新生活
「私は小鳥遊 真美だ。君たちの担当になった1年間よろしく頼む。」
最初のホームルーム。
担当の先生になったと言う小鳥遊先生の自己紹介が始まった。
「わかっているとは思うが、君たちももう中学生だ。先輩には敬語を。中学生としての自覚をしっかり持つことだ。」
ありきたりな、セリフだが当たり前ことだな。
「早速だが君たちにはクラスの代表者を決めてもらおう。男女でそれぞれ一人づつだ。」
なるほど確かに決めとけば色々この後楽に進むだろうな。
「代表と言えば、久寿米木じゃない?」
久寿米木 智
いやゆる男子でイケメンでクラスをまとめる人。クラスには1人はいるよねー的なやつだ。
「ありがたいけど僕はいいよ。それに部活に集中したいんだ…」
なるほどな、確かに智も運動が得意だったな。
「となると…?多数決でいいんじゃない?」
クラスメイトのひとりがそう言った時…
「私やります。」
「三咲希?」
俺は思わず名前を呼んでしまった。
「いいんじゃないか…?誰も他に立候補居ないみたいだし。」
悠月がそういう。
「わかった。女子のクラスの代表者は春夏冬だな。」
小鳥遊先生が、黒板に書きながら言った。
「あとは男子だ」
誰も立候補しない。静かな空気になる…すると、
「んっ?」
ものすごく視線を感じる。これは確実に三咲希だ…
おいおい嘘だろ?俺にやれって言うのか…
目を輝かせてこっちを見るなよ…ったく仕方ない。
「先生俺やります。」
「よし。よく立候補したな。素晴らしいぞ。では男子の代表は八月一日に頼むとしよう。みんな異論はないな?」
一斉に拍手が鳴った。
「えへへ…逃がさないよ?」
三咲希が言う。
「ったく。いつか、この借りは変えさせてもらうぞ。」
「よし自己紹介をしてもいいがみんなこの村の小学校に通っていたな。今更する必要も無い。今日は帰りなさい。この後職員会議だから。学校には残るなよ?」普通自己紹介が先かと思っていたがそういう事か。
小鳥遊先生からの忠告を受け今日は開放される。ってかこの先生適当だなぁ…
「悪い。八月一日、春夏冬、少しいいか?」
小鳥遊先生に呼び止められる。代表者になったからな…一言会ってもいいだろう。
「はい!」
三咲希が返事をし小鳥遊先生のところに向かう、俺もそれに続く。
「まずは代表者に立候補してくれてありがとう。感謝する。」
「いえいえ、誰もいなかったし、自分でもできそうだったので。」三咲希が笑顔で言う。
「八月一日も感謝するぞ。」
「あっいえ…」
俺は無理やり巻き添えにされた感じになるが…小鳥遊先生は気づいてないな。
「2人は部活はやる予定か?」
「何かあればと思っていますが…今の所特には…帰宅部でもいいかなと…」
「なるほど…春夏冬は?」
「自分も同じです。」
「ならば頼みたいことがある。」
小鳥遊先生がこちらを見て言う。
「2人には放課後の部活動時間、この学校の生徒の悩みを聞いたり、助けてやってほしんだ。」
「はい?」
2人でそう言った。




