栗花落 美香の想い
先週部活動説明会があり。その翌週の月曜日。
「お疲れ〜嶺佐」
「おうおつかれさん」
部活動時間になり三咲希が話しかけてきた。
「さてと…待つか」
「そつだね」
俺ら2人はこのクラスのクラス委員長。
担任である小鳥遊先生からこの部活動時間教室に残りクラスの悩みや相談に乗れと言われたのだ。
「勉強でもするか?」
「そうだねぇ〜とりあえず宿題終わらせようよ」
「そうだな」
この学校では放課後になればスマホの使用が許可される。もちろん悪用な使い方をすれば罰則になる。がフリーWifiが学校にはあるため時間つぶしには最適だ。
だがあくまで俺らは学生。勉強や宿題が優先だ。
宿題と言っても言うほど多くない。プリント2枚程度だ。
それから10分程度
「よし…終わった」
「さすがだね。私ももう終わるけど」
「やるな」
俺たち2人は自分で言うのもなんだが結構頭のいいほうである。
三咲希の宿題が終わるのを待っていたその時。
コンコン
教室にノックが響いた…
「はーいどうぞ」
三咲希が優しくそう言った
「失礼しま〜す」
「おぉ栗花落じゃん」
栗花落美香
うちのクラスの女子。しっかり者で成績も優秀。吹奏楽に所属している。
「どうしたの?美香」
「やっほー嶺佐君、三咲希」
「おうどうした?」
「ちょっと相談乗って欲しいんだけど…いいかな?」
「もちろんだよ私たちはそのためにいるんだから…ね?嶺佐」
「そうだな、先生にも頼まれてるしな」
「ありがとう。2人とも」
栗花落が相談なんてな
「で…どうした?」
「えっとね…2人は中学生で恋人作ることは…変だと思う?」
「おっと…なるほど?」
恋愛相談と言うやつか…この手は苦手だが…まぁ男子からの目線としてアドバイスできることはしよう。
「私は別に変じゃないと思うなぁ…?大人の人たちから見たら早すぎだのなんだの言われちゃうかもしれないけどね。」
「だよね…?嶺佐君はどう思う?」
栗花落が聞いてきた。
「そうだな…別にいいと思うぞ?三咲希の言うように大人たちからはなにか言われるかもしれないが、中学生が恋愛しちゃいけないなんてルールないからな」
「……」
栗花落と三咲希が何も言わずにこちらを見てくる
何か言っちゃいけないこと言ったか?
「な…なんだよ2人して…俺の顔になにかついてるのか?」
「いや別に…ただ…ねぇ?」
「うん…嶺佐も真剣に考えるんだなぁと思って」
「おいおい俺をなんだと思ってるんだよ…」
少し悲しいくなる
「ごめんごめん。そっか男子もみんなそういう気持ちなのかな?」
栗花落が言った
「全員がそうだとは限らないが…みんな成長してるからな少しは恋愛のことも考えるだろう」
「そうだといいなぁ…」
「なぁ栗花落今日部活は?」
「今日は担当の先生がいないから吹部は休みだよ」
「よしなら3人で喫茶店でも行かないか?そっちの方が話しやすそうだし…それに学校だと誰が聞いてるか分からないからな…恋愛の事が学校中に話が回るとか…最悪だぞ?」
「いいねぇ…そうしようよ!美香はどう?」
「そうだね…確かに嶺佐君の言うとうりかもしれない。でも教室開けていいの?」
「ほかの部活動は今行われている。それにもう20分程度たっているからな今日はいいと思うぞ?」
「いいんじゃない?」
三咲希も同じことを言う
「よし決まりだね行こうか」
そして帰る支度をして…3人で近くの喫茶店に来た。
みんなで飲み物を注文し…話を始める。
「嶺佐君苦いの苦手だったけ?」
「あーうん、そうなんだよね」
自分は苦いのは飲めないので…モカコーヒーにしている。
三咲希は紅茶
栗花落はコーヒーだ
「さてと本題にうつろうか」
「う…うんさっき嶺佐君が言ってたように…恋愛したいなぁって思ってるんだ」
「好きな人は…いるんだよな…?」
「う…うん」
「碧叶君でしょ?」
三咲希がそう言った。
「やっぱわかる…?」
日根野谷碧叶
陸上部に所属し優しい男の子だ。
「日根野谷か…なるほど…モテるなあいつも」
「嶺佐君、誰にも言わないでね?」
「もちろんわかっている。クラスの代表者として信用を無くすわけにわいかないからな。それに相談を乗ると言っている以上当たり前のことだ」
「ありがとう」
「それで…栗花落は日根野谷と付き合いたいと思っているのか?」
「うん…付き合えればいいかなぁって…」
「なるほど…全然可能性はあると思うぞ?」
「私もそう思うな…美香と碧叶君昔から仲良いもんね。」
「そうかな?」
栗花落が俺と三咲希に聞いてくる。
「うん、少なくとも俺はそう思う」
「そっかでも…怖いんだ…想いを伝えて…それが原因で友達じゃなくなるのが…」
なるほど…確かに気持ちはわからなくもない
「わかるよ、その気持ち」
三咲希が答える
「でもね美香、そんぐらい悩むくらい碧叶君のこと想ってるって証拠でもあるんだよ?」
「…////」
栗花落が、顔を真っ赤にし下を向く
「にしし…その気持ちに正直になって伝えてみたらいいんじゃないかな…?失敗しても…友達じゃなくなるなんてことは無いと思うな…碧叶君優しいし」
「まぁ確かにな…日根野谷は誰にも優しいけど…栗花落には特に優しいと俺は思うぞ?」
「そっかなぁ…?」
「私もそう思うな…いつも忘れ物ある時碧叶君にお願いしてなんでも貸してくれるでしょ?彼」
「確かに…そうだけど…」
「まぁその時点で少しでも栗花落に脈アリだと思うけどなぁ?」
俺はそう判断しそう伝えた
「男子ってそういうもん?」
栗花落が聞いてくる
「まぁなんとも言えないが…日根野谷は確かにみんなに優しく接しているな…でもな栗花落…男ってのは好きな子の前ではカッコつけたり…その子に対して優しくしたりする生き物なんだ…まぁ確信とは言えないが…少なくとも可能性はあると思うぞ」
「…そうだったら嬉しいな」
「気持ち伝えてみなよ」
三咲希が栗花落の肩に手をかけながら言う
「わかった伝えてみる…でもどうやって伝えよう」
まぁ確かにそこは悩むよな
「放課後にでも呼び出して伝えればいいんじゃない?」
あるあるだがまぁそれがいいだろう
「そうだねわかった伝えてみるよ」
「頑張れ美香」
「ありがとう三咲希…嶺佐君」
「おう…がんば」
そしてその日は解散になった
的確なアドバイスができたかは分からないが少しは自信をもてたらしいな
俺は三咲希と一緒に帰ることに
「うちのクラスから初のカップル誕生かもね?」
「まぁほぼ確実にそうなるだろうなぁ……」
男友達の視線から見てもわかるが日根野谷は栗花落を特別に見ている。少なくともほかの女子に向ける気持ちとは違うものを感じるな
午後5時俺は家に帰ってきた。
「今日も送らなくて大丈夫か?」
「うんありがと!またね嶺佐!」
「おう気をつけて帰れよー」
三咲希と別れ家に入る。
そしてその日はおじいちゃんが家に来ていて一緒にご飯を食べた。
「ありがとうじいちゃんまたね」
「おう嶺佐…おやすみ」
じいちゃんを、送り出し
その後は寝る準備をして…ベッドに入った。
桜が少し散り始めた今日この頃
私は今ものすごく緊張している…
昨日嶺佐君と三咲希に相談し…思いを伝えることにした私栗花落美香は手紙で碧叶を中庭に呼び出した
「おまたせ…美香」
「ううん大丈夫だよ」
風が吹くと桜が風に乗り散る…
「それで…話って?」
「あのね…碧叶、私たち中学生になったじゃない?」
「そうだなぁ…早いよなでも多分中学生もあっという間だぞ?」
「そうだね…でね中学生になったし…色々思ったの…これから大人になってくじゃんね…みんな恋人も作ったりもするし…大人になればさ結婚だってするじゃん?」
「まぁそうだなぁ…珍しい美香がそんな事言うの」
私は…碧叶に気持ちを伝える…心臓の音が早くなってるのがわかる
「…えへへ…それだけ考えたってことだよ…でね私この先大人になってさそんときには…碧叶に近くにいて欲しいんだ」
「え…?」
碧叶が、びっくりした顔をする…私言っちゃったよ…でもここまで来たからには引き下がれない
「私ね…碧叶が好き…碧叶とこれからも一緒にいたいなって…」
「美香…待って…?」
突然碧叶が、そう言った
「やっぱり嫌かな…?」
私は覚悟をしている…その覚悟を持って今日気持ちを伝えた。
「俺からも言わせて欲しい…俺はお前が…栗花落美香が好きだ」
私は彼の言ったその言葉に心臓がキュってなった
「嫌なわけないだろ…?良ければこれからも隣にいては欲しい」
「う…うんもちろんだよ!」
私は…今この身で幸せを感じている…
まだまだ子供な私たちの恋愛…上手くいかないかもしれない…でも今はこの幸せな気持ちを大事にしよう…
昨日栗花落が相談しに来た。その翌日…
「うまくいったみたいだね」
三咲希が言った。
「そうみたいだな」
今俺らの前には栗花落と日根野谷が仲良く肩を並べて帰っていく姿があった。
「良かったね美香…羨ましいよ…」
三咲希が小声で何か言っている
「いいですなぁ青春ですなぁ」
三咲希が2人の背中を見守りながらそう言った
「なんだよ…羨ましいと思ってるのか?」
「まぁね…女子の私からしたら少し羨ましいかな?」
「三咲希なら彼氏ぐらい作れそうだけどなぁ」
「…そりゃどうも…」
ん?なんか怒ってる?
「ど…どした?」
「別にー」
「そうか…」
「…嶺佐のばーか…」
三咲希が小声で何か言った…
「私達も帰ろっか…嶺佐!」
「そうだな」
今日もまた三咲希と一緒に帰路に着く
こんばんは!古の理です!
今回は今までのに比べると少し長めのお話…恋愛の物語としてはベタですが…こういうのが描きたかったんですよォ…
次回からもクラスの相談に乗る嶺佐と三咲希をお楽しみに!




