入学式。①
第2話です♪♪
「第14回星山中学校入学式」
中学校に着いた私と莉紗は、掲示板あたりにたくさんの新入生が集まっているのを見て、行ってみることに。
「私B組だぁー」
「え!私もーー! 」
「俺C組だったー」
そんな会話があちこちから聞こえてくる。
どうやらあの掲示板は自分たちのクラスが書かれているみたい。
「うーん…人がいっぱいで見えないよぉー」
莉紗が一生懸命自分の名前を探している。
私も探してみようかなー。
「あ!あった!A組かー」
私の苗字は、「あいかわ」で「あ」から始まるから、出席番号が1番でだいぶ上の方に名前が書かれていたからすぐ目についた。
「え!まじ!?えーと、私は…」
莉紗は背伸びしながらもう一度頑張って探している。
「A組だ!!!」
「まじ!同じクラスだー!よかったぁ!」
新しい友達を作るのは不安だったから、同じクラスに莉紗がいるのはめちゃくちゃ安心する〜。
「やば!もう時間じゃん!」
私たちは走って教室へ向かった。教室がどこだかイマイチ分からなかったが、周りの新入生たちについて行ったり、優しい先生方が教えてくれて、無事教室まで辿り着くことができた。
教室では、入学式の入場や退場などの簡単な説明をしてもらい、その後みんなで体育館へ向かった。
入学式が始まり、体育館の中へ入場した。
入場中には音楽がかかっている。最近流行っている明るい曲だ。
ふと、横をチラッと見てみると、その音楽は中学生の先輩たちが演奏している。
私は、正直驚いた。この入学式のために、練習して、会場で生演奏までしてくれる先輩がいるんだ…!
確か…中学校の部活で、「吹奏楽部」って言うんだっけ?
学校説明会のときの、部活紹介で聞いた部活を思い出した。
初めて吹奏楽部の演奏を聞いたが、私はその音色に惹かれてしまった。
第3話お楽しみに♪♪