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再開  作者: 杏子
4/4

揺るがない想い

散々、考えた。

色んな想いが交差する。



自分の感情なのに

わからない事ばかり‥


わかる事は、愛してるということ

想っているということ

大切だということ

かけがえのない特別な人だということ



想いは想いでも、

同じ愛してるでも

色んな愛してるがあることを知った。



この揺るがない想いは

きっと死ぬまで変わらない。



それは、友達も恋人も超えた

愛してるだから。



お互い、別々の道を歩いて

またこうして出逢って

元気であればいい。

我慢や辛いことや苦しさの中に

小さな幸せを見過ごさずに

生きて行けている人間に

なれたのならそれで‥  



人には変わらないことがある。

成長して変わることがある。



自分にしか分かりえない、気付き‥

が、ある。



それでいいじゃんか。

神様の追試試験にはきっと合格する。



違う愛を見つけて、きっとまた

それは人を愛する力になるだろう。



私達はきっとまた巡り会う。

今生でも、来世でも‥。




〜clear

私達の都合が合って

真ちゃんが私の家付近まで

来てくれた。


早く仕事を終わらせるために

早起きをすると断言していたけれど

4時半に起きたと聞いた時は驚いた。


気持ちを全力で行動にする力は

簡単には真似できることではないよね。


この前、会っているから私の気持ちも

大分、落ち着いて話せた。


離れてから今に至ること。

離れた時の本当の気持ち。

もちろん、聞けば悔やんだり

悲しくなったりする。


もうやめて‥

私は言った。


いや、聞くんだよ

聞いてって。



いつも、真ちゃんの選択は

私の中では正しい。


きっと真ちゃんが私の事を

考えてくれているから

私は素直にそう思えるのだろう。


この日は泣いたりなんてしなかった。

笑っていた。

たまにお互い真剣だったり。


10年の時は確かにそこにあるのに

10年離れていたような気がしないのは

本当に不思議だなと、感じた。


時間はあっという間に過ぎた気がする。



真ちゃんが好きなラーメンを食べて

6時間半くらいの時間を過ごして別れた。


時間も長さではない。

濃さだ。 その6時間半を

お互いが大切に想えばきっと、

もっと長い時間として共有できる。


あの時も、今も

あなたにあえて本当に良かった。


ありがとう‥。



〜会話


この日は、彼との会話も少なく

仕事も忙しい彼なので疲れていた。


一緒には眠ったけど、私は朝方まで

眠れなかった。



翌日、子どもたちと買物へ行って

外へ少し出たりと、休日を過ごしていた。



「おかえり‥」


「ただいま。」



休みがほとんどない彼。

今日も仕事を終えて私の元に帰ってきてくれた。

それさえ、普通の当たり前で、

普通の当たり前ではない日常でもある。


彼との喧嘩、私の揺らぎ。


それによって、気持ちは離れているかのように

会話もギクシャクしていた。



何かを話している。

「そうなんだ」

「へ〜」

「そうだね」


会話なんて続かない。




けど、伝わる想いがあった。


きっと私はこの人と共に生活をして

また成長していくんだ。



辛いような幸せなような

あの大恋愛から、また新たな想いを知って

複雑な気持ちの中に清々しさが残る。



人を傷つけちゃダメって

人生はやまびこだって

人は鏡なんだって



今だってそうなんだ。

だよね。 


出会ったあの頃は、何かを傷付けてでも

一緒に居ないと気付けなかった。

きっと第一段階だったんだ。


あの頃より、愛や想いが減ったわけではない。

むしろ、増えている。


けど今はあの頃のように、何かを傷付けて

まで一緒に居ることを選ばなくても

そこには育まれる愛がきちんとある。

これが、きっと第二段階。


何かを傷付けてでも一緒になったことに

罪悪感はもちろん、迷いもあった。

離れてしまったのなら傷付けた人たちにも

失礼で、そこに何も意味がない。

そんなふうに思っていた事もあった。


けれど今、ここにようやくたどり着いて

10年という期間で言えばそれは長い年数かかって

しまったけれど、

良かったんだ。って、強く思えるようにも

なった。



真ちゃんはどう思う?

なんて、聞くことはできないけど

きっと似たような気持ちを抱いて

似たようなことを想ってる気がした。


私にはもう揺るがない想いがここに

しっかりとあるから。

刻まれてるあの時間と離れてからの気付き、

再開したことで蓋を閉められた想い。



きっと、大丈夫。

だんだん気持ちがついきて、

あの日繋がった電話のトキから

ここに来るまで時間はかかったようで

そんなにかかってはいない。


スゥーッと、入るから。


沢山泣いた日もあった。

でも、振り返る。  この、10年を。

もっともっと辛かった。

後悔ばかりで、どうにも出来なくて

苦しくても泣けなくて、心をどこに

開放すればいいのか


ずっと迷子だった。



やっと過去に出来そうだ。

やっと、本当の意味で前に

すすめる気がした。


今度はちゃんと心を連れて。


この想いを背負って

今たどり着いてる道をいく。



誰でもなく、自分でもう

揺るがないこの想いを知って

分かったから。



いつかどこかでまた会おう。

きっと笑顔で会えるんだ。


きっと第三段階は訪れるから。

だって、切りがいいもの。

分かりやすくて、切りがいい。


あなたの笑顔が浮かぶ。

どんなときでも、私より先を行き

私に教えてくれる。


次は何を教えてくれるだろう。

教えてくれた意味を理解できるように

私も今を頑張ろう。


ありがとう。

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