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#25 夏と言えばラブコメ定番水着回



 夏休みも後半に入り俺もキヨカも宿題が予定よりも順調に進み、のんびり過ごす時間が増えてきた。


 そうなると、残りの休みをもっと有意義に過ごそうと思い、二人で相談を始めた。



『やっぱり一度プールにでも行く?』


「う~ん、日焼けしたくないしなぁ」


『日焼け止め使えば?』


「セージくんは、そこまでして私の水着が見たいのですか?」


『ぶっちゃけ・・・・見たいね! あー見たいさ! キヨカの超セクシー水着姿、見たいね!』


 段々俺もキヨカに毒されて、飯塚化して欲望に正直になってる気がしないでもないが・・・



「むー、仕方ないですね」


 キヨカはそう言うと、タンスをゴソゴソ漁り

「ちょっと待ってて下さいよ。5分程で戻りますので」と言って部屋から出て行った。




 ここで水着姿を披露してくれるということか。


 普段からキヨカの我儘聞いてあげてるし、甘えてくる時はいっぱい甘えさせてあげてるからね。

 たまにはこういうのも良いだろう。


 それにしても楽しみだ。

 念願のキヨカの水着姿。


 ここなら他の男どもにキヨカの水着姿見せることなく、俺一人でじっくり見ること出来るしね!





「開けるよ~」と言って扉を開けて部屋に戻ってきたキヨカ。


 水着の上から半袖のパーカーを着ていて、上半身は隠されている。

 でも、既に色白の生足が色っぽい。


『流石キヨカさん! 俺の為に水着になってくれるなんて、痺れるっす!』


「もう!調子が良いこと言って! すっごい恥ずかしいんだからね!」 


 そう言ってパーカーのファスナーを下してパーカーを脱ぐ。


 ピンクのフリルのビキニ

 少し残念なのが、おっぱい大きいのは分かるけど、フリルのひらひらでバストのラインは見えないタイプ。 セクシーというよりも、カワイイ系。


『おぉ・・・』と思わず声が漏れる。



「去年買ったんだけど、友達とプールに行ったときに一回着ただけなんだよね。 久しぶりだけどまだ着れた」


『可愛いね。 うん、よく似合ってるよ』

 キヨカの部屋で二人っきりだし、遠慮なくじぃぃぃ~っと堪能する。


「め、目つき、怖いよ・・・?」


 じぃぃぃ~・・・


「恥ずかしいから、もうお終い!」

 キヨカはそう言うとさっさとパーカーを羽織ってしまった。


『エェー、もうちょっと見たかった!』


 そこで、ふと思いついてしまった。


『因みに、スクール水着はリクエスト可能でしょーか?』


「え?スクール水着って、水泳の授業で着てるの?」


『うん、それそれ』


「・・・・セージくんはそういう趣味があるんですね」


『いやいやいや、俺に限らず男なら誰でもそういう願望あるよ! 彼女のスク水姿、めちゃくちゃ見たいよ!』


 ジト目で軽蔑の眼差しを俺に向けるキヨカ。

「・・・へんたい」


『あーなんとでも言ってくれ! キヨカのスク水見たいね! 俺ヘンタイだから見たいね!』


「もう! なら条件があります! セージくんも裸になって! 私だけ水着は恥ずかしいからね! 着替えてくるから待ってる間にパンツで待機ね!」


 キヨカはそう言うと、またタンスをごそごそして部屋から出て行った。


 俺は言われた通りにトランクス1枚になり、正座してキヨカが戻ってくるのを待つ。



 再び「開けるよ~」と言って扉を開けて部屋に戻ってきた。


 さっきと同じように水着の上からパーカーを着ている。


「な、なんで正座???」


『さぁ!パーカー脱ごうぜ!!!さぁ!』


「なんでそんなにテンション高いのよ!ヘンタイ!」


 キヨカは俺を罵りながらもパーカーを脱ぐ。


『おぉ・・・』


 学校指定のスクール水着

 デザインはさっきのビキニに比べてダサイ

 だが、それが良い


 キヨカの大きいおっぱいがパツンパツンに強調されてる。

 ぶっちゃけ、さっきのビキニより断然こっちのが好きだね!


 俺があまりにもじぃぃって見つめるから、恥ずかしいのか顔を真っ赤にして内股でモジモジしてるキヨカ。

 

 テレてるスク水キヨカ、超絶可愛い・・・


 俺は黙って立ち上がりキヨカの傍に立つと、キヨカを抱きしめ

『キヨカ、ありがとう・・・これで悔いなくいつでも死ねるよ・・・』


「えぇ!?死ぬの!?」


『ただの比喩だ。可愛いスク水キヨカを見れてそれくらい嬉しいってことだよ』


「もう!ホントえっちなんだから」


『それはキヨカもでしょ?』


「ばか・・・」



 その後、いっぱい汗かいた。





 しかし、勝負下着はあんなに見せたがってたのに、水着は恥ずかしがるって、普通逆じゃね?

 やっぱり、変な奴。





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