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異世界立志伝  作者: 遊路
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第十二話 モテ期?




 日雇いギルドでモンスター討伐と薬草採集の仕事を受けて入り口でヒナタさんを待っていると皮の鎧に木の杖を装備したヒナタさんが歩いて来た。なんか、皮の鎧でボディーラインがくっきりとしてエロい。これはもうダメかもしれない。俺はもう戻れないところに来てしまっている・・・。


「お待たせ~。さあ、カッちゃんの装備。買いに行こっか?」


 そう言って、俺の手をぐいぐいとひっぱる。そして、いつの間にか腕を組まれて歩いていた。


 胸は無いはずだが、なんだか肘が幸せである。なぜだろう?


「いらっしゃい。あれ?ヒナタちゃん?どうしたの?え?何その男?え?何?どういうこと?ちょっと聞いてないんだけどっ!?抜け駆け?私を置いて行く気?男の分際で!!」


「ちょちょちょ!ち、違うから!カッちゃんは彼氏じゃないからね!・・・まだ」


「あ?まだ?つまり、これから彼氏にするってことでよろしいか?」


「え?あ・・・。でも、それはねぇ?カッちゃん次第?」


「ほほう。この武具屋に連れて来たって事はこれから街の外に行こうという事ですよね?つまり、あれですか?森の中でモンスターに襲われると見せかけて、そちらの男性を・・・」


「え?な、なななな・・・。なんてこというのよっ!いくら友達だからって、言って良い事と悪いことあるからね!?」


「え?襲う予定はなかったと?」


「え?・・・うん。もちろんだよ?」


「えっと、その間が怖いです」


 俺は狙われていたのね。衝撃的な事実・・・とまではいかないが。やはりそうだったのか。うん。いや。スキルを習得した辺りぐらいからちょっとヒナタさんの密着度が強くなってきていたのよね。


「よし!わかった!その街外仕事。私も参加させてもらう!」


「え?無理!ダメ!やだ!つか、邪魔!」


「ふふふ。ヒナタよ・・・。甘いな。そこの彼はすでに私が行くと言った瞬間。嬉しそうな顔をしているじゃないか」


「え?俺?いや・・・別にどっちでもいいんだけど・・・」


「え?君そっち系だったの?」


「え?カッちゃん。そうだったの?うっしゃー!」


「え?いや。違うから!俺はまだ普通に女性が好きです!ただ、ヒナタさんは美人だから、ヤバいとは思っているけど・・・」


「つまり、押し倒せばOK?」


「OKじゃないです!つか、ヒナタさん。期待した目で見つめないでください!」


「もう。それならそうって言って欲しいかなぁ~」


「いや。無理無理無理!そりゃあ、ニューハーフならありかな?って、思った瞬間はあるけど。現実的な話になるとまだ無理だから!そりゃあ、最近。ヒナタさんを見ているとヤバい時はあるけどさ・・・」


「うし!ゼロじゃない!これは押せば行ける!」


「ええい!させるか!女の私に彼氏がいないのに!男のあんたに彼氏ができるなぞ!ゆるさん!ゆるさんぞーーーーーー!!」


 なんか、良くわからないけど、無事に装備は買えました。ただ、なんか武具屋の店員さんが付いてきました。結局、一緒について行くらしい。ヒナタさんが最後まで拒否していたが、何か耳打ちをされてから、しぶしぶOKしたらしい。何を言われたのだろう?


「さて、改めて。私はアイリーン。アイリって呼んでね」


「カッちゃん。に近づかないで!私の・・・大切な友達なんだからね!」


「いや。今更隠さんでも。狙っている男と言えばいいじゃない」


「べ、別に狙ってないよ!ただ、良いなって思ってて。あわよくば?」


「それを狙っているというのだよ・・・」


「うーん。ヒナタさんが女なら嬉しいんだけど。男とわかっているから、なんか複雑な気持ちになるなぁ」


「そ、それは、私が女になればOKってことよね?ねっ!?」


「え?う、うん。まあ、女なら問題ないかな・・・」


「ちょっと待ったー!私もぉ~、いま彼氏募集中で~」


「しゃあおらぁ!私の獲物に手を出すな!!殺すぞ!」


「お前だけ先に彼氏をつくらせてたまるかぁぁぁぁぁ!!!」


「えっと、あの。とりあえず仕事受けたから、とっとと行くよ?」


「やっぱりあんたは来なくていい!ってか、来るな!」


「ふっ・・・。そんなことを言っていいのかな?あの事を彼に話すよ?」


「くっ!卑怯な!だが、もしも話せば。アイリ。私はあなたのあの事を話す!」


「なっ!あれは絶対に言わないと約束したじゃないっ!」


「アイリ。私はね。カッちゃんなら、行けるんじゃないかと。もとい、受け入れてくれるんじゃないかと信じて、色々と頑張って今日。ようやく・・・。そう、ようやく一緒に街外仕事という名のデートにこぎつけたのよ!」


「むむむ。ヒナタ。あんた。久々に好きな人が出来たのね・・・。わかったわ。もう邪魔はしない。でも、健全な付き合いをさせるためにも。今回は同行いたします!」


「あの~。ひとりで行っても良いですか?」


「「それは絶対にダメ!」」


「は、はあ・・・」


 なんか、面倒なことに巻き込まれた気がする・・・。モテ期というよりは、先に彼氏をつくられまいとするアイリさんと俺が良いスキルを習得したから・・・というわけじゃないかな?前から他の人よりも親切に対応されている気がしては居たけど、俺が田舎者という設定だったからだと思っていたのだが。違ったのかな?




次回。両手に花?な、カツオ。初めての戦い。

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