8·ギフト
過大評価では決して、ありません
本当に、ただの妄想です、私の。
断じて、ストーカーではないっ!!
別にリアルで"どうこう"する訳じゃないです!
京都……
そこに居た?、あったのは石だった。
「おまえも"リスナ様"に牽かれた口か…だな」
…………
神社……と……いうより、小さなほこら?……か。
その奥の台座……。粗末な台にその"石"はあった。
「ケンちゃん久しぶりね、元気してた!」
「母上、お久しぶりでございます」
アヴァリスナス(仮)様は、その石と会話??挨拶を交わして……。その、これまでとこれから?の、話しを……。
※ アヴァリスナスの意味は、ある民族言でさち。
幸、幸せとか幸福です。
「あっ!ごめんねタエちゃん、いま紹介するね」
と、リス様が話す
私をリスナ様は"石"に紹介する。石に!?紹介され……るの!!
ヤバい!、なれた……もう慣れたはずなのに……。
そう……私は我に返り
「あぁぁその~……タエです……」
んんん………。
だって相手"石"だもん!!そりゃぁ普通の石よりワインレッド?……かな……。チャゲあ×……違うか。
でもねぇぇ~~……
「おまえも"リスナ様"に牽かれた口だな」
あえ!?リスナ様か。よし!私もリスナ様と言おう!
と"石"に言い返された。
もしかしたら此処、社ってのかも……
"リスナ様"に牽かれた口。確かにそう……か
◆
なぜ??どうしたら?
私の、私に過去の私の記憶が……映し出される
リスナ様の心の中、見えたとしたら……と。
その窓から"こちら側の世界"を眺めたら、少しは私変われるかも……。
誰かが??なにかに書いていた。
「巨人の肩から眺めたら、その巨人よりもより多くを見渡せる……」
だったかな……。
彼女、好きになれば好きになるほど、闇の中とも知れない淡い光のなか迷い込んで……。
手をひかれて……ここまで来てしまいました。
虹色に輝くような、この星へ……。
※ Libra様、"テラ"←お借りします。
彼女はいつも迎えに来てくれるの。
「……迎えに行くから」。「……そこにいたの!」。
私の?……砕け散ったその……破片を、リスナ様はすくいあげるの……。
私だけではない……だれの破片も……。
誰かが泣いていれば、その側に……
「嫌なこと、そうでないこと、十人十色かしら」
そう……言ってくれてた。
ーーー
いつの夜も、あの夜もそう……。
私は反省しない、しなかった。
些細なこと、些細なことと違いに足をとられて
またしても私は
「全額スっちまった」……。
文無になっても、そうして解る事もなく、もう後は無い?……のに
あの時、それでも手をひいてくれたの、迎え入れてくれたのは……。
ーーー
SACHI様だった。
ギフト。それが……のギフト。