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表~死亡~
その時、俺は死んだ。
しかし、俺『自身』は生きている。
しかも、俺は俺が死ぬところを目の前で見てしまった。いや、実際には見れなかった。見れる訳がなかった。
大きなガラス窓、いわゆる『掃き出し窓』から俺が落ちる所を見た。逆に言えば、そこまでしか見ていない。
何故、俺が俺の死ぬ所を見てしまったのか。何故、俺が二人も居るのか。
答えは簡単だ。それは、
―――――――俺が、『同型虚影』だからだ。
下手です。とんでもなく下手です。読んでもらえると嬉しさのあまり悶絶するかもしれません。