汚パンツ大戦
俺はカマキリと対峙していた。
奴の鋭い眼光が俺を貫く。
奴は鎌を挙げ、俺は足を上げる。 美しく、大きなケツにパンツが食い込む。
非常に不快な感覚が俺を襲う。
手をやりパンツを引っ張り上げ、フリーな状態に戻す。
この状況で俺は既に負けていた。 ついさっきまで虫ケラだとあなどっていた自分を恥じる。
奴はにらむだけで、俺のケツとパンツに多大なダメージを与えたのだ。 俺の腹はついさっきまで、恐ろしい音を立て、ケツは茶色の水をナイアガラのごとく放出して いた。 使ったのは古びた公園のトイレ、当然ウォシュレットなぞ完備していなかった。
つまりだ、トイレットペーパーを使ったとはいえ、拭き切れていなかったのである。
そして、これが示すことは、俺のピンク色のパンツに付いてしまったのだ。
そう、 「ウンコ」 だ.........
俺は、これに気づくのに数秒を要した。 受け入れたくない現実が俺を襲う。
クソオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
勝負下着が汚れる....
...俺は負けた、全てを失った。
カマキリはそんな俺を睨む。
許せなかった。
悔しかった。
返してほしかった誇り。
だが、俺は敗者だ。 その場を立ち去ることしかできなかった。
「汚パンツ大戦』 そう俺が呼称する出来事である。
フィクションです
私のパンツは平気です