17·room
不器用な作り方ですが……
其処は懐かしい感じのする部屋でした
壁に掛けられたカレンダーには1986年07月27となっっていた。
男の子、ん?女の子の部屋かな。
部屋の中央よりやや奥に机がある。子供の机?小学生が使うようなデスクがあって、その横に掛けられたランドセルに名前が、名前が書いてある……。
こ、古籍マキ。古籍マキちゃんが'その'この部屋の持ち主なのかな。
それから……。
写真がある。机の横の棚、ラックボックスの上に写真立てに入った家族、マキちゃんとその家族との写真があった。
写真の中央には男の人。マキちゃんのお父さんかな、それと女の人はお母さんか、お母さんの左側の女の子、5つくらいかな、これがマキちゃんかな。
右側の人……黒のマジックインキで消され、塗り潰されている……どうして……かな?
ガチャン!♪
ん?どこかドアが開く音。
今の私は……どう見ても不信者、不法侵入者ね。
カチャリ!♪私、今私モミジが居るこの部屋のドアが開く。
そこに写真で見た女の子。その女の子を少し、ほんの少しだけ成長させた姿の女の子が現れ「は!」と息を飲み驚き、キョトンとした。している。
マキちゃん……かな。
部屋の中はシンと静まり返っている。
「マキちゃん、で、良いかな?」
初めに言ったのは私。本当に可愛い女の子、髪の毛は2つに分けて括って後にツインテールと呼ばれる髪型なの。背の丈は130強ってところね。
私は少しマキちゃんの返事を待つ。
「お姉ちゃん、誰?」
マキちゃんは恐るオソル……。
私、私は……私は……誰か??
それをまだ言えない。が
確かに私の名前はモミジ。それだけ。それでもこの話はまだマキちゃんにも誰にも言えない。
嘘をつくのは本心、私の本心じゃないけど……。
「マコの姉、マコのお姉ちゃんよ。マキちゃんマコの友達だよね!」
マコ、前情報からの決まっていた事私はを言った。
マコちゃんはマキちゃんの友達だという事、それで今はそのマコちゃんは近く、マキちゃんの近くにいないこ事。引っ越して行って間もないらしい。
マキちゃんとマコちゃん、イニシャルが似てるのは偶然かな?。
このお話しは繋がって行きます
山田 タクミ様、ありがとうございます




