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東方龍獣録  作者: 秋
封印異変
40/43

手紙の主

「【王】として、一人の龍として、俺はこの世界を……」


ーー封印する






「紫、前回の異変の経緯はいいからちゃんと異変が起きる前に察知してくれないかしら?毎回毎回異変が起きてからだと身が持たないわ」


博麗神社の掃除をしながら紫にお願い……もとい説教をする。

異変が起きてから3日。

マシーナと花落の異変は機械になった者は、機械になった時の事を覚えていないという、なんとも都合のいい状態になっており、大部分が異変を感知していなかった。

感知しなかった者は今まで通り平和に過ごしている。

だが現在、感知した者は警戒心をビンビンに張っている。

この二人を置いては……


「マシーナ!次は追いかけっこして遊びましょう!」

「マスター待ってください~」

「はぁ、あんた達。ちょっとは落ち着けないの?」


花落とマシーナは異変を起こした張本人と思えないほど元気よくはしゃいでいる。

宴会が終わってから常にこれだ。

これならまだレミリア辺りが来た方がマシである。

こんな日常が平和というものなのかしら?


ーーそうみんなが感じることができた時、真の平和が訪れるのであろうーー完





そんな訳もいかず、常識に囚われない幻想郷。

また何かが起こる予感がする。


「霊夢さーんお手紙でーす!」

「手紙?珍しいわね」


秋が走って手に取った封筒を渡して来た。

その封筒は真っ白で、封筒の中に一枚の紙。

この時点で霊夢は嫌な予感がしていた。


『紅魔館上空に結界で作った空間がある。そこで待っている。来なかった場合、幻想郷中の全てが封印される術を発動させる』


「さっき察知したら教えてと言ったのに、紫……寝てるのかしら?」

「異変かしら!?私も一緒に行ってもいいかしら?」


紫のサボりに頭を悩ませているのに、この子はいつもなにも考えていないようで羨ましい。

そう思い、少し嫉妬をしながら霊夢は言う。


ーーいやよめんどくさい





「霊夢〜ねぇってば〜?」

「さっき一緒に行かないという意思表示をしたんだけどわからなかったのかしら?あんたといるともし、今回の異変もあんたが関わっていたら困るから博麗神社に戻りなさい」

「そう言ったって、もう紅魔館上空まで来てるのに帰れというの?」


罠の可能性があるが、もし封印が事実だったら遅いので紅魔館上空まで来たが、花落が付いてきている。

異変と異変の感覚が短いため、まだ続いてる可能性は高い。

そのため花落には付いてきて欲しくはなかったが、遠回りをしたり、速度を上げて撒こうとしたがマシーナのスペックが高いらしく、花落を乗せてついてきていた。


「そうよ、早く帰りなさい」

「えぇ〜!私がいると弾幕を石化して防いだりできるよ?マシーナの龍核も強力だよ?」

「しょうがないわね……秋を呼んできてくれたらいいわよ」

「わーい!マシーナすぐ行くわよ!」

「了解しましたマスター」


ビュゥゥゥゥン!


秋を呼んだのはもしこれが連続的に、ある者が動かしているものだとしたら、次に怪しい者が秋だからである。

それにしても、了承をしてから5秒ほどで見えないところまで行けるなんて、新聞記者の速度を超えてないかしら。


キキキィィーーーー


古い木造建築の扉のような音を発しながら巨大な扉が現れ開く。

まるで、招待客を屋敷に入れるように。

扉から見えた景色は薄暗いが所々に置いてあるロウソクのおかげで見ることができた。

木造の古い屋敷。

そんなイメージを出している入り口、扉の前で霊夢は思う。


ーーマシーナの龍核撃ったら手紙の持ち主もろとも消えそう


そんな物騒なことを考えていた。

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