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薬師様はスキルが欲しい  作者: 桃野葉奈
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冒険者ギルド

 レンガ造りの町並みの大通りを真っすぐ歩いていく。

 大通りは石畳で舗装はされているが、脇道をみるとそうではなかった。

 主要な道、馬車で通る道が舗装されているのだろう。


 居住区を抜けると商業区になり賑わいも増していく。

 日も傾いてるし酒場が賑わっているような気がする。

 冒険者・商人・職人だろうか皆片手にお酒を持って騒いでいた。


 冒険者ギルド前までやってきた。俺は扉を押して開ける。

 中に入ってみると、テーブルがいくつかあり冒険者が何人かいる。

 掲示板には依頼書がいくつか貼ってある。

 奥に受付がありギルド職員が3人いる。2人は冒険者に対応しているので空いている所へ行く。


 猫耳が髪からぴょこんと出ているカワイイ顔立ちの受付の前にすすんだ。


「すみません。身分証を作りたいのですが、あと冒険者登録はどうしたら良いですかね?」


 と仮の身分証を見せつつ言った。


「それならギルドカードがあれば身分証にもなるのでそれだけで済みますにゃー。」


 !!にゃーって言ったね!!今にゃーって!


「そうだ薬師なのですが薬も買い取ってくれますか?」


「買い取りもしてるにゃー。でも自分で売った方がよいのにゃー。」


「いえ、お金と身分証をなくしてしまったのですぐ換金出来る方が良いので。」


「それなら仕方ないにゃー。」


 俺は鞄から【回魔薬】【回身薬】【解毒薬】各120個出して置かれた皿に入れた。

 おぉっ!と猫耳の人が声を出した。


「清算してくるので、その紙に必要事項を書いといてにゃー。あと発行に銀貨1枚にゃー。」


 薬の種類を聞かずに行ったが、どうやって判断するのだろうと思っていたら

 壺っぽい物にどばーっと入れた。

 いいのかあれで・・と思いつつ書き込んでいく。


「三種類とも1つ30ピコなのにゃー。合計10800ピコで金貨と銀貨にするにゃ?銀貨ばかりにするにゃ?」


薬の種類はあれでわかるのか。取り敢えず色々買い揃えないともいけないし銀貨でもらっておく。

発行の銀貨1枚を勿論ひかれて。


そして冒険者ギルドについて簡単に説明された。ランクはS~E、依頼は1つ上までは受けても構わないが失敗すると違約金が発生するから無理はしないようにと、討伐記録はカードに残る事

最後に血を一滴カードに垂らす。

普通に暮らせれば問題ないし無理はしないさ。


ここに拠点を構えるとして、まずは宿屋を聞かないと


「お勧めの宿屋ってありますか?」


「門方面に向かって左5軒目のカロナ亭がお勧めだにゃー。ご飯が美味しいにゃ、1階は酒場で賑わってるはずだにゃ。」


ご飯が美味しいのは魅力的だ。俺は自炊なんてしなかったし料理なんて作る自信はないな。うん


「もし自分の店を開こうとしたらどんな手続きがいるんですかね?」


手持ちも少ないしすぐには店を持てないだろうが聞いておいて損はない。

猫耳の受付の人が微笑んでから教えてくれた。

冒険者ギルドに申請した上で商業区に店を構えないといけないらしい。

「ありがとう」と受付の人に言ってギルドを出る事にした。「またにゃー」と猫耳の人


装備とかは明日にしよう。門に身分証としてギルドカードを見せに行かないといけないし。

先に宿が空いているか確認してからいかないといけないか。

そう思いカロナ亭と看板が出ている所に入る。テーブルの脇を抜けカウンターに歩いていく。


「宿は空いてますか?」


「冒険者かい?部屋は空いてるよ。朝晩飯付で250ピコだけどどうする?」


「4日分お願いします。」

と、銀貨を10枚置く。ギルドカードも提示する。宿帳はなさそうだ


「ショウマだね。荷物とかは少なさそうだけど一度部屋に行ってから食事にするかい?」


「いえ、ギルドカードを門番の人に見せに行くので帰ってきてからでいいです。」


そう言って俺はカロナ亭を出た。再び門へ向かって歩いていく。


門へ着くと日も落ちたからか人が減って暇そうだ。


作ってきました。と言ってギルドカードを見せる。

おお、早かったなと言いながら門番の人がカードを確認している。行く時も見たが顔色が少し悪いように見える。

鑑定してみれば症状が分かるだろうかと思い門番を鑑定してみる。


ムカカ 38歳 【戦士】 状態【二日酔い】


心配したもののただの二日酔いだった。しかし手持ちには【酔抜薬】がある。

店を構えるとしたらいいお客になってくれるかもしれないと思い


「顔色が悪いですが二日酔いですか?」と聞いてみる。


「おお、そうなんだ。昨日勝負に勝ってなそいつに奢らせて呑んでいたら飲みすぎてな!」


「酔抜薬があるので飲みますか?」と薬を出す


「いいのか貰っても?」 「どうぞ、どうぞ」


「俺はムカカだ。あーショウマかありがとう貰っておくよ」

薬を渡してギルドカードを返してもらう。


「じゃあ宿屋に戻るのでまた」とカロナ亭に戻った。



カロナ亭に戻り、カウンターで今日のお勧めと飲み物を頼んで空いているテーブルに座った。


少しすると料理がやってきた。鶏っぽい肉と野菜そしてスープとちょっと硬そうなパンだった。

飲み物は果物を搾った感じだ。

おっこれは美味しい。少し薄味な気はするがこれはこれでイケるな。


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