最終話 立志伝じゃないの?
ヒナタの肉体改造から半年後。
俺も肉体改造により、メタボボディーから細マッチョになりました。ついでに、胃袋を半分にしてまた太らないようにした。いままで、一日一食で二食分を食べるという食生活だったが、今まで食べていた日替わり定食を半分までしか食べられないので、朝炭水化物(おにぎり二個)、昼タンパク質(肉類)、夜ビタミン(野菜類)という食生活に変化しました。
食べても太らない体質にしたほうがよかったのかも知れないが、そういう体質系はイメージが掴めずに失敗する可能性が高いと魔法書の知識であったので、一番安全な改造プランとなったのである。
そうそう。ヒナタとアイリなんだが。結婚はしていません。清い交際をして行くことにしました。一晩寝て起きたら、責任を取る必要なくね?と思い直しました。えぇ。
ヒナタとアイリの落ち込み具合は半端なかったが、俺よりも良い男と出会うチャンスがあるからと説得し続けた結果、いきなり結婚というのはさすがに急ぎ過ぎだと納得してもらい。週に一、二回。一緒に街外仕事をしたり、買い物行ったりと友達として良い感じな関係になったと思う。ただ、ときどき仕事終わりの飲み会の席で、どさくさまぎれにセクハラをしてくるのがちょっと辛いです。今度やったら、街から出ると脅したら、何かを耐えるように右手を押さえたり、お互い頬を叩きあったりする二人の将来がちょっと心配です。
話は変わって。前に勇者が魔王を倒して100年くらいと言ったが、50年前に新たな魔王が誕生して、一週間ほどで大陸が統一されたという話はまだしていなかったと思う。
そう。現在。アメリア大陸はアメリア統一国という名称で魔王が統治している。勇者はどうしたのかって?そんなもん。魔王討伐後1年ほどで四人とも腹上死している。原因は毎日のように子作りに励んだ結果である。バカなのだろう。しかも、それぞれ100人くらいの子供が出来た為に聖都を中心とした四国すべてで政権争いの激化によって、三魔将が争って混乱していた反撃チャンスをスルーして、50年後にその魔王国によって滅ぼされるなんて、バカの極みである。まあ、その魔王国も51年前まで三魔将の争いで勢力争いしていたそうなのだが。
つまり、51年前に突如現れた新たな魔王によって魔王国が再び統一されて、聖都を含む四国に攻め込むまでわずか1年ほどだったわけで。しかも、その際。戦ったのは魔王ひとりだったらしい。
なんでも、あらゆる物理に魔法攻撃が効かず。聖都を含む四国が慌てて用意した戦力100万を一日で壊滅させて無条件降伏を受け入れさせたそうな。もはや、凄過ぎて訳が分からない。
そんな訳の分からない強さの魔王によって大陸が統一されて、50年間。めちゃくちゃ平和な時代が続いていて、国民から魔王に対する支持率は99%くらいあるらしい。1%は勇者の子孫たちが反対派として活動しているからみたいだが。過去に何度かその勇者の子孫たちが魔王に挑んだが、返り討ちにあい。今では貴族から平民以下の身分になっているそうだから目も当てられない。まあ、魔王と言っても、その個としての強さからそう言われているだけであって、独裁的な事も虐殺的な事も一切ない清廉潔白以外何ものでもないくらい良い王様だそうだ。噂によると、召喚者らしいのだが。
召喚者についても話しておくと。召喚者が召喚されていたのが100年前。そこをピークにして10年間ほどで新たに召喚される者が出ていないそうな。つまり、俺は90年ぶりくらいに現れた召喚者という事になるようなのだが。誰に召喚されたのかさっぱりわからない。
PCの前でサイトにアクセスした後、気が付いたら森の中に裸で居た時は本当に焦ったものである。迫りくるモンスターたちから全力で逃走して、途中運よく見つけた布きれで下半身を隠して南国の街にたどり着き。親切な門番に教えてもらって日雇いギルドに登録してから日々の生活費を稼ぐというところまで。今思えば本当に運が良かったとしか言いようがない。
最初は街の外に出ることも出来なく。日々の生活費を稼ぐしか出来なかったが、今では街外仕事で荒稼ぎして、一軒家を購入し。友達以上恋人未満なヒナタとアイリと仲良く共同生活をしている。お風呂に入っていると、時々ヒナタとアイリが侵入してくるという。普通は逆じゃね?と思いながらも、楽しく暮らしている。
きっと、こんな日がずっと続くのだろう。俺をこの世界に召喚した者を探さないのか?そんなもん。探してどうなるというんだ?まあ、お礼くらいは言っても良いとは思うが。わざわざ探そうとまでは思わない。
日雇いギルドで仕事をこなしまくっていると、そのうち聖都に住んでいる魔王様から表彰される事もあるそうなので、召喚者でもある魔王様に会えたらいいな。という目標があるくらいである。それにしても、ヒナタとアイリはいい加減に俺以外の男を探したほうが早く幸せになれると思うんだがなぁ・・・。と思いながら、ひとまず。俺の物語は終わる。きっとこのまま平凡な日常を過ごすだろうからね。では、また会う機会があれば。
おしまい
えっと。なんかすんません。プロットを書いていないせいもあるとは思うのですが、色々設定を考えるのが面どゲフンゲフン。なんか色々辛くなってきたので、とても短いですが終了となります。今後、異世界物は読むだけにしようと思ってます。えぇ。書くとしても、物語の終着点くらいはきちんと考えてから書き始めたいと思います・・・。では、もしもここまで読んで来てくれた方がいらっしゃいましたら。ありがとうございました。そして、なんかすみません。また他の作品を投稿することになりましたら、またお会いしましょう。それでは、さようなら。
ちなみに異世界立志伝で出世してタイトル回収しているのは最初に出てきた主人公だったりします。




