交流
人種として認められてないからセーフだな(キリッ
正妻まで果てしない
チートを早める訳にはいかない
百合も咲かせたい
やっぱ書くの難しいね
(ってことは〈ボア〉も同じくらいの速さと持久力か。ゾッとするな)
自分の速さ、同時に何に追われていたのかが分かり悪寒が走る。
振り返って、自分が通った場所を見る。地図の書き換えが必要なレベルで、地形が変わった様子はない。セーフではあるが。
(物理さんは仕事してないね)
走るには地面を踏まなければならない。時速3000kmの脚力で……。それでへこみすら見えないのだ。
仕事していない……もしくは辞められたのだろう。
(方角ズレたなぁ。ただ一面の作物を見たいだけなのに)
東を目指していたはずなのに、北東へ行ってしまう。
駄目だ。これでは前世界から何も変化していない。
異世界でやり直せる……確かに感情呼応物質が、一般化されている(まだ見てないけど)世界の方が一人で出来る事が多く、やりがいがあるだろう。
しかし、そこの最初。記憶保持転生や転移では、何も変化していない自分があるだけ。その後は、どう転ぶか分からない。
ただ……大して変わりがないのはどうかと。
[鬱? 取り敢えず寝れ]
《内演算》に言われて就寝準備をする。
《物体変化》の成長は素晴らしく、今では六畳程にベッド、15インチのモニター、萌えイラストアナログ時計が置かれた部屋を作れる。
時計は《内演算》が勝手に作ったものだ。
こっちも一日は24時間のようだったので、時計あると便利かなー?と考えた翌日から置かれたから推察。
イラストはセンスに溢れ、俺の欲望も押さえてある。
モニターは、電気が流れている訳ではなく雰囲気の為のものだ。
目を閉じて動画を見るよりは、モニターに接続されて見た方が良い。
本日は龍玉の物語だ。少年の多くを掴んだ作品は、のめり込ませ、気が付けば[2:15]を指していた。
寝る前のちょっとだけ…も相変わらずだがポジティブにいこう。逆に考え。
[寝ろ]
(はい)
_______________________________________
「失礼しま~す」
声で目が覚める。体を動かそうとするが動かない。
「外と心が合わない?! どうしよ!!」
この状況でなければ、狂喜したであろう可愛らしい声がした。しかも複数人のような足音がする。強盗ですかな?で、外となかって何ぞ?てか服脱がされてね?主に下半身が涼しいんだけど。
脱がされているだと……確か魔物の内に……。
「大丈夫。そういう時にはね、ここをこうして……」
盛り上がった感覚がする。流石は魔法世界……塔の再建もお手の物……!
[種族特定。夢魔です]
夢魔-亜人種と混同する場合もある存在。
性欲を満たす体つきで精気を吸う、というのは部分的。
相手が夢を見る状態でないと駄目なのだ。本来の姿は醜い体であり、恐らく人、ヒトとも言えない位。それを隠すために幻を扱う。しかしレベルは低いので、現実とがあやふやな夢の中にのみ現れる。
書庫の図鑑でも、生息地不定の魔物として乗っていたが……。
「凄い……滾ってる……」
「そらっ! そうだよっ!」
「あれ~? 喋れるの?」
「ふふ。抵抗はしてないから、心配はないわ」
無性だった反動か、爆発的なエネルギーが生成されているようだ。
ヤバい……起きた時の体力、魔力、精神力が三桁数値で言えば、一桁になりそうな気がする。逃げる気はないがそれは避けたい。
一人が馬乗りになり、二人が腕に寝そべる。
抱き締められないのは辛いので、夢を曲げようと集中…。
「だ~め」
指で弾かれ集中が切れる。仕方ない、彼女らに任せよう。私はまな板の鯉。
馬乗りの娘がクリアに見えてくる。気を使わせたようだ。もしかすると心の声が、駄々漏れになっているやも。
くっきりと見えた。栗色ショート、17歳の美少女、面積がアレな下着。
…………分かってる……どういうのが喜ぶのか…分かってる……よく!
「すいません。初めてなので拘束気味になって……」
「っ?!」
二律背反のような存在が相手とは………。本来の姿が醜いなんて考え方は放棄した。
「最高だぜっ!」
_______________________________________
朝日が昇り、時間は[8:00]を指していた。夢は体感時間が非常に長く、二時間ぐらいしか寝れてない気がする。
起き上がり、股を触る。
(《内演算》。収容までどれくらいかかる?)
[14時間]
そうか、と返事をしつつ時計を見る。
イラストが変わっていた。あの娘達は可愛いから問題ないね。
寝具を片付けた俺は、ズレを直す為に東南へ向かう。
-その足取りは過去最軽だった-
〈ボア・ソニック〉
ボア系統の中で恐れられ嫌われる存在。
見つけた獲物を殺るまで走り続け、同種が追う姿を見ると横取りを狙うように、殺るまで走り続ける。
意識の外や死角より現れ、撥ね飛ばされるので恐れられる。
勇者と邪龍の決戦に現れて、乱したので、協力して絶滅に追い込んだ。
その後の再戦で勇者が勝つも。
「生まれた瞬間に殺ってやるよ!クソシシ!!」
と、ある種の闇に落ちるくらいに、嫌われる伝説を残している。




