これは……陰謀…?
前話のラスト変えますね
それは創世や神々の移ろいを示した本で〈干渉結果〉というタイトルだった。内容は___
始めは極められた無に、ただ一つの有があった。有に我はない。
途方もない時間を過ごした後に、有に我が芽生えた。瞬間、世界に時や空が産まれた。
有がそれらに触れると、存在が産まれた。有はしばらく触れ、産み続けた。
触れるのを止めた有は何処かへ消えた。
最初に産まれた存在はすぐに我を獲得し、周りの体を起こして回った。
その後、彼らは【会話】をした。誰が最初に起きたのか、どんな【力】を持つのか____
存在が最初の者となった。存在を含めた者達は【初降神】という呼びになった。
彼らは、【会話】を重ね、互いの型を取り何かを作る事にした__それが日となり、闇となり、生命となり、風と__
彼らは近くに創り過ぎたので、遠くへの空きを求めて空間を駆けた。
そして有を見つけた。彼らは【創った覚えのないもの】に、戸惑った。最初の者は「動いたせいで創られた」と【嘘】をついた。
一柱を除く全てが納得した_四番目に目覚めし者__癒の者以外が。
癒の者だけが、最初の者の【嘘】を見抜いたのだ。
しかし癒の者は、それを咎めるのではなく、有を引き取ると主張した。更にここに一柱残るとも。
最初の者たちは、首を傾げたがすぐに了承した。
有とその後に見つけた【創った覚えのないもの】は【次継神】とすることを条件に。
癒の者が有を眺め続けて、4000年はたったであろう時。有が目覚めた。
有は癒の者を抱き寄せ、彼女の全てを【愛】した。
癒の者は有に、自身の存在と権威の維持を求めた。有はそれを受け入れた__
そこからは【三創神】による実力主義、有の万能性、最初の者による宣戦布告とその断罪、著者による【】内への考察が書かれていた。
宗教本であり考察本であるようなそれは、突如として消えた。
誰かが取っていった訳がない。もし取ったとして、魔力を完全に隠蔽した上での、転移系統だと思われる。
[あれへの考えを止め、他の本を読む。を推奨]
………確かにそうだ。明らかに実力の上の事を考えても仕方ない。気を切り替えて、読み始めた。
閉館らしいので出る。夕日に照されながら俺は、その辺にあった段差に座り。
「勘弁してくれよ……妄想全部できると思ってたのに……」
と呟いた。
最初は信じられず、棚を回った。人にも聞いたが、知らないとかあり得ない、という反応だらけだった。
魔法や異能が使えた俺は、次の段階を考えていた。決して前世界ではやれないこと。
亜人種……正確に言えば……他生物のパーツを付けたような人種とのあれこれである。それは甘美なものになるはずだった。というより脳内に妻すら出来ていた。
見事に打ち砕かれた。どれを読んでも。
絶滅、あるいは一人残らず神域へと至った、と書かれダウン。
龍、巨人、吸血鬼等の最上位モンスターとなるべき種族もそうなっていたので、更にダウン。
人から避けられ始めたので、虚無ったところで閉館だ。
[………自殺、ダメ。絶対]
《内演算》さんすら呆れたようである。そういえば亜人種について衝撃を受け狂人になってる間、こいつは何も言わなかった。
恐らくドン引きしていたのだ。俺だって多分そうなる。




