表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

キラーコンテンツを探せ

 光インターネットが速度10Gbps契約が標準になりつつある昨今、でも10Gbpsなんて帯域幅は一般の人には必要なんだろうか。また実際の速度は200Mbpsとかしか出ないとも聞くのに、10Gbps契約が必要なんだろうか。



 速度が出ない理由。それは大部分が家屋内のネットワーク機器にボトルネックがあるから。

 戸建て住宅の場合、引き込まれた光ファイバーを電気信号に変換するOSU(終端装置)は契約の10Gbps対応だが、LANケーブルを介して接続されるブロードバンドルーターが自宅内は1Gbpsまでしか対応していなかったり、接続されるテレビやスマホの無線Wi-Fi規格がWi-Fi6/6E(IEEE 802.11ax)対応で無い場合は当然ながら速度は出ない。また有線接続の場合は、LANケーブルがカテゴリー6e/6A以上でなければ同様となる。ただそれでも光で200Mbpsしか出ないなんてユーザーの宅内の問題じゃなくプロバイダー側でやらかさないとあり得ない気がする。

 ただし、大量のデータをダウンロードするような状況でなければ、200Mbpsでも十分なのも事実。Netflixなら15Mbps出てれば4K放送が観れるとされているので、速めのADSLやWiMax5GまたはSoftbank Airで十分と言える。


 対戦ゲームの場合は?帯域幅よりもレイテンシ、つまりサーバーに対して送った要求(敵を撃った、という情報)が結果(敵に当たった、という判定)として帰ってくる所要時間が重要になる。光インターネットの方が無線系より短いとされているが、ゲームのサーバーがどこに設置されているかの方がより影響があるので、光インターネットの契約帯域幅が100Mbpsでも10Gbpsでも関係ない。

 これは遠隔治療、医師がバカンス先から手術ロボットを介して手術をする、なんて場合でもレイテンシが重要で、帯域幅は直接関係無い。



 結局、個人が10Gbpsの帯域幅を必要とする状況が見当たらない。

 光インターネットと提供する業者としても、10Gbps対応の設備投資をしてしまえば100Mbpsを安く売る必然性もコスト面のメリットもないので、10Gbps一つを売る方が望ましい。ADSL巻き取り(サービス廃止)か進む中で、オーバースペックながらも10Mbppのサービスだけが売られていくことになりそうだ。無線系のサービスでもスペック的に十分だが、売り方によっては光のほうが安く見えるからなあ。どちらもサービスエリア外の地域では、動画視聴目的ならば衛星インターネットサービス(Starlinkなど)でも十分な帯域幅が確保できる。レイテンシは300msとされているので、ZOOMでは若干の支障、対戦ゲームは困難だろうが、これらが必要ではない一般の人にとっては無線系サービスでも十分なのだから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ