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異世界に来てしまったようです。④



受付嬢に声を掛けると、冒険者について色々教えてくれた。

冒険者には階級があるだとか、成るにはいくらか金がいるとか、職業訓練所があるとか、色々だ。

初めては冒険者見習いとしてギルドに所属する。冒険者見習いに成るには特に何も入らないらしい。ただ、ギルドの出した、見習い用の依頼しか受けることはできない。冒険者見習いの収入はモンスターを狩って、其奴らの身ぐるみを履いてそれを売った金が収入になるらしい。

冒険者見習いに成ると見習い用の宿舎を貸してくれる。

一月は無料で貸してくれるが、それを過ぎると料金が発生する。それでも、普通の宿よりは格段に安いらしい。

冒険者見習いに成ると職業訓練を受けることが出来る。


戦士、重戦士、聖騎士、暗黒騎士、拳闘士、盗賊、槍使い、弓使い、魔術師、神官などがある。


職業訓練はこれらの中から一つ選び、戦闘の仕方、スキル、魔法、奇跡などを教えてもらう。

だが訓練を受けるのにも金がいる。



冒険者見習いを証明するプレートをもらい、こうして俺達は、冒険者見習いになった。





俺達は早速、冒険者見習い用の依頼を受けた。

『はぐれゴブリン討伐』

ゴブリンは群れで行動するらしい。俺が此処に来るまでに殺したゴブリンははぐれゴブリンだったようだ。


俺達には武器が無い。

持っているのは、ゴブリンから奪った短剣とちっこい盾。俺はともかく、他の奴には何か欲しい。

神崎に短剣を持たせ、俺達は木の棒を棍棒として使う。


初めは見つけるのも一苦労で、見つけられないなんて事もあれば、一日に二匹も三匹も見つける事もある。

俺達は少しずつ金を貯め、武器を買い、職業訓練を受けた。

俺は戦士、神崎は聖騎士、藤田は暗黒騎士、如月が弓使い、早乙女が神官、林が魔術師、として職業訓練を受けた。


職業訓練で林は風魔法の『風弾ウィンドボール』という攻撃魔法を習い、早乙女は回復の奇跡『ヒール』を授かった。

魔術師と神官以外の職業についた俺達はスキルを身につけた。

スキルを身に付けるのは簡単では無い。俺は二つスキルを身につけているが、神崎は一つ、藤田はまだ身につけていない。

それでも俺達はお金を求めて、毎日冒険をした。



そしてあっという間に一月が経過し、人それぞれペースはあるが、少しずつこの世界に慣れ始めていた。

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