予期せぬ事件
ゴールデンウィークが終わり
少しづつジメジメしてきた5月終盤。
事件が起きた。
いつもどうり登校すると。
「おはよぉ」
何人か登校していたがなんだか騒がしいな。
「おい嶺佐…まずいぞ」
悠月が慌てて駆け寄ってくる
「どうした?」
「あれを見ろ」
悠月は黒板の方を指さした
「…なるほど…これは…」
黒板の前の机の上にビリビリに破られた紙が
「これはクラス名簿だな…」
教室にはクラス名簿のコピーされたものが置かれている。提出物を確認したりグループ分けをする時になど使われる。
「…悠月、セロハンテープを持ってきてくれ」
「わかった」
一見見ればクラス名簿が破かれていただけ…だがよく見ると…クラスの名前の横に一言づつ言葉が書いてある
「…見事に誹謗だな」
そうクラスそれぞれの名前の横には誹謗が書いてある。
馬鹿、あほ、気持ち悪いなど……
「嶺佐、持ってきたぞ」
「あぁ、ありがとう」
俺は丁寧に破かれたその名簿を繋げていく
数十分後…
「出来た…やはりこれは」
「あぁ…あまり気持ちの良いものではなく気分を害するものだな」
あまり見たくはないが
自分の名前の横を確認する…そこには
ひとりぼっち
と書かれていた。
「ひどいな…」
一緒に見ていた悠月が言った
「あぁ…これはこれ以上みんなに見せるべきでは無いな」
俺はその名簿を小さく折りポッケに入れた
「ちょっと小鳥遊先生のとこに行ってくる」
「あぁわかった」
そして職員室へ
「失礼します。小鳥遊先生いらっしゃいますか?」
「八月一日君だね少し待ってなさい。小鳥遊先生を呼んできますから」
「ありがとうございます」
小鳥遊先生は見えるとこにはいなく別の先生が対応してくれた。
数分後
「おはよう八月一日、どうした?」
「おはようございます。小鳥遊先生。朝の教室にこんなものが…」
俺は小鳥遊先生に、名簿を渡す
「…これは」
小鳥遊先生は驚いた。それもそうだろうこんなようなことが起こるなど予想をしていないからだ。
「これは預かる。朝のホームルームで話をする」
「はい…よろしくお願いします」
「これを見た者は?」
「少なくとも5、6人は…」
「そうか…わかった」
「では、よろしくお願いします」
「八月一日、この件は放課後、春夏冬と相談しろ」
「えぇそのつもりですよ」
少人数ではあるが…ダメージを受けた者もいる。
三咲希の名前の横には…貧乏人と書かれていた。
何があってもこれを三咲希に見せる訳には行かない。
「一体誰がこんなことを…」
俺は犯人を見つけるべく真剣に考える




