表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/47

31·全ては……のために。

 お母さんでした。本当に??私、淡雪は思う。


 あれから、京都跡からお母さんに連れられて此処に来ました。だけど何処でしょう……此処は?


 ニャンコやワンコ、モモンガちゃんなんかもいます……たくさん。


 そして此処、なんて言うか大草原の小さな家、みたいな。小さな家は無いんだけれども、その代わり??に何か、宮殿みたいなのが……あります。


 そしてお母さんの色、瞳の色……。


 お母さんは元は純粋な日本人、女性。なのに今のお母さんの瞳の色は(アカ)、何故に??


 今、お母さんは私の隣にいます。ベンチに座って私に並んで微笑み、います。モフモフ達を眺めるお母さん。


 だから聞いてみます。


 「お母さん、本当にお母さんがしたの??壊したの?」

 ドキドキ!!違うと、本当は違うと言ってほしい、私は。


 「ん??どうしたの淡雪」

 お母さん。


 お母さんの目尻は下がり、本当に穏やかでホワホワして、だけど……その瞳の奥が、私にはわからなくて?。


 少しの間、沈黙の後。


 「人間なんて要らないじゃない」


 お母さん!!

 私の耳がおかしく、壊れてしまったの??


 「おっ!!お母さん。私……」私……

 もう1度、聞いていいのか?


 そしてお母さんは


 「ん??淡雪、ごめんなさい、簡潔すぎたわね。そうねぇ~、淡雪ならきっと理解、わかってくれるわね」

(そう言ったお母さんの顔は優しくて、それが、いつもどうりなのが妙に不思議と奇妙と思えない私がそこにいて)


 だから


 「お母さん、5000年前に何があったのですか?」


 多分、話しはそれ以前からなのだろうけども、だけどそこからでも良いと思って。


 それから、また少しの沈黙の後、お母さんは


 「YouTubeでね」……


 ーーー



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ