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全天録  作者: AX-02
第一章 朝
26/261

不能

俺「文字の位置修正しなきゃ……それより毎日投稿しなきゃ、途中とか舐めてる……1話5000文字にならなきゃ……」


《内演算》[なんて末路だ]


(どうすりゃええねん………)


 俺は頭を悩ませている。問題が多くなってしまったからだ。

 さっき飛んだ時に見えた、拠点から情報が回り強者が現れるのだろう。更に言えばAランクを遇っているので、より上の化け物が来る可能性が高い。


『逃げるなら今の内だぞ』


 戦闘しながらグームに言われた。

 挑発にも聞こえるが、逃げて欲しいのだろう。組まれた討伐隊が送り込まれ、森への被害があるのだから。


[攻撃のターンを渡さず、一撃必殺]


 森への被害は防げる。SとかEXの討伐難度と挑戦者が付きまとうのは……。


 今更か。迎え討つ事に決めた。

 どうせ逃げたところで〈転移〉してくるのだ。だったら追う気を削いでおいた方が良い。


「ふっ………逃げる訳がないだろう、追いを止めてやる」

『……そうか……』


 グームが残念そうな表情を見せる。


 俺は魔物判定なんだ。話が通ると思われて、討伐対象に指定されてない____。


「お前とは違うからな」


 かなり冷たい言葉を使う。人間として扱われない現状を考え始めて、心が凍りついたからだろう。それに気付いて。


(はっ……適応力ないな………)


 自虐的になる。

 作品だとホイホイ慣れてたのだが、創作だからだったのだ。自分に降りかかると現実(まえ)と変わらない。


 時間が長引いたからか、グームが溜め技の発動に入る。


 彼の技を知らない俺は、期待して防御形態に入る。前の時は、溜める暇を与えなかったからだ。

 焔の旋風、真空波に熱を付与、熱気圧……と想像を膨らませる。


 グームの足が埋まるのを見た。


[エンチャントタックルの可能性、大]


 俺は腕を硬化した上に、少し柔らかい金属な《物体変化》を纏う。《座標詐称》はバレているので、使えない。純粋に見計らうしかないのだ。




 足の脱力と《物体変化》の解除で誘い合い。


ズド


 爆音と共にグームが視界から消えた。

 出来た事は、裏拳を縦に置くことだけだった俺は。








[ま、クリーンヒットなんですけどね]


 《内演算》の勝ちだった事に悔しさを覚える。

 ヒットしたであろう鼻……頭部が原型を留め、呼吸と心拍のあるグームに安心する。


(あれ結局、秒速どのくらいなんだ?)

[実に良い、粒の実験だったな]


 質問への答えがあやふやだし、その実験をこの体格でやったら多分、地軸が360°動く威力が出るだろう。冗談…そうあって欲しい。


 気絶しているグームを木陰に置き、なるべく被害範囲が小さい戦法を考える。

 魔法はまず却下。威力と範囲のむらが酷いから、禁止でもいいだろう。《物体変化》による多武器も駄目。弾かれるのが目に見えている。地面からの攻撃や逃走は伝わっていると予測し、使えない。投石等なしの白兵戦になる。


 不安だ。相手の装備といい、スキルといい、不明点が多い。ナビゲーターがいない異世界は、スキル詳細なんて言わない。


[私はナビゲーター………決められた台詞を……]


 《内演算》が声優暴走級ゲームの話をし始めるがスルー。

 腕と足を硬質化し、魔力を練り上げる気で、太極拳のような動きをする。絶対違うとは思うが続ける。


「不思議です……力が絞られて行きます……」


 いつの間にかデュラムも参加しており、拳法の素晴らしさに感動したような、感想を言った。

 このまま広めた後に還れたら、正式な方々に土下座して回ろう。そして修正も頼もう。そう考えた。


 [23:17]満天に星が浮かび、虫と風の音、時折の遠吠え、残るは俺らの動き。そんな時間になっても、部隊は来なかった。


(いやいやいや可笑しい。討伐対象じゃないの俺?

もしかして彼らはただ肉片調査に来ていただけで、戦闘能力はなかったとかか……それでデュラムを討伐可能?それはヤバい。俺の負担が大きくなる事間違いなし。

しかしそれだけでは遅れる理由にはならない。むしろ弱いからさっさと……まさか……〈転移〉なし?

術の発動のために龍王の魂を燃やすからとか、安定感皆無でミスったら亜空間追放になるからとかではなく……本当にない可能性が…。

そういえば第一異世界人グループの方々のは、ワープらしさが全然なかった。したとして、風と同化するか存在する座標から書き換えたかしかない)


 刺激がなくなった。動画を見るにも飽きが来ている、既存な上に記憶にあるものからしか見れないのだ。反復して同じ動画を見るはめになり、自然に暗記してしまうのも一興かもしれないが、覚えがある作品を延々と眺めるのは辛いのだ。


 適当なものを食べ《物体変化》寝袋を準備する。テントや部屋だとしまう時間があるので、隙を見せない事を考えた結果だ。

デュラムも同じく寝袋だ。「同じものは……」と反応したので、自分のには凝った刺繍をした。


 普通に寝て[2:57]に目が覚めた。刺客なしのようだ。ぬるま湯に使っている気がする。


[-273℃の極寒か一兆℃の火球でもくらえ]


 極端過ぎる回答をもらった。しかし本当に遅い気がする。〈転移〉もそうだが〈夜目〉もないのか?


 [7:16]本当に普通に朝を迎えた。考えが読めない恐怖を感じてる。

 ならばと上に跳躍して、拠点を見て。


「殺意が高い!!」


 と叫び、幾人かと目を合わせながら落下。着地を忘れて腰まで埋まった。


「それほどまでの手加減を……流石です」


 違う、そうじゃない。

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