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第二篇「告白」 30

店主は相変わらず客のいない店で、レジ台に座り外を眺めていた。その時、息を上がらせて走ってくる見覚えのある女性が見えた。


   『・・・・・・・』


   『・・・・どうしたんだい、絢子ちゃん』


   『彼は・・・、今どこに・・・?』


   『・・・それを今更知ってどうするの。覚悟、したんだろう。あの時に。』


   『・・・・・もういいんです。もう・・・、いいんです。』



そういうと、絢子はこらえきれない様子で涙を流した。


店主はその涙を見て思い直し、松宮の居場所を伝える。


   『急いだ方がいいぞ。やつは明日には日本を出る』


その言葉を聞いて、絢子は古本屋を飛び出した。


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