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ひげ男  作者: 尾巻
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もふもふ

 自分は体毛が濃い。


しかし髪だけは薄くなることが確定している。


ー悲しいことに確定している事実であるー


親が〜遺伝が〜という話ではない。

タイムリープする前の自分が禿げていたからである。


ー悲しいことに事実なのであるー


いらないところはこんなにもじゃもじゃなのに…。


ラビは猫だから全身毛だらけでも可愛いのになぜニンゲンはもじゃもじゃだとこんなに可愛くないのか。


「お前も一緒に脱毛するか?」


ラビに聞いてみるがもちろんYESの返事が返ってくるわけはない。

返ってきたとしても困る。


ラビはもふもふの方が可愛いに決まってる。


なぜもじゃもじゃニンゲンは可愛くないのか

謎を解明すべく風呂を飛び出しリビングへの扉を開けた。


リビングではラビが散らかした猫砂が散乱している

そろそろコールを起こすか。


ーセイソウヲカイシシマスー


目を覚ましたコールはそう言って動き出した。


コールは自分の代わりに部屋を綺麗にしてくれる頼もしいやつだ。


コールが家に来てからはコールが掃除しやすいように部屋をあまり散らかさないようになった。

コールが来てからは良いことだらけだ。


ー元カノと住んでたらコールはすぐに動けなくなっていただろうな。ー


まただ。


どうもこの頃の自分はなんに関しても元カノのことを思い出してしまうらしい。

なんで未練がましいやつなんだ


お腹が空いたな


仕事帰りに買って帰った食材で適当に晩御飯を作る。

大学の頃から40歳過ぎまでずっと一人暮らししてきたから自炊はお手のものだ。


ー自分が作った料理を美味しいと食べてくれる人がいたのだが… ー


また元カノのことを思い出し胸が痛くなる。


忘れようと無心でご飯を食べ終え

やることもないので某動画サイトをみることにした。

当時好きでよく見てた爽快オンエアを見たのだが


それが失敗だった。


爽快オンエアは元カノも好きでよく一緒に見ていた。


ーきついなー


なにをしても思い出してしまう。

寝てしまおう。


明日出勤なのか休みなのかわからないがとりあえず出勤してみることにした。


朝早いので寝よう。


ーあしたもしごとがんばるぞ!ー




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