お便り
俺「頭空っぽファンタジーとは言ったが、新世界を見せてくれた、偉大な人々です」
《座標詐称》「おぅ。保身に走り過ぎて、誰からも叩かれろ」
《内演算》「んな訳ないだろ?こんな底辺に構うアンチが居てたまるかってんだ」
《物体変化》「侮る事なかれ。随分とテンションの高いアンチは見境無しだ」
《自動攻渉》「粗探しが正義だもんな。俺の出番とか特に」
一同「「「いやお前は"そういうネタ枠"だろ」」」
《自動攻渉》「解せぬ」
「サイフィ様。ゼノム殿よりお手紙が届いております」
「ほぉ……よくも届かせたものだ」
「人型の下僕が持ってきた模様です」
「さて、内容は」
__親愛なるサイフィへ。
この手紙を読んでいる時、どこでナニの後でしょう。
「早速のド下。全く……異世界に来て、高等教育を過ごさないと、礼儀等を忘れるというジンクスは守らなくていいから。日本語なのはありがたいけどぉ!」
__私は、教えられた先の大陸に着きました。
「文明があったか……進み具合は書いてあるかな」
__そして、獣人の娘がストライクゾーンどころか、ハートを石破した上に天元までも突破し第六天がラブコメのハーレム王を実行するレベルだったので、手を出してしまいました。
「要らない比喩のはずなのになぁ……理解出来る自分が悔しい」
(低俗なものへの理解までされるとは……底が見えない)
__獣人の王族であった事が発覚。余計な荒波を立てぬよう、大人しく捕まりました。この手紙も看守の目を盗んで書いています。
「目潰しした上で、気付かせない訳でない事を祈る」
__まず、この大陸に入るには防御結界を越えなければなりません。現地民の遭難者を使い私は入れましたが、貴公が来ようとする場合、無理矢理な事をする必要が出るので戦争まっしぐらです。来訪はオススメしません。
「ふむ……結界すり抜けの開発でもするか……が班規模でしか駄目だな。魔法技術が上過ぎるし戦争だと確実に負ける。戦い続けるには、永久に引き分けでなければな」
__手前に獣人の隠蔽の為か、人間の街があります。恐らくは沿岸沿い全てでしょう。見張りは気が緩んでいたのか楽勝でしたが。
「外からの隠蔽……他の星か」
「星……ですか」
「あぁ、天に輝かない星にこそ生命がある。輝いてる方に生命体が居たら、俺とゼノム以外は負けが確定だろうな」
__そして抜ければ極寒です。耐寒装備や食料をお忘れなく。魔物……野生生物も居ますので食料や、寝床を盗られないように。
「うん……具体的に、こんな魔物って説明書け」
__独房に入れられましたが、ここは天国です。理想郷です。幻想__
「お前はどんな所で生活してたんだ??」
__何故なら、囚人食として和食も提供されたからです。
「くぁwせdrftgyふじこlp」
「どうされました?!」
「……忘れろ。いいな」
「はっ!」
__味が劣化だとかでもなく、本当に和食です。白米、煮魚、漬物、豆腐……汁物はコーンスープと味噌汁のランダムです。ざまぁ、国家主権で望みの飯食えない皇帝ざまぁ。
「おい。手頃な丸太を持ってこい」
「了解」
__初日の夕飯で確信しました運命だと。先の少女はこの幸福も私へ届ける為の、天からの御使いだったのだと。翌朝は匂いが拘留所を包みました。獣人のほとんどがマスクを着用しましたが、私は匂いを肺……空気を入れれる場所、全てに入れました。カレーだからです。
「お持ちいたしました」
「ご苦労」
ベキベギベリ
「掃除をさせておけ」
「はぃ!」
__その後は飯の度に、看守のドーベルマン頭や向かいの囚人の二足歩行になっただけコーギーに、ドン引きされながら食べています。
「そりゃ引くわ。食事の時だけ活発に動き、咽び泣く囚人とか」
__看守やぶちこまれる囚人から、重罪の所に入れられていること、獣人の獣度の幅が広い事が分かります。また私の場合のみ、脱走が容易です。僅かな隙間と時間を見つけて、この都市全てに体を伸ばす事にも成功。あっ、裏街道の一部が、摘発されて証拠隠滅の為に発破されたので、92%です。
「情報収集の場がおかしい……そこまで伸ばしてんなら普通に集会所とかでえぇやん……」
__向かいや看守の習性、天使の行方を追うだけで、この一週間が潰れました。ナニココスゲエ。
「……絶対これ途中で手紙書いてるの忘れてるやつだ」
__出ろと言われました。あぁ処刑されないといいな、俺の種族にも対応して来そうだし。天使も気になる。
ゼノムより
P.S リヨン見つけた?嫌な予感するけど
「獣娘から天使へのチェンジェ………奴の行方は?」
「北東にらしき人物が行ったと言うのが、時間的に最後です」
「そうか……あそこは紛れやすいからな。深追いも干渉になる」
「打ち切りでしょうか」
「大捜索としてはな。地道にやれ」
「そのように」
追記:邪神の野郎!消しやがったな!?




