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全天録  作者: AX-02
第一章 朝
31/261

会合

クソみたいな台詞が多いと思います。


 俺は黒服に連れられ、遠目から見てた城に入る。白、赤、青、黒の4色で構成された内装だ。見せ鎧や見せ武器が飾られている。武勇の国らしさがある。

 

 待合室に通された。誰が来るのだろうか、もしかして同類なのか…想像して落ち着きがなくなる。

 黒服が薄ら笑いを浮かべる。簡単に始末出来ると思ってるだろう。緊張しやすいということは、焦りや解放感にも同じ事が言えるからだ。陰に生きる者にとってカモでしかない。


 紛らわそうと部屋の調度品を観察する。


[パチモン、パチモン、パチモン、これはガチ、これは場合による、パチモン………]


 鑑定士が居たせいで全然紛れなかった。パチモンが混ざる確率が高いようだ。面子等の為に分かってても、買わないといけない時が多かったのだろう。


 おおよそ20分後に。


「御待たせいたしました。サイフィ・ヴァル・アム=ハスター様が入室されます」


 やっと当人が来たよう。恐らく皇帝が来るのだろう、全員が最敬礼をしている事から察する。一応、席から立ち。


「待たせたな。座って話そうじゃないか」


 やはりイケメンか。そんな若い男が見えた瞬間に礼をする。顔を上げろのハンドサインが出たのか、俺以外の顔が上がったのを見てから俺も上げる。


「ここから先は砕ける。それと機密だ。裏で待機しろ」


 彼がそう言うと人の動く気配がする。流石は暗部、普通に《空間覇握》を抜けて来る。遠隔で《錬成》した段差も音を立てずに躓き、カバーした。


「早速か。野生気味だとそうなるのね」


 笑いながら彼は、予想が当たった事を告げた。いつの間にか、俺の生活風景を見られていたようだ。

 笑いから覚めた彼は質問をしてきた。


「そちらの名前は?」

「ゼノム・ルマ=アウゴだ」

「こっちのじゃない」


 お前だったのかデザイナーは。いやそれはどうでもいい。どうやって気付いた。


「上木 悟。元21歳。こっちじゃ1歳未満だ」

「ほぇ~~。俺は伊東 譲治。元14歳。こっちでは23だったかな」


 年下のような年上だった。間髪を入れずに質問を投げ掛ける。


「一体、何時から見てた?」


 知らぬ内に監視若しくは、盗聴されていたとなれば大問題だ。《内演算》が放置しているという大問題が発生する。


「これを使ったのさ」


 そう言って彼は水晶を取り出した。そして魔力を注ぐと。


『ピーーピーピ』


 鳥の鳴き声と空の視点が流れる。成る程、自然生物憑依か。高度な技術を持っている事の証明となる。


「これお前だけ?」

「そう。他人の視点になる感覚が掴めなかったり、不快だったりで俺だけ」

「皆使えたら絶対ヤバいだろ……蚊とGを絶滅に追い込むか」

「虫使いのキモさがよく分かったよ……」


 方法が分かった上に、同じ境遇、同類と判明した為に。


「お前もショックを受けただろ? まさか亜人種なしの異世界があるとは」

「マジでそれ。どんだけ要素削る気だよ。魔物に名付けしても人型は低確率だし、子孫残せないし」

「うっそん………残せないの………」

「別種だから………遺伝子の禁忌っぷりに嗤うしかなかったなぁ………」

「一人やっちまったよ…どうすりゃいい?」

「望み通りにしてやるべきだろ。自分の代で終わるんだからな……」


 亜人種についての話で盛り上がろうとしたら、しんみりしてしまった。巻き返しを図らねばならない。種族については触れないとなると。





 

 魔法理論とスキル理論については大きく盛り上がった。どの創作物が一番近いのかは白熱し、結論は出なかったがそれも良い。


「それでだな。頼みたい事がある」


 一段落ついたところで、依頼のようだ。一体なんだろうか。


「どんなん?」

「反逆気味の貴族(やつ)が居て。色々してきたのを全部返り討ちにしたら、他のところで名を上げようとして、矛先、グーバスに向けられてて」


 まぁ当然だな。直接や単団が無理なら堀を埋めてから、連合で攻める等の手段を取るだろう。


「で、色々あって公でも裏でも動かせないと……力こそが正義なのでは?」

帝都(ここ)が一番人も魔物も平均が高いからねぇ……俺がいなくなったら荒れそうだし、裏も表があるから遠出しにくいし………」

「だから俺か………後で勇気の切断する予定?」


 裏切り予想をしたら、首を横に振る反応が返ってくる。目は泳いでない、心拍の変動もあり得る程度だ。嘘だったら相当慣れていると思う仕草だ。


「報酬を聞こう。それからだ」


 報酬が未定な仕事はしたくない。時給でも表示してくれるならありがた。


「実は亜人種はこの星に居てな」

「よ~し地図を出せ。その一家断絶でいいか?」

[うわ。キモ キモ キモ キモ]


 スキルさえドン引きする理由と早さで、依頼契約が成立した。

 理想の生活への道を教えられたら、飛び付くのは当たり前だ。うん、絶対これ詐欺られるタイプの人だ。


「やめて。一人嫁に欲しいから」

「ふはは。性欲に正直だなえぇ?」

「愛に正直への訂正を求む!」


 その後はギャーギャーとした言い合い。依頼詳細。そして新旧の食事の話だ。


「パインサラダ」

「フラグ的な方かい? 俺は嫌いだったが」

「やっぱ割れるよなーうん。長所が短所だし」

「いや、俺は長所を感じずに短所しか見えなかった」

「そうか……とはいえやっぱり足りないのは」

「「[米]」」


 意志が一つになる。既知で見つからない物への固執は高いのだ。

詳細は次回。


嫁がまた延期したって?言ったじゃないか。

(帝国の)次のイベントで出すって。

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