表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/195

49話

投稿が1週間遅れて申し訳ありません。


自宅のPCが煙を出して壊れてしまい、執筆作業が出来ておりません。今回のはネットカフェで書き込みしましたが、次話の予定は立てていない状況です。


また数日とか期間が空くと思いますが、何とか更新は目差しますのでお許しください。

 さてさて魔王の能力(魅了)について確認した後は、覇気スキルの検証です。

 実はこれにも魅了効果が乗る事が分かり大変なことになった。あらゆる行動に付与されると言う事と覇気スキルの説明にも、似たような事を匂わす説明文がありましたから予想の範囲内だったけど。


 具体的に言うと6種のステータスのどれが一番高いかによって覇気の追加効果は変わる。

 STRだと猛毒ポイズン、VITだと麻痺パラライズ、AGIだと眠り(スリープ)、DEXだと暗闇ダーク、INTだと沈黙サイレンス、CHAだと魅了チャームと言う感じですね。

 で、公式で明言されている中で、一番効果時間が長い状態異常は毒と麻痺が同率一位、二位に暗闇、三位に眠り、四位に沈黙、一番効果が短いのが魅了となる。


 さっき、始まりの草原で称号と魅了に関する検証を行ってた時は一体一体に攻撃を加えて魅了していった。だけど覇気のスキルを発動した時はその規模が全く違ったの。

 覇気のスキルの影響範囲内の仲間を除く、全ての対象に魅了の追加効果を与えることができたのです。その覇気のスキルの効果範囲はフィールドにおいては自分を中心に半径50メートルほどとかなり広いことも分かった。


 勿論離れているほど効果時間は短くなるみたいだけどそれは大した問題じゃないから良いとする。

 短時間とはいえ、魅了になっている間に近づいてしまえば長時間の魅了に更新されるんだし。



 「ハアァアアァァッ!!」


 ダンジョンにおいての覇気の検証の為に廃坑へ訪れた私は、スケルトンやビッグスイーター、に加えイベントモンスターであるスイカがうろつく大部屋の中で叫んだ。女の子が出す掛け声じゃないかもしれないけど別にこれでも良いよね?


 外で練習しただけあって発動は上手い事成功し、私から覇気が放たれダンジョン内の大部屋を包み込む。

 覇気の発動が治まると、そこには目をハートにしたスケルトンやらビッグスワームといった面々がずらりと整列して並んでおり、なんとなく魔王というより一軍を率いる将になった気分になるね。

 ちなみにスイカは状態異常無効なのか魅了が全く利いていないみたい。


 平原の時のポポたちと違い、ここのモンスターたちは魅了されるとジャレると言うよりは従順になるみたい。まあ骨とかミミズにジャレつかれてもこっちが困るから別に良いんだけどさ。

 効果を確認した私は早速モンスターたちにスイカを攻撃するように指示を出す。すると、スケルトン達は近くにいたスイカに斬りかかり、瞬く間にそれを駆逐した。


 「へぇ、スイカはそこまで強くないのかな」


 イベントモンスターである以上強すぎると言うことは無いと思っていたが、ちゃんと弱い設定だったらしい。なお、通常は魅了中のモンスターが倒そうがドロップアイテムが入ってくることは無いのだが、今回のイベントモンスターであるスイカに関してはドロップアイテムの《スイカの種》を入手することが出来た。

 魅了中は私の指示を聞くことから一時的に仲間として数えられているのでしょうね。


 うーん、この魅了を対象数とか関係なく使えるのだったら種集めに関して大変楽なことになっちゃうだろうけど……この後にでも確かめちゃおっか。



 ちなみにこのスイカの種を集めれば私の目的とする《ユニークスキルの種》と交換してもらえるので、これから先も時間を見つけて狩るつもりです。


 なんとなくですけど、フィールドよりもダンジョンとかの方がスイカとの遭遇率が高い気もしますので、早い内に集めておきたい。

 どうしても見つからなければ掲示板で他プレイヤーと交換して集めるのも一つの手段ですよね。


 これらのスイカを倒し終わったあと、魅了が解けていったものを同士討ちさせていき、最終的に残ったスケルトン数体をコウガ達で片付けると言うやり方で魅了効果付きの覇気の検証をしていった。

 ここまでで分かったのは魅了中、モンスターに同士討ちさせると、敵もレベルアップして進化することが分かった。余談だけど今回のスケルトンはマージスケルトンとウォリアースケルトンに進化した。



 こうして三時間ほど鉱山ダンジョンで覇気の魅了効果を使いながらスイカを討伐した結果、合計で250個ほど種を集めることが出来た。

 チラッと掲示板を確認した所、1パーティで一時間狩っても全員分併せて4~50個しか手に入ってないみたいだから魅了の異常さが分かってもらえると思う。


 まあなんにせよ、第一回目の成果としては十分すぎるんじゃないでしょうか。この鉱山ダンジョンは難易度が一番低い所だからこうだったけど、新しく実装されたダンジョンに行こうものなら同じ時間で500個とか集められるかもね?

 逆に言えば一番難易度が低い所でこの数を集められるんだよね……。


 目的のアイテムは確か5000個くらいで交換できたはずだから……イベントは前後半で3週間あるんだけど、計算通り行くと数日もあれば終わることにっ!?



 攻撃スキルはまだ無いとは言え、補助の役割で私もコウガ達と一緒に戦闘に参加出来るようになりましたし、皆で協力してレベルあげに頑張ろう!


 次にやるべきは……《【魔王クエスト3】:手勢を使って光勢力を混乱させよう(難易度5)》です。

 これを進める為にパーシヴァルさんや他のスパイの皆さんと交流して、どういった作戦を取るか考えないと。


 あとはそうですね……王の称号を持つモンスターの存在も確認できたので、本作戦に入る前に仕留めておきたいところ。狙うモンスターはコーカサスという虫型の王の称号を持つモンスター。


 出現地域は新しく設置されたダンジョンのボスと言う事なので、何度でも倒す機会はあるけど可能な限り一番乗りで倒しておきたいね。私もゲーマーの端くれとして、攻略情報無しでボス戦とかやってみたいもん。


 という訳で、少し早いけど夕飯を食べて新ダンジョンへ特攻ですっ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ