原神世界における近代戦争〜対モンド占領作戦〜
今回原神にどっぷりとハマっている私が不慣れではありますがもし原神の世界で近代的な戦争が起きたらを想像して作戦を立ててみました。
この度は私の駄文をお読み頂きありがとうございます。
軍隊をよく知らない旅人の方々にも理解しやすいよう、それぞれに詳しく解説を混ぜております。知識のある方には蛇足ですが。
モンドの地図や地形は2024年7月のものを使用させて頂きます。
まず、原神の世界での軍事技術ですが、銃器を大々的に使用しているのはフォンテーヌの特巡隊などごく一部に限られます。他の国々は弓や剣、槍を装備していますが、例外的に大砲だけは璃月では鉱山の発破用として、稲妻では戦闘用に配備されています。現時点で確認が取れていないのはスメールとモンドです。
銃器については、特巡隊でさえリボルバーライフルしか配備できず、機関銃はマシナリーが装備するガトリング砲が最新式のようですので、技術レベルは1800年代レベルと推測できます。ただし、原神の国々を戦わせるのは個人的に心が痛むので、仮想敵として徳川幕府軍級の軍隊が戦うものとします。
解説:
(リボルバーライフル)回転式拳銃の回転部分をライフル銃に装着したもの。従来の元込め単発式より速射性に優れる。
(ガトリング砲)初期の機関銃。銃身を回転させることで連続発射が可能。
こちらが見慣れたモンドの地図です。
現時点では上部と風龍廃墟の隣が不明ですので、そこはとりあえず考慮しません。
まず、1800年頃の徳川幕府軍が存在していた時代の戦争は、大軍同士が戦闘を行う会戦が主流でした。原神の世界でも稲妻と抵抗軍による戦闘がストーリー「抵抗する者の名において」にて見られます。
モンドに対する攻撃の候補を絞りました。
この時代の防寒着ではドラゴンスパインを大軍で超えるのは困難ですので、赤の1は排除します。アカツキワイナリー方面は、屋敷を砦に転用できることと通り道が一ヶ所の幅が馬車1台ほどと狭いため候補にはなりません。
今回行うのは、2と3からの上陸作戦です。上陸作戦は1800年代にはまだ未発達で、手漕ぎボートで海岸に乗り付けて上陸するという、現代から見れば悠長なものでした。詳しく知りたい方は「ガリポリの戦い」で検索して下さい。あれが一番近いと思います。
まず、3から少数編成の上陸支援のための工作員を上陸させます。彼らは情報収集を行い、武装や重火器の位置を特定し、上陸時の敵による反撃に対応しやすくします。情報はランタン等でモールス信号を使って沖の母艦へ送信します。
次に、2から主力を上陸させますが、この時、ドラゴンスパイン側の高台から砲撃を受ける可能性があります。そこは事前に得た情報を基に、沖の軍艦から砲撃して潰します。
上陸後は、2にモンド城攻略のための拠点を設け、補給物資などを貯蔵します。また、シードル湖の周囲にある清泉町や囁きの森などを占領し、食料の補給を断ちます。
最終的には、船から降ろした大砲で城壁を崩しながら降伏を待ちます。
しかしこの作戦には以下の様な問題点があります。
工作員の安全性
偵察騎士アンバーを始めとして、優秀な神の目を持った兵士たちに早々に発見される可能性がある。
支援砲撃の効果
砲撃が行われるとされる高台は非常に高いため、弾着観測が困難である。
占領地域の維持
町と城との繋がりは非常に強固で、現地の狩人がゲリラ化する可能性がある。
外交問題
以上の理由から攻略が長引けば、友好国の璃月から支援として軍や物資がアカツキワイナリー方面から運ばれる可能性がある。
なので、以下のように解決します。
工作員の安全性
神の目に対抗すべく、稲妻の民間人に偽装するなど、武装より隠密行動に力を入れます。また、アビスが問題を起こした隙を突いて潜入します。
砲撃支援の効果
敵砲台に対して、自爆も含めた斬り込みを潜入後の工作員が行い、稼いだ時間で修正射撃を繰り返し、撃破します。
占領地域の維持
ビラまきや噂を流すなどのプロパガンダ工作を行い、住民の協力を得る努力をします。また、騎兵を中心とした機動性のある部隊でゲリラ討伐を繰り返します。
外交問題
機帆船のコルベットを派遣し、軍艦外交により友好国からの支援を牽制します。
本作戦の概要は以上になります。
こんな感じの作品を他にもたくさん見たいと考えていますので投稿して頂けると幸いです。
解説
機帆船
(蒸気機関等のエンジンと帆の両方で航行する船)
ゲリラ
(森や街に潜伏し民間人に偽装して奇襲攻撃などを行う兵士、多くが地元住民で機動力が高い)