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Brave of twin  作者: 鷺沼 黒
デスゲームへようこそ
6/12

なんだか文が滅茶苦茶になってしまいました。

自分の文章力を呪いたい……。

気が付いたら真っ白な世界に俺は居た。

サービス開始前に居た待合室によく似ている。

だが前回と違って、動けるし話せる。

それに、前回は俺一人だったのに対し、今回は俺以外にも沢山のプレイヤーが周りにいることだ。

だからからか、とても騒がしい。


どうしてこんなにも騒がしいのか……?


……やはり、あのおかしなアナウンスのせいか。

あんなもの、どう考えてもネタだとしか思えない。

そんな、漫画の世界じゃあるまいし。

確かにBOTはゲームだけども。

それにしても、デスゲームだなんて、人を馬鹿にしすぎている。


周りの騒々しさに対して、やけに冷めた思考をしていると、上空に50センチほどの何かが現れた。

本当に"何か"だとしか言いようがない。

鋭い歯に、ピエロのようなメイクに、魔女のようなとんがり帽子にローブ、手には……マイク。


「……なんだあれ。」


俺が呟くと、何かはけたたましく笑い出した。

かんに障る笑い声だ。


「Welcomeデスゲームへ!俺様はヘルプのアルティメットデビル君だ!アルくんって気軽に呼んでくれ。」


アルティメットデビルか、そういえばそんなモンスターも居たような気がする。確かあれはマイクではなくナイフだったが。


「てめえら耳の穴かっぽじってよおく聞けえ?この俺様がこのデスゲームについてわかりやーすく説明してやる。」


なんだ、コイツ。

コイツの口調は人の神経を逆撫でする。


「デスゲームっていうのはな、その名の通りこの世界での死がイコール現実での死に繋がる。ま、そんな設定の小説の一つや二つ読んだことあるだろ、よーはそう言うことさ。」


さも当然のことかのようにアルくんが言うと、あちらこちらから悲鳴や「GM(ゲームマスター)を出せ」だの「ふざけるな」だの声が上がった。


「ふざけてないっつーの。俺様は至って真面目に言ってんだぜ?真面目も真面目、大真面目ってな。ケケッ」


これがAIか。凄いな。

それとも中の人が居るのだろうか。


「んでもって、このゲームのゲームオーバー以外の終了条件だけどさー。一応、二つあるぜ。」


二つ……か。

簡単な方でクリアしたい。


「まず、一つ目。『最終目標を達成する』」


ふむ、普通だな。

だが、最終目標が何か分からない今ではどれだけ時間がかかるのか……。


「二つ目。『双極の双子を殺害せよ』」


双極の双子を……殺害……?


ドクンと俺の心臓が鳴った。

バーチャルワールドなのに俺の背中を冷や汗が伝う。


双極の双子って、あれだろ……?

俺がついさっき手にした……。


先ほどまでは何ともなかったというのに、突然他人事ではなくなってしまった。


「どちらの方法を選ぶのかはてめえらの自由だ。だが、二つ目の方は確実に2人の人間が死ぬことになる。ヒャハハ、デスゲームっぽいよなァ?」


悪魔の声が五月蝿い。

俺は今それどころではないというのに。


「バージョンアップによる変更点については各自、お知らせが入る筈だ。読まなかったら死ぬと思え。ヒヒヒ。んじゃ、俺様からのありがたーいお話はこれで終わりだ。また、俺様に会いたくなったら是非ともヘルプから呼んでくれ。それじゃあ、」


一拍置いて、


「素敵な"デス"ゲームライフを。クケケ」


そう言って消えた。


一瞬辺りを沈黙が包んだ。

が、すぐにまた悲痛の声や文句の声が上がりだした。


『これより、BOT空間に戻ります。』


そんな音声が脳内に流れた、と思った時には俺は始まりの広場に立っていた。


一時空間とは少し違う騒がしさが辺りを包んでいた。



「初期化だと……」

「俺のバトルアックスがああああ」

「3日間の努力が無駄に……」



皆、口々にこの様な事をステータスやアイテム欄を見ては言っているようだった。

よく見たら、全員初期装備に戻っている事が分かった。

確認したが俺も例に漏れず、アイテムや装備が初期されてしまっている。


しかし、何故か……


ステータスはデスゲーム前と同じなのだ。

しかも、『双極の双子』という称号もしっかり残っている。

俺の今のレベルは15。明らかに今この中で最強は俺だろう。

今、PK(プレイヤーキル)されても確実に返り討ちにする自信がある。

しかし、現時点では俺はチートとも呼べる存在だが、『双極の双子』であることがバレたら面倒な事には違いない。

出来るだけ早く装備を整えて次の町に向かうのが賢明な判断だろう。


しかし……、


双子、と言うからにはもう一人居るのだろう。称号『双極の双子』持ちが。


まさか、


「美和姉が、来てるなんてことは無いよなあ。まさかね。」


有り得ない、と思いたい。

もし、美和姉がinしたせいでこんなふざけたデスゲームなんて物が始まってしまったのなら責任は俺にある。

俺が執拗に美和姉を誘ったのだから――。


俺が一人思考の波に飲まれているうちに周りには誰も居なくなっていた。

意外と皆打たれ強かったみたいだ。

変わりに、神殿前で騒ぎが起こっているようだった。


「……神殿?何があったんだ?」


少し興味を惹かれた俺は見物しに行くことにした。

俺、いつか、読みやすいように改稿するんだ……!

やらないフラグ(笑)

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