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『そうですよね…

 先ず簡潔に話させて頂くと、本来貴方は今まで住んでいた世界に生まれるべき人ではなかったの…です』

 そう言いながら白い球がふよふよと…揺れた。



「えーーっと、やっぱりこれ夢ですかね⁈

 なんかどうも違う世界に生まれるはずだったって意味に聞こえたんですけど!」

 と………もう漫画(特に転生系と主人公最強系)が好きな私はニヤ付きを抑えきれない顔でそう言った、いや言ってしまった。



 そんな私の表情を見たのか、は分からないけれど目の前にいる白い球が少し調子に乗ったかのように声を張って

『そうです!

 貴方は違う世界に生まれるべき存在でした!

そして、これからその元の世界に転生して頂く予定なのです』

 と言い放った。



 ………そこでさらに気持ちが高鳴……りかけた私だったけど、このままでは多分損をする。

 そう無意識に頭が働いて

「本当ですか⁈

 どんな世界なん…!


 いや…その前に、普通に間違えた世界に送ったお詫びとか…普通あります…よね?」

 初めはどんな世界で魔法はあるのかとか、どんな姿で生まれ変われるのかとか、いろいろ聞きかけたものの、冷静にそう尋ねた。



 小さな小さな、あ…と言う声から少し間を空けて

『えーーーーっと、ですね。

 もちろん!です!』

 そう考えた後に慌てた様子で返事が来た。




「本当ですか⁈

約束です…よ?(圧)


 ところで、その世界ってどんな世界ですか!

魔法とか種族とか、とにかくどんな世界観なんでしょう!」

 にーっこり笑顔でそう言いながら、その前にと質問をした



 その質問を聞いた白い球は

『あの、こんな話をしたこちら側が聞くことではないのですが…受け入れるの早すぎませんかね⁇


 元の世界の親とか…今までの生きてきた人生はなんだった…とか…正直その事について怒られる覚悟はしていたのですが』

 と聞かれた。




「親や友達については、転生する前に私の記憶を消してもらうように最後にお願いするって決めてたんです


 それに、今までの人生は辛いことの方が多かった気もするけど、楽しかったし

 それこそ今こうやってととの世界に興味を持てるくらい好きな漫画やアニメにも出会いましたし」

 そう苦笑い気味になりつつ答えた。


でもこれは本当。

いつ考えたかんなて分からない

 けど、この白い空間に来た時点で、心のどこかで私は亡くなったのかなって思ってた。


 生きてるけど死んでるんだって気がついて、その時にぱって思ったんだよね

 どうせ親や友達の前から消えるなら、私が知ってても今が分かってるから何も起こらないけど、皆んなが私の事を覚えていても、自意識過剰かもしれないけど悲しませるだけ。


 それなら、いっそ生まれる予定がなかったなら元からいなかった、それで良いんじゃないかって。


 まぁただの自己満と、結局どこかの楽さで選んだのかな、みんな覚えてるって思うと私が気にしちゃうからね!!!







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