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その5

岩山を降りた後、森に入ってからはサクサク進みました。

魔除け石のおかげで危ないやつに遭遇するともなく、コンパスを頼りに歩いていたら、拍子抜けする程あっさりと森の外にたどり着きました。

奇跡の生還ですね。

やった~・・・。はぁ。

なにか、精神的に疲れましたけど、まだまだ先は長いのですよねぇ。

先ずは街道に出なくてはいけませんし。

私はコンパスで方角を確かめ、目印になりそうな木を見つけ、諦めて歩きだしました。

目の前には何処までも続くような緑の絨毯。

誰も歩く人がいないのでしょう。

草がとてもふかふかで柔らかく、まさに絨毯のようですが、正直かなり、歩きにくいです。

小さな可愛い花が所々に咲いています。

そのずっと遠くには、雄大な御山が見えます。

後ろを振り向くと鬱蒼とした森とその上にツノが生えてるように三角ドリルのように見える岩山。

・・・昔見ていたドリフの雷頭みたいですね。

まだ、街道らしき道は見えません。

岩山から見ても少し遠くに見えたのですから、もしかして、結構遠いのでしょうか?

私は眉を寄せてから、空を見上げます。

太陽は刻々と下り続け、多分夕方に近い時間

になりつつありそうです。

まだ夕暮れの気配はありませんが・・・

このままでいけば野宿をするハメになるかもしれません。

いくら魔除け石があっても何がいるかわからない場所での野宿なんて、断固拒否したいのですが。

虫とかもいそうですし。

私は歩きながら暫く悩んで、バックを背負いなおしました。

とりあえず、街道まで走りますか。

街道にでれば岩山からは見えなかった民家とかがあるかもしれませんし。

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