~悪夢・アイス売りの少女~
これは【クリコの部屋】ブログから抜き取ったものです。
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http://culicoo.blog.fc2.com/
それは夏休みが始まったあたり…
一通のハガキが私に送られてきた。
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おめでとうございます。
この度、ご応募いただきました◯◯キャンペーン抽選には弊社の予想を大きく超えるご応募があり……(中略)
抽選にて当選…
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クリコ「は!?」
~悪夢の当選劇が始まりを告げた~
一瞬、意味が分からなかったが、少し前、私は片っ端から応募ハガキを出しまくった時期があり、(片っ端から外れた)
多分これはその時のやつだろう。と思いだす。
「何が当たったんだろう?」
今さらでも当選した事に私はウキウキしながら読み進める
その内容
驚愕の
練乳風味アイス200本!!!!
に、200ポンだと!?…
どういう事だろうか…
200って、なんか、…間違い?
それとも、一本がメチャクチャちっちゃくて可愛らしいものなのかな?
などと想像を巡らせながら続きを読む
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なお、当選品のほうは十本五箱で、四回に分けてお贈りさせて頂きます…
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「!?」
じゅ、十本五箱、って
一回
ゴ、五十本!?
文章の内容からしてアイスの大きさは普通サイズのようだ。
(アイスの原価は30円くらいって誰か言ってたし、200本でも6000円かぁ…… ありうるな)
嬉しいかって?
いや、嬉しいは嬉しいけど、200って…?
一日、家族4人で食べるとしても…
50日…
なんと、一ヶ月半=夏休み中、アイスを買わなくてすむノダ!
(お父さんは出張でしばらく居ないから、3人だと66日か…)
「ヤッホー、食べまくるゾ~」
と、叫ぶ矢先
早速、次の日アイスが到着。
そして、その次の日、またアイスが到着。
その次の日、またアイスが到着。
⇧の次の日、またまたアイス到着。
何故か四日連続して、アイスが届いた。
私はそのたび
「ひょーーー」
「うわぁーーー」
「ヤッホーーー」
「イヒヒヒヒ」
などと声を上げるのだが、重大な問題を母から告げられる。
クリコママ「ちょぉっと、クリコ! どうするのよ! これ!」
今まであまり物が入っていなかった冷凍庫がミシミシ言っているとの事。
クリコ「あはσ(^_^;)」
アイス君たちは入る場所がないので20箱のうち5箱残して開封し、
150本もの練乳アイスが隙間なく冷凍庫に肩を寄せあって密集している。
クリコママ「だから、どうすんのよ! もしかしてこれ、全部食べる気?」
クリコ「あはσ(^_^;)」
~それから~
一日目
クリコ一家「美味い」
なかなか濃厚な甘さで、マッタリ美味しいアイスだ。
クリコ「でしょ~、こんなのすぐ食べちゃうって!」
二日目
クリコ一家「美味しい」
三日目
クリコ一家「よし! 食べるか!(?)」
四日目、クリコ一家「またぁ?」
五日目、クリコ一家「……」
六日目、クリコ「助けて~」
そう、そのアイス、超絶濃厚なんですよ。それに結構なボリューム。
それでいて、味は普通の練乳味。
もう、一回食べればイイやってくらいのやつ!
クリコママ「どぉ~にかしなさいよ! あれ! 冷凍庫がギッチリ占領されて 何も入んないじゃないの!」
クリコ「だぁって~、しつこいんだもん、あれ。そーだ、お母さんにあげるよ。もうクリコいらな…」
クリコママ「責任とりなさいよ!」
⇧(?)
クリコ「ヒぃ~」
よし
それなら
かくなる上は(☆Д☆)キラリーン
クリコ、電話して「ねぇ~、Aちゃ~んアイスいらない?」
「ねぇ~B子ぉ~アイスぅ~」
「ねぇ~……」
と、一度に五人ほど呼び込み、わが家で
アイスパーティー食べ放題
を開催!!
友達全員「うわぁ~! 良いの?これ食べて?」
クリコ「どーぞどーぞ。いくらでも食べてってよ」
B子「そんな事言ったら本気で食べちゃうよ?」
クリコ「どーぞどーぞ」
………
もくもくと食べてゆくみんな…
………
友達全員「もぉ~無理! 限界!」
クリコ「いや、まだ16本しか食べてないじゃん! (?) もーちょっと、ね?」
友達「もー、無理、ダメ」
と、私が引き止めるのも虚しく、誰も食べる事なくパーティーは終わった…
その後私は責任を感じつつ、練乳濃厚アイスを食べ続け、配り歩き…
なんと98本消費の
現在残り102本
あぁ~
どーしよー
夏終っちゃうよ~
近所の人かき集めて「ワンコアイス」でもやろうか…
近所の犬に食わせようか…
友達の家に送りつけようか…
お父さん、早く帰ってきてぇ…
ああ、もう、みじめにアイス売りの少女でもやろう…
………
誰かぁ~、貰って下さぁ~い。(≧д≦)
現在残り38本、近所のみなさん、ご協力ありがたいです(^◇^;)