表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あれから十年も このさき十年も

作者: あまなす

窓から見える景色は

すっかり寒々しく

部屋のなかにいても

ひどく さみしく感じられる


十年前 何してたんだろう

思い出せないな

思い出さなくていいけど

思い出したくもないけど


十歳も若かった

いまより

可能性はあったのかな


なんの可能性?


いや そう言われるとねえ


根拠のない自信からくる

可能性じみたものは

いまより確実に 大きく

あったのかなあと


十年前に戻りたいの?


ちがうよ

戻りたくなんてないよ


いつならいい?

いつに戻りたい?


いつにだって

戻りたくないよ

また ああいうのを

もう一度やらないと

ならないかも

しれないなんて

まっぴらだよ


十年前のことなんて

十年先のことなんて

いまは

どうでもいい


はやいとこ

あたたかくなってほしい


春を待ち遠しく

思ってるんじゃない

はやくあったかくなってほしい

ただ それだけ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
タイトルについ惹かれてしまいました(笑) 思い出すことも思いを馳せることもあるけれど 先ずは目の前にあることを。 戻りたいかと聞かれると、確かに面倒かもですね。
2024/12/12 09:35 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ