表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
全天録  作者: AX-02
第一章 朝
3/261

今の僕には理解できない

チートやガールズラブまでは遠い……

 巨大ムカデの死骸を前に、能力等を調べ終えた俺は、次の方法を試す。


(物を触って……イメージを固めて……)


 これまでの調べ方は自身のみの方法であり、生え外套以外は物に触れていない。………気にしないでいたが全裸でもあった。

 読んでいた作品の多くは、魔法や異能の扱い方の初歩としてイメージを固める事が教えられていた。スポーツや会場つくりにも通じ、求められる。

 要するにしたい事は明確にすべきということだ。

 外殻に触れると金属のような感触がした。それから想像するのは、太股まで覆う鉄の靴。すると何かを手先に纏う気がし。外殻が曲がり始めた。


「よっしっ」


 気分が回復してきたのだろうか、テンションが上がり声が漏れる。

 今、自分が何か現実離れした事をしている。夢を叶えている。そんな実感が沸いた。

 形を整え鉄靴が出来た。早速、装備をしてみる。


「大きかったか~」


 サイズを間違え装飾もないが満足感に包まれる。履いたまま鉄靴に触れ、修正をしようと意識する。

 7度の修正を終え、次に肘までの籠手を作ろうと別の外殻に触れる。さっきと同じようにして完成。今度は一発成功のようだ。


「これだよ……これを着たかった…」


 俺は静かに感動し震えていた。とあるゲームでの見た目として、最強と思っていた装備の仕方を実際にしいてる。飾り気は全くないがそれでも。


「たまらん」


 実用性はフルアーマーに比べれば全然ないが、足元と出した腕は守れそうだ。


「……フフフ」


 何かを感知しほくそ笑む。なんて都合よく来るのだろう。さぁ打ち砕かれるがいい。そんな事を思い、感知の方向を見る。


ブブブブブブ


 と音がする。今度は飛行しているようだ。高く飛ばれていると厄介だろうが、遠距離攻撃がなければ低空になったところを握り潰して、トドメとする。そんなプランを立てていたが……。


(あっ、速い)


 音により移動速度を大体察した。人間では対処が無理だろうと。先制攻撃しかないだろうと。そしてそれは来た。

 二匹の見覚えのありそうな虫だった。見えた瞬間に飛び掛かり。


ザシュッザシュ


「は?」


 外套が刃となり二匹を縦に両断。虫が地に落ちたのと同時に刃は外套になり背に戻る。


「……」


 俺は黙り硬直する。今のが全く意識せずに起きた現象だったからだ。思考が出来ずに時が経つ。

 20秒程してから思考が始まる。


(完全に自動で発動したなこれ。手動でも行けるか?)


 物は試しと拳を突きながら、外套へ指令を出す。


ジャキン


 槍の形状で突きを放ち戻った。


(戻れとはいってないんだけどなぁ……やはり異能。よく分からん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ