定期的に鎖に繋がれたまま樽の外に出された。そんな生活が三ヶ月程経った頃だろうか、馬車から船に積み替えられ運ばれて、樽を開けられると辺り一面はこれまで見たことのない建築物ばかりだった。縄で繋がれて連れて行かれたのはその中でも目を引く円形の建物だった。

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